ROCCATから、 ハイレゾ対応の密閉型ゲーミングヘッドセット「Khan PRO」が発売
ドイツのゲーミングブランドROCCATから、洗練されたデザインと豊かな高音域と中低音域を実現するハイレゾサウンドが特徴のゲーミングヘッドセット「Khan PRO」が発売された。
eSportsレベルのクオリティを実現
Khan PROは、ROCCAT社10周年記念の第一弾商品となり、ゲーミングディバイス業界初のハイレゾ対応ゲーミング・ヘッドセットとなる。カラーはブラックとホワイトの2色展開。
製品パッケージやメーカーホームページ、公式動画には、日本オーディオ協会が商標権を所有しているハイレゾロゴが使用されており、動画にはロゴの下に”CERTIFIED”(認定)と表記されているので、Khan PROは協会が定めた「ハイレゾ」の定義を満たした製品としている。
尚、ロゴマークの使用はハイレゾ対応の申請をメーカー側が申告することにより可能となり、協会側による製品自体の審査等が行われている訳ではない。決して製品性能を疑う訳ではないのだが、自己申告制であるということは念のため付け加えておく。
搭載されているドライバーの口径は50mmと大型のモノを使用。
周波数特性は10Hz~40kHzとなり、高域再生性能が40kHz以上が可能であることと定めている「ハイレゾ」の定義を満たしている。
イヤーカップは耳にしっかりフィットするような形状とアングルで取り付けられており、さらに95度の回転が可能でどんな頭にも完全フィットするとしている。イヤーパッドは合皮の形状記憶イヤーパッドを使用。
また、イヤーカップ部にはボリュームコントロールダイヤルが搭載されており、マイクミュートはマイクを折りたたむことにより自動でミュートされるようになっている。
接続は標準で3.5mmプラグx2となっており、モバイル機器用の4極変換ケーブルが別途付属する。マルチプラットフォームに対応しているが、どちらかと言えばPC向けの製品だろう。
見た目も今までのROCCAT製ヘッドセットと大きく異なっており中々かっこいいデザインに仕上がっているかと思う。本体重量が230g(ケーブル除く)と軽量なのも魅了だ。
只、ゲーム用途でハイレゾ対応が有用なのかを疑問に感じるユーザーもいるかと思う。また、ハイレゾ対応と聞くと音が良いと思われがちだが、必ずしも”ハイレゾ対応=高音質”という訳ではない。
厳しい見方かもしれないが、ゲームでどこまでハイレゾ対応による恩恵を受けられるか、およびサウンドそのものの質に関しては自身の耳で実際に確かめてみないと何とも言えない、というのが現状だろう。
反面、メーカーが謳うように新たに業界のスタンダードと成り得るか、期待の持てる、または期待したいと思わせる製品でもある。
製品仕様
製品名 | ROCCAT KHAN PRO |
---|---|
メーカー | ROCCAT |
発売日 | 2017年10月12日 |
型番 | ブラック:ROC-14-622-AS |
ホワイト:ROC-14-621-AS | |
ヘッドホン部 | |
ヘッドホン構造 | 密閉型 |
ドライバーユニットサイズ | 50mm |
周波数特性 | 10Hz-40kHz |
インピーダンス | 25Ω |
THD% @ 1kHz | 1% |
マイク部 | |
マイク感度 | -40dB |
S/N比 | 60dB |
THD% @ 1kHz | 2% |
本体重量 | 230g(ケーブル除く) |
ケーブル長 | 2.45m |
接続I/F | 3.5mmオーディオプラグ&3.5mmマイクプラグ |
対応機種 | PC、Mac、PS4、Xbox One、モバイル機器 |
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