
Samsung V-NAND採用SSD 850 EVOシリーズに大容量4TBモデル「MZ-75E4T0B/IT」登場
Samsungの内蔵型2.5インチSATA接続対応「SSD 850 EVO」シリーズに大容量4TBモデル「MZ-75E4T0B/IT」が追加ラインナップ、2016年12月24日(土)より販売を開始した。 シリーズ過去最大容量タイプでエンドユーザー向けのリテールボックス品。
Samsung V-NAND採用「SSD 850 EVO」シリーズにシリーズ最大容量4TBモデル登場

SAMSUNG SSD 850 EVO 「MZ-75E4T0B/IT」は自社製の多層型3D NAND技術「V-NAND」を採用することで大容量4TBを実現した2.5インチ7mm内蔵型のSATA3.0対応SSD(Solid State Drive)。

主なスペックは、2.5インチSATA(6Gb/s) 対応、容量4TB、フラッシュは自社製2bit MLC方式のV-NANDを採用、キャッシュはLPDDR3 4GB、コントローラーは自社製でシーケンシャルリード最大 540MB/sec、ランダムリード最大98,000IOPS、シーケンシャルライト最大520MB/sec、ランダムライト最大90,000IOPS。 消費電力はアイドル時が0.7W、動作時最大で3.6W、MTBF(MTTF)は150万時間、総書込みバイト量(Total Byte Written)は300TBなど。


サイズは2.5インチ厚み7mmタイプ(寸法:100x69.85x6.8mm)で、保証期間は限定5年。 ドライブ本体の他にSamsung Software & マニュアル CD-ROM、取付ガイド、保証規定などが付属する。

SSD 850 EVOはNAND、コントローラー、DRAMキャッシュ、ファームウェアと4つのキーデバイスすべてを自社製で補うトータルコーディネートされた数少ないSSDの1つで、Samsung 2.5インチSATA SSDのフラグシップモデル的な存在でもある。 今回販売を開始した容量4TBの「MZ-75E4T0B/IT」以外にも2TBのMZ-75E2T0B/IT、1TBのMZ-75E1T0B/IT、500GBのMZ-75E500B/IT、250GBのMZ-75E250B/IT、120GBのMZ-75E120B/ITなどニーズに合わせ合計6容量バリエーションモデルがラインナップされている。
ようやくエンドユーザー向けSSDも4TBに突入した訳だが、コスパで考えた場合、新技術の結晶である4TBモデルに当然バリュー感はない。
量産効果による恩恵(低価格化)はまだもう少し先になりそうで、当面はノートやコンパクトタイプなどストレージの内蔵キャパが限られているPCをヘビーに活用するユーザー向けの製品となりそうだ。
保証についての補足として、保証期間もしくはTBW(Total Byte Written=総書込みバイト量)しきい値に到達した日の、いずれか短い期間までの保証となるので留意したい。

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