
簡易水冷だけでは足りていなかった・・・水冷化によるサイドエフェクトをケアする簡易水冷ユニットが「CRYORIG」から
CPU周りのエアフローに着目した水冷+空冷のハイブリット簡易水冷キットがCRYORIGから登場。今回販売を確認したのは120mmファンx2を搭載した240mmラジエターモデルが2モデル、ラジエタ高さ27.5mmの「A40」と、高さ38.5mmの「A40 Ultimate」、冷却ファンのスペックは回転数600~2,200rpm、ノイズレベル13~37dBA、風量87CFMとなっている、もう1モデルは140mmファンx2を搭載した280mmラジエターモデル「A80」、冷却ファンのスペックは、回転数600~1,850rpm±10%、ノイズレベル13~37dBA、風量128CFMの合計3モデル、「同社Aシリーズ」としてラインナップされている。
お使いの簡易水冷PC・・実は冷却が足りていないかも?
エアフロー(空冷)タイプのCPUクーラーはプロセッサを冷やしますが、2次効果としてその周りの環境から出た熱も流してくれるという役割がありました。

それに対してここ最近、一般化してきた簡易水冷キットは、ウォーターブロック(ポンプ部)によるCPUのダイレクトな冷却効果はによりCPU自身の冷却にはエアフローを殆ど必要としない事や、静音性のアピール要素にする製品上の特性から結果的にCPU周辺のエアーフローが皆無となってしまっている簡易水冷を使用するPCが増加していて問題となっているケースも。
関連動画
実用的ハイブリット簡易水冷キット「Aシリーズ」

そんな簡易水冷クーラーの現状の問題を解決する為、開発においてCPU周辺部の冷却も考慮した製品コンセプトの製品が「Aシリーズ」だ、「Aシリーズ」は備え付けられたエアーフローファンが、CPU周辺部にエアーフローを与え周辺エリアの冷却に効果を及ぼすいわば「ハイブリット冷却」タイプの簡易水冷キットだ。
対応プロセッサ

メーカー | 対応ソケットタイプ |
---|---|
intel | LGA 2011(v3) / 1366 / 1150 / 1151 /1155 /1156 |
AMD | FM1 / FM2(+) / AM2(+) / AM3(+) |
対応ソケット、プロセッサに関しては3モデル共に今風のソケットにはほぼ対応しており大抵のプロセッサに使用可能なのでこの部分はあまり考えなくても大丈夫だ。
ケース内に収まるか事前に要チェック
モデル | ラジエーター厚み | 標準ファン |
---|---|---|
A40 | 27.5mm | QF120Performance |
A40 Ultimate | 38.5mm | QF120Performance |
A80 | 27.5mm | QF140Performance |
サイズに関してはモデル毎に異なる、特にラジエーターのサイズと厚みの組み合わせがモデル毎に変わるので取り付け予定のケースに収まるかは事前にチェックしておく必要がある。
A40


A40Ultimate


A80



CRYORIG(クライオリグ)について
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