ASRock「intel 200シリーズ」チップセット搭載KabyLake-S対応マザーボード17モデル比較 - まとめ
ASRockからデスクトップ向け第7世代インテル Coreプロセッサー・ファミリー(KabyLake-S)に対応するインテル200シリーズ3チップセットZ270、H270、B250などを搭載するソケットLGA1151対応マザーボード12モデルが2017年1月6日(金)2:00より販売を開始。 ASRockでは初となる流行りのライティングエフェクト搭載モデルやMini-ITXサイズまでニーズに合ったモデルを横比較で見つけよう。
ASRockからKabyLake-S、Skylake-Sに対応するソケットLGA1151対応マザーボードが登場
ASRockは2017年1月4日(水)にインテル第7世代COREプロセッサー(KabyLake-S)や第6世代COREプロセッサー(Skylake-S)などソケットLGA1151に対応するintel 200シリーズチップセット搭載マザーボード16モデルを発表、そのうち12モデルが1月6日(金) 2:00より販売を開始。
[2月19日追記]先に発表された16モデルに、Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7を加えたASRock 17モデル全てが2017年2月17日時点で出揃った。
1月6日(金)11:00の時点で入荷、販売を確認したASRock200シリーズマザーボードは、ATXタイプから「Z270 Pro4」、「H270 Pro4」、「Z270 Extreme4」、「Z270 Gaming K6」の4モデル、Micro-ATXタイプから「Z270M Pro4」、「H270M Pro4」、「B250M Pro4」、「Z270M Extreme4」、「H270M Performance」、「B250M-HDV」の6モデル、Mini-ITXタイプから「Z270M-ITX/ac」、「H270M-ITX/ac」の2モデルで合計12モデルにのぼり、それぞれZ270、H270、B250チップセットのいずれかが搭載されている。
インテル200シリーズ(Z270、H270、B250)チップセットの機能や性能の違いについては以下のまとめページを参照してもらえれば幸いだ。
未発売モデルを含め16種類とラインナップが多いので下記に基本的な機能や特長などを分類してまとめてみた。
ASRock 200シリーズラインナップ一覧
ASRock 200シリーズマザーボードは安定性、信頼性を重視した「Extreme」、多機能で高性能の「Taichi」、ゲーマー向けにサウンド機能を強化した「Fatal1ty Gaming」、バランス重視の「PRO」、そしてコストパフォーマンス重視の「STANDARD」と、5つのシリーズバリエーションがラインナップされている、これに全部乗せの新代名詞「SuperCarrier」も加わり計6バリエーション展開となった。
取り急ぎここでは発表されているモデル全てを以下にバリエーション別にまとめてみた。
シリーズ/型番 | チップセット | フォームファクタ | Aura LED | PCIe 3.0(x16) | M.2※1 | メモリー | USB3.1Gen2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
PROシリーズ | |||||||
Z270 Pro4 | Z270 | ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4 | なし |
Z270M Pro4 | Z270 | Micro-ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 | 288pin x4 | なし |
H270 Pro4 | H270 | ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4 | なし |
H270M Pro4 | H270 | Micro-ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 | 288pin x4 | なし |
B250 Pro4 | B250 | ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4 | なし |
B250M Pro4 | B250 | Micro-ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 | 288pin x4 | なし |
Extremeシリーズ | |||||||
Z270 Extreme4 | Z270 | ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4 | x2 |
Z270M Extreme4 | Z270 | Micro-ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4 | x2 |
Taichiシリーズ | |||||||
Z270 Taichi | Z270 | ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x2 (Type-E Wifi搭載済) | 288pin x4 | x2 |
SuperCarrierシリーズ | |||||||
Z270 SuperCarrier | Z270 | ATX | あり | x4(4WAY-SLI) | Ultra x3 Type-E x1 | 288pin x4 | x2(Thunderbolt3) |
Fatal1tyシリーズ | |||||||
Fatal1ty Z270 Professional Gaming i7 | Z270 | ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x3 (Type-E Wifi搭載済) | 288pin x4 | x2 |
Z270 Gaming K6 | Z270 | ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4 | x2 |
Z270 Gaming-ITX/ac | Z270 | Mini-ITX | なし | x1 | Ultra x1(Type-E Wifi搭載済) | 288pin x2 | x1 |
H270 Performance | H270 | ATX | あり | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4 | なし |
H270M Performance | H270 | Micro-ATX | あり | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 | 288pin x4 | なし |
STANDARDシリーズ | |||||||
H270M-ITX/ac | H270 | Mini-ITX | なし | x1 | Ultra x1 (Type-E Wifi搭載済) | 288pin x2 | なし |
Z270M-ITX/ac | Z270 | Mini-ITX | なし | x1 | Ultra x1 (Type-E Wifi搭載済) | 288pin x2 | x1 |
B250M-HDV | B250 | Micro-ATX | なし | x1 | Ultra x1 | 288pin x2 | なし |
一見、ラインナップが多すぎて、何を選んだら良いのか混乱してしまいそうだが、新機能のひとつRGBライティングエフェクト「Aura RGB LED」対応や、一部モデルで復活した「PCIスロット」、そして「WiFi機能」の標準搭載、「メモリーソケット数」や「M.2のスロット数」、「USB3.1 Gen2対応」などキー要素をチェックし、それが必要かどうかで切り分けてみるとかなり限定されてくるはずだ。
もし構築したいPCのチップセット(Z270、H270、B250など)と、ボードサイズ(ATX、Micro-ATX、Mini-ITXなどのフォームファクタ)が既に決まっている場合は、以下にフォームファクタやチップセット別でまとめてみているのでそちらもチェックしてみてほしい。
フォームファクタ別カテゴライズ
型番 | モデル数 | 製品名 |
---|---|---|
ATX | 7モデル | Z270 Pro4、H270 Pro4、B250 Pro4、Z270 Extreme4、Z270 Taichi、Z270 Gaming K6、H270 Performance |
Micro-ATX | 6モデル | Z270M Pro4、H270M Pro4、B250M Pro4、Z270M Extreme4、H270M Performance、B250M-HDV |
Mini-ITX | 3モデル | Z270 Gaming-ITX/ac、Z270M-ITX/ac、H270M-ITX/ac |
チップセット別でチェック
Z270チップセット搭載
型番 | シリーズ | チップセット | フォームファクタ | 発光 | PCIe 3.0(x16) | M.2※1 | メモリー | USB3.1Gen2 | ポイント | 価格(2017-1-9※2) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Z270 Pro4 | PRO | Z270 | ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4(Max64GB) | なし | PCIスロット装備 | 税込19,958円 |
Z270M Pro4 | PRO | Z270 | Micro-ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 | 288pin x4(Max64GB) | なし | バランス型 | 税込19,418円 |
Z270M-ITX/ac | STD | Z270 | Mini-ITX | なし | x1 | Ultra x1 Type-E x1(搭載済) | 288pin x2(Max32GB) | x1 | WiFi搭載、コンパクト | 税込21,578円 |
Z270 Extreme4 | Extreme | Z270 | ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4(Max64GB) | x2 | 各種強化、定番 | 税込24,818円 |
Z270M Extreme4 | Extreme | Z270 | Micro-ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4(Max64GB) | x2 | 各種強化、定番 | 税込24,278円 |
Z270 Gaming K6 | Fatal1ty | Z270 | ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4(Max64GB) | x2 | 各種強化、サンブラ | 税込28,944円 |
Z270 Gaming-ITX/ac | Fatal1ty | Z270 | Mini-ITX | なし | x1 | Ultra x1 Type-E x1(搭載済) | 288pin x2(Max32GB) | x1 | コンパクト、ハイスペック | 税込28,944円 |
Z270 Taichi | Taichi | Z270 | ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x2 Type-E x1(搭載済) | 288pin x4(Max64GB) | x2 | デュアルLAN、WiFi、フル機能 | 税込34,970円 |
Z270 Professional Gaming i7 | Fatality | Z270 | ATX | あり | x3(2つはX8、X4動作) | Ultra x3 Type-E x1(搭載済) | 288pin x4(Max64GB) | x2 | デュアルLAN、WiFi、フル機能 | 税込39,938円 |
※1 Ultra M.2搭載スロットの内、1つはSATA/PCIe接続排他利用タイプ、Type-EはWifiモジュール用
※2 価格はアークオンラインストア調べ
太極をモチーフにしコストパフォーマンスとオールラウンド性に優れる「Taichi」シリーズ! 第7世代インテルプロセッサー対応のintel Z270チップセット搭載ATXサイズマザー!カスタマイズ可能なRGB LEDイルミネーション機能、USB3.1 Type-C、32Gb/sの転送速度に対応するPCIe 3.0 x4接続のM.2スロットを3スロット、Dual intel GIGABIT LAN、intel製802.11ac対応 WiFi等を搭載しています。
H270チップセット搭載
型番 | シリーズ | チップセット | フォームファクタ | 発光 | PCIe 3.0(x16) | M.2※1 | メモリー | USB3.1Gen2 | ポイント | 価格(2017-1-9※2) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
H270 Pro4 | PRO | H270 | ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4(Max64GB) | なし | コスパ、拡張性、PCIスロット装備 | 税込15,638円 |
H270M Pro4 | PRO | H270 | Micro-ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 | 288pin x4(Max64GB) | なし | コスパ、拡張性 | 税込15,098円 |
H270 Performance | Fatal1ty | H270 | ATX | あり | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 Type-E x1 | 288pin x4(Max64GB) | なし | 各種強化、サンブラ | 税込19,224円 |
H270M Performance | Fatal1ty | H270 | Micro-ATX | あり | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 | 288pin x4(Max64GB) | なし | 各種強化、サンブラ | 税込17,496円 |
H270M-ITX/ac | STD | H270 | Mini-ITX | なし | x1 | Ultra x1 Type-E x1(搭載済) | 288pin x2(Max32GB) | なし | WiFi搭載、コンパクト | 税込17,496円 |
※1 Ultra M.2搭載スロットの内、1つはSATA/PCIe接続排他利用タイプ、Type-EはWifiモジュール用
※2 価格はアークオンラインストア調べ
Fatal1tyの名を冠する、ASRockゲーミングマザーボード! 第7世代インテルプロセッサー対応のintel H270チップセット搭載ATXサイズマザーボード!カスタマイズ可能なRGB LEDイルミネーション機能、32Gb/sの転送速度に対応するPCIe 3.0 x4接続のM.2スロットを2スロット、intel GIGABIT LAN等を搭載しています。
B250チップセット搭載
型番 | シリーズ | チップセット | フォームファクタ | 発光 | PCIe 3.0(x16) | M.2※1 | メモリー | USB3.1Gen2 | ポイント | 価格(2017-1-9※2) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
B250 Pro4 | PRO | B250 | ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 | 288pin x4(Max64GB) | なし | 増設力+α | 未入荷 |
B250M-HDV | STD | B250 | Micro-ATX | なし | x1 | Ultra x1 | 288pin x2(Max32GB) | なし | コスパ、スリム | 税込10,238円 |
B250M Pro4 | PRO | B250 | Micro-ATX | なし | x2(1つはX4動作) | Ultra x2 | 288pin x4(Max64GB) | なし | 増設力+α | 税込11,858円 |
※1 Ultra M.2搭載スロットの内、1つはSATA/PCIe接続排他利用タイプ、Type-EはWifiモジュール用
※2 価格はアークオンラインストア調べ
OS対応はプロセッサーチョイスで決まる、マザーは最新200シリーズが吉。
とりあえず知っておきたい点として、Microsoft社の対応OSがWindows 10シリーズ64bit版のみに制限されるのは基本的にマザーボード(チップセット)側ではなくプロセッサー(KabyLake)によるものだ。 つまり今回インテル100シリーズ(Z170、H170、B150)から一挙置き換えとなったインテル200シリーズチップセット(Z270、H270、B250)搭載マザーボードでもプロセッサーチョイスをSkylakeにする事でとりあえずはWindows 7や8.1も導入出来るので急いで旧チップセット搭載マザーボードを確保する必要な基本的にはない。
また200シリーズは100シリーズが抱えていたバグやメモリー周りなどの問題点も解消されており、これから購入するのであれば200シリーズマザーボードにしておくのがベターといってよさそうだ。
ASRock(アスロック)について
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