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インテルCore XシリーズとX299チップセットマザーボード販売解禁、ただしCPUは間に合わず

インテルの新ソケット「LGA2066」を採用するX299チップセット搭載マザーボードと、それに対応するインテルのハイエンド新グレード「Core i9」を含めた「Core Xシリーズ」プロセッサーが2017年6月26日(月)22:00より国内でも販売解禁となった。 しかし実際に販売を開始したのはX299チップセット搭載ソケットLGA2066対応マザーボードのみでプロセッサーの国内販売は7月14日(金)に遅延している。

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公開日: 2017-06-27 (更新 2017-07-14)

Intel 「Core X」シリーズ販売解禁に間に合わず、販売開始はマザーボードのみ

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2017年6月27日(月) 22:00よりインテルの新ソケットLGA2066に対応するX299チップセット搭載マザーボード及び、「Skylake-X」、「Kaby Lake-X」としなどのインテル新プロセッサー「Core Xシリーズ」の国内販売が解禁された。

が、しかし日本国内では販売解禁に製品の入荷が間に合わず、現時点では7月14日(金)の発売に実質延期している状況だ。

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[2017-7-13 追記] 国内販売開始日に加え時間もアップデート

  • Skylake-X 3モデル:7月14日 11:00~販売開始
  • KabyLake-X 2モデル:7月21日入荷次第順次販売開始予定

思わぬ伏兵として注目が高まるKabyLake-X 2モデルは予定よりも更に1週間遅延となってしまったが、Skylake-Xについては、ようやく国内でも入手可能になりそうだ。

[2017-7-14 11:00 追記] Skylake-X 3モデルが国内販売を開始

対して、マザーボードは予定通り販売を開始しているが、マザーボードのみの説明では判り難いため、プロセッサーから順を追って記載させてもらった。

「Core X」シリーズプロセッサーラインアップ

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「Core X」シリーズはインテルのハイエンドプラットフォーム向けのプロセッサーでソケットはLGA2066、チップセットはX299に対応し、Core i5-7640X、Core i7-7740X、Core i7-7800X、Core i7-7820X、Core i9-7900Xの5モデルが販売解禁時点でラインアップされている。

インテルコアシリーズ初の「Core i9」グレードの登場や、AMDへの対抗と思われる10コア20スレッドモデルを中心とした大幅な設定価格の引き下げなどが注目の製品だ。

Core Xシリーズの主な仕様、詳細は以下に表にまとめてみた。

製品名 コードネーム コア数 スレッド数 クロック ターボ時 キャッシュ レーン数 TDP 対応メモリー
Core i9-7900X Skylake-X 10 20 3.3GHz 4.3GHz 13.75MB L3 44 140W DDR4-2666
Core i7-7820X Skylake-X 8 16 3.6GHz 4.3GHz 11MB L3 28 140W DDR4-2666
Core i7-7800X Skylake-X 6 12 3.5GHz 4.0GHz 8.25MB L3 28 140W DDR4-2400
Core i7-7740X KabyLake-X 4 8 4.3GHz 4.5GHz 8MB 16 112W DDR4-2666
Core i5-7640X KabyLake-X 4 4 4.0GHz 4.2GHz 8MB 16 112W DDR4-2666

しかし上記にも記したが日本国内では販売解禁に製品の入荷が間に合わず、現時点では7月14日(金)の発売に実質延期している状況。

これについては販売が予定より前倒しになった事の影響か、代理店、メディア、販売店それぞれが混乱しており国内発売予定も更に変更になる可能性もあるので購入を検討している人はしばらく情報の更新をこまめにしておくことをオススメしたい。

Haswell-EからBroadwell-Eへの変更時はソケット、チップセット互換でBIOSのみで対応出来たが、今回はソケット、チップセット共に変更され旧シリーズとの互換性は無い、ただしCPUクーラーのリテンションキットはレイアウト的にはLGA2011-v3対応の物がそのまま使用できる、ただしあくまでもサイズ的にはなので、流用する場合は使用するプロセッサーのTDPをクリアできる冷却能力を有するクーラーが必要となるので留意しておきたい。

X299チップセット搭載マザーボードラインアップ

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X299チップセット搭載マザーぼドはインテル新ハイエンドプロセッサー「Core X」シリーズに対応しソケットは新たに「LGA 2066」を採用、旧シリーズ(Haswell-E、Broadwell-E+X99チップセット)との互換性はない。

留意点としては、対応プロセッサーが「KabyLake-X」の場合は4スロット(デュアルチャンネルx2セット動作)、「Skylake-X」の場合8スロット(クアッドチャンネルx2セット動作)とでメモリー使用枚数上限が変わる事、また周りが新たにDDR4-2666をnon-OC(JEDEC SPD)を一部プロセッサー以外で新たにサポートしている事など。

マザーボードはプロセッサーとは状況が異なり発売解禁時点から通例通り販売が開始されている、解禁直後なので6月中は時系列順で並べてみた。

6月26日(月) 22:00(発売解禁時点)で販売を確認したX299マザーボード

6月27日(火)より販売を開始したX299マザーボード

6月28日(水)より販売開始予定のX299マザーボード

太極と歯車をモチーフにしオールラウンド性に優れる「Taichi」シリーズ!インテル Core Xシリーズ・プロセッサー対応intel X299チップセット搭載ATXサイズマザー!カスタマイズ可能なRGB LEDイルミネーション機能、USB3.1 Type-C、32Gb/sの転送速度に対応するPCIe 3.0 x4接続のM.2スロットを3スロット、Dual intel GIGABIT LAN、intel製802.11ac対応 WiFi等を搭載しています。
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ライター

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編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。