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RX 580 XTRを搭載するMSI GAMINGシリーズグラフィックスカード「RADEON RX 580 GAMING X+ 8G」

MSI GAMINGシリーズの定番TWIN FROZR VI採用オーバークロック、セミファンレス仕様のRADEON RX 580 GPU搭載グラフィックスカードMSI GAMINGシリーズよりAMDによる高クロック選別GPU RX 580 XTRを採用する上位モデル「Radeon RX 580 GAMING X+ 8G」が登場、2017年5月12日(金)より販売を開始。

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公開日: 2017-05-12 (更新 2017-05-13)

MSI GAMINGシリーズにRADEON RX 580 XTR搭載モデル

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MSI RADEON RX 580 GAMING X+ 8G」 は、同社定番のセミファンレス対応冷却ユニット「TWIN FROZR VI」と、AMDによる選別版GPU、RADEON RX580 XTRを搭載した独自設計カードと組み合わせる事で、従来モデルより高クロックな動作を実現したミドルレンジクラスのPCI Express x16接続対応デスクトップPC向けゲーミンググラフィックスカード。

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AMDにより選別され、従来のRX 580(XTX)よりも高クロック動作が可能なGPU RX 580 XTRを搭載するにあたり、RX 580(XTX)を搭載する「Radeon RX 580 GAMING X 8G」とは異なる別設計のオリジナル設計ボードを採用。 また、バックパネル、冷却ユニットの大型化や、補助電源が8Pin x2に強化されるなど、より高速な動作を実現する為の工夫が各所に図られている。

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RX 580 XTRになった事で、GPUブーストクロックがゲーミングモード時1431MHz、OCモード時1441MHzまで向上、最大メモリスピードはOCモード時の8100MHzと従来モデルと同様で、独自アプリにより動作速度が異なるOC/ゲーミング/サイレントの3モードから設定が可能。

Radeon RX 580 GAMING X+ 8G Radeon RX 580 GAMING X 8G
GPU RX 580 XTR RX 580 XTX
OCモード(GPUブースト/メモリー) 1441MHz/8100MHz 1393MHz/8100MHz
ゲームモード(GPUブースト/メモリー) 1431MHz/8000MHz 1380MHz/8000MHz
サイレントモード(GPUブースト/メモリー) 1411Hz/8000MHz 1340MHz/8000MHz
補助電源 8Pin x2 8Pin x1
占有スロット 2.5SLOT 2SLOT
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その他の仕様はディスプレイ出力は前作同様で、HDMI x2、DisplayPort x2、DVI-D x1構成、サイズは279(L)×140(W)×50(H) mm、本体重量は1209g、2.5スロット占有タイプ、補助電源コネクタは8ピン x2。

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「Radeon RX 580 GAMING X+ 8G」は見た目以上にRX 580 XTR向けにチューンナップされており、最も近いモデルとして今回比較対象とした「Radeon RX 580 GAMING X 8G」とはボードからヒートシンク、バックパネルまでほぼ別物となっている。

その分、製品高が8mm増しの2.5SLOT占有となり冷却ユニットの大型化にともない重さも200gほど増加、補助電源も8Pinx2構成となり対応環境のハードルも上がってしまっているが、より高いスペックを追及するのであれば価格差的にはこちらが狙い目となりそうだ。


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ライター

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編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。