SAMSUNGのSerialATA転送対応SSDに64層V-NANDを採用した「SSD 860」シリーズ16モデルが登場、2018年2月2日(金)より販売を開始している。

ラインアップは2bit MLCタイプの「SSD 860PRO」から2.5インチタイプが5モデル、3bit MLC VNANDの「SSD 860EVO」シリーズから2.5インチタイプが5モデル、M.2 2280タイプが3モデル、mSATA接続3モデルの合計16モデル。

シリーズ特長として、64層V-NANDを採用する事で従来モデルより低消費電力、かつ高い耐久性を実現している点。

スペック詳細はシリーズモデル毎に異なる為以下の表にまとめてみた。

「SSD 860 PRO」はSSD 860の最上位シリーズとしてより耐久性の高い2bit MLC(一般的に言うMLC)方式の64層V-NANDを採用し、4TBモデル「MZ-76P4T0B/IT」では総書込みバイト量4800TBW(4.8PBW)と高い耐久性と低消費電力を実現している。

シリーズラインアップは250GB、500GB、1TB、2TB、4TBの5容量バリエーションで、現存するSATA接続SSDではトップクラスの性能を備えた製品となりそうだ。

「860 EVO」は、Samsungの3bit MLC(TLC)方式の64層V-NAND技術を採用するSATA 6Gbps対応、2.5インチフォームファクタのSSD。

TLC方式な分860PROシリーズと比べ耐久性は劣るが現行の他社対抗品と比べると十分なスペックを備えている、ラインアップは250GB、500GB、1TB、2TB、4TBの5容量バリエーション。 また、同シリーズにはインターフェイス違いの「860 EVO M.2」や「860 EVO mSATA」も用意されているので購入の際には留意したい。

「SSD 860 EVO M.2」は860 EVOシリーズのM.2 2280接続タイプ、基本的にフォームファクタ以外は2.5インチモデルと同スペックだが発売開始時点でのラインアップは250GB、500GB、1TBの3容量バリエーションとしている。

「SSD 860 EVO mSATA」は860 EVOシリーズのmSATA接続タイプ、mSATA接続のSSDは基本的に入手性が低く、更に1TBの大容量タイプもラインアップされているため、引き合いが強そうだ。 その他250GB、500GBを含めた計3モデルが用意されている。

保証については、保証期間もしくはTBW(Total Byte Written=総書込みバイト量)しきい値に到達した日の、いずれか短い期間までの保証となるので留意したい。