Sennheiserから新世代のゲーミングヘッドセット「GSP 600」が発売
Sennheiserのハイエンドゲーミングヘッドセットの新製品「GSP 600」が発売された。メーカーの謳う"ゲーミングオーディオ新時代の幕開け "と成り得るか注目のヘッドセットだ。
比類のない快適なフィット感
GSP 600は、同社G4ME ZERO/GAME ZEROの後継機にあたる密閉型ゲーミングヘッドセットだ。
GAME ZEROをベースに、より一層優れたオーディオパフォーマンスとマイクロフォンパフォーマンス、快適な装着感、耐久性を特長としている。
改良された新しいアルミボイスコイルスピーカーは、ゼンハイザー独自のデザイン&製造によるもので、サブベース音域を拡張してあるとのこと。
温かく深みのある低音域は中音域や高音域を邪魔することなくリアルなサウンドを再現するとしている。
マイクは、ノイズキャンセリング機能を搭載し、指向性は双方向性となっており、マイクブームの上げ下げでマイクミュートのON/OFFが可能となっている。
本体デザインは、同社GSP 300/350に似た独特な形状で、穴の開いたヘッドバンドが特徴だ。
イヤーパッド部は、超厚型形状記憶イヤーパッドを採用。イヤーパッド外周にはレザレット、耳のあたる内側部分はスエード調素材をそれぞれ用い装着感を改善している。
イヤーカップとヘッドバンドの接合部分は、ソリッドメタルヒンジ・システムを採用し、ヒンジの動きによって顔のラインに合わせて装着感を自在に調節するのを可能にしている。
ヘッドバンド部には接触圧調節機能を採用しており、フィット感と装着感をユーザー自身が自由に調節することが出来るようになっている。
接続は、標準で3極3.5mmミニプラグx2となっており、ゲーム機やモバイル機器用の4極3.5mmミニプラグが別途付属している。
GAME ZEROよりインピーダンスが下がっており(GAME ZEROは50Ω、GSP 600が28Ω)、モバイルデバイスで使用した場合のパフォーマンスが改善されているのもポイントだ。
Sennheiserのゲーミングヘッドセットのハイエンドモデルでは密閉型と開放型がラインナップされており、GSPシリーズの開放型モデルGSP 500も発売される。只、発売日が2018年5月24日予定とGSP 600より大分先になるので、GSP 500待ちの方はもう少しお持ちいただきたい。
デザイン面を一新したことより、従来のSennheiserヘッドフォンらしさは無くなったが、ゲーミングデバイス感はより増した印象だ。
販売価格が3万円オーバーと相変わらず高価だが、音質に拘るゲーマーの方々は是非検討いただきたい製品だ。