
データセンター向けウエスタンデジタルHDD WD Goldシリーズに12TBモデル「WD121KRYZ」
Western Digitalの信頼性と耐久性に注力したデータセンター向け3.5インチ、SATA接続タイプのハードディスクドライブ「WD GOLD」シリーズに大容量12TBモデル「WD121KRYZ」が登場、2017年10月14日(土)より販売を開始している。 同シリーズとしては2016年8月に登場した10TBモデル「WD101KRYZ」以来1年2ヵ月ぶりの最大容量更新。
WD信頼性最上位クラスの「WD Gold」シリーズに12TBモデルが追加ラインアップ

Western Digital(ウエスタンデジタル)社データセンター向け6Gbps SATA接続、3.5インチサイズの内蔵型HDD(ハードディスクドライブ)最上位シリーズ「WD Gold」に容量12TBモデル「WD121KRYZ」が追加ラインナップ。

WD Goldシリーズの特長は、ワークロード時間(1年あたり最大550TB)データ処理を前提に設計され、RAIDに有効な時限エラー回復機能(TLER)、動的フライハイト技術、デュアルアクチュエータ技術などを備える。 さらに24時間365日対応の専用電話サポートが付帯するなど1年365日のフル稼働に対応する信頼性と耐久性、サポートを兼ね備えたクラス最上位グレードのHDD。



基本的なスペックは、フォームファクタは3.5インチ、インターフェースはSATA 6Gb/s、回転数 7200RPM、キャッシュ 256MB、最大転送レート 255MB/s、MTBF 250万時間、ヘリウム技術「HelioSeal」採用、サイズ 26.1x14.7x101.6mmで保証期間はメーカー5年としている。
WD GOLD 12TB HDD「WD121KRYZ」のまとめ

- 容量12TBは3.5インチHDDでは今年の9月に初登場したばかり(1年2ヵ月ぶりのシリーズ容量更新)
- WDブランドとしては初の12TB HDD(ただし2017年9月に販売開始しているHGST Ultrastar He12「HUH721212ALE600」のブランド違い品)
- 3.5インチの容量12TBタイプとしては5製品目(先発はHGST 1製品とSeagate 3製品)
- 12TBは現行モデルはヘリウム充填式(HelioSealテクノロジー)のみ
- ライバルはSeagate Enterprise Capacityシリーズ12TBモデル「ST12000NM0007」
- コスパで言えば3TB、4TB、8TBあたりを複数個かったほうが安い
基本的に耐久性重視の高信頼性モデルに最新の大容量プラッターとヘリウム充填技術を組み合わせた最上位「WD GOLD」シリーズなので、コスパで考えてはいけない、限られたスペースにより確実なデータ保存ストレージを可能な限り大きな容量で持ちたいという場合、でかつWDが好みであれば。といったアイテムだ。

>> Western Digital定番のハイエンドM.2 SSD、WD BLACKから最新Gen5対応のSN8100シリーズが登場
>> 大人気のWD BLACK SN7100シリーズ に大容量4TBが登場
>> 11ディスクで26TBに到達、WDのデータセンター向け3.5インチSATA HDD「Ultrastar DC HC590 CMR WUH722626ALE6L4」販売開始
>> 青のWDにクリエイター向け、PCIe4.0X4 NVMe M.2 2280 SSD「WD Blue SN5000 NVMe SSD」シリーズ販売開始
>> 定番のWD青にGen4対応モデル、PCIe4.0X4 NVMe M.2 2280 SSD「WD Blue SN580 NVMe SSD」シリーズ販売開始
>> WDの2.5インチSATA接続SSD WD Blue SA510 SATA SSDに2TBと4TBモデルが追加ラインアップ