Kingstonのゲーミングブランド「HyperX」シリーズよりFPS向けを謳う右手専用デザインのゲーミングマウス「HyperX Pulsefire FPS Pro (型番:HX-MC003B)」が登場、2018年7月30日(月)より販売を開始した。

「HyperX Pulsefire FPS Pro (型番:HX-MC003B)」は、IE3.0クローン系にカテゴライズされ、人気マウスの良いところを集約させたデザインが特長なゲーミングマウス「HyperX Pulsefire FPS(型番:HX-MC001A/AS)」のブラッシュアップモデル的な製品としてHyperXブランドゲーミングマウスの3作目として市場投入された製品だ。

前作のHX-MC001の製品名「HyperX Pulsefire FPS」に対し、本作は「HyperX Pulsefire FPS Pro」と「Pro」が付加されているが、その名の通りパッと見は同じ形状だが要所がスペックアップしている。

具体的には、まずゲーミングマウスの最重要ポイントの1つ、光学式センサーが前作のPixart PMW3310からPMW3389に変更されている点。

Pixart PMW3389は最大16000ネイティブDPIに対応する最先端のオプティカルセンサー(前作は最大3200 DPI)で、同社第2作目の形状の異なるゲーミングマウス「HyperX Pulsefire Surge」でも採用されている。

次にLEDの変更、ホイール部とロゴマークに搭載されていた赤色LEDが、本作よりRGB発光に対応、ゾーンは1つで発光パターンや4階調の輝度設定などが同社独自アプリ「HyperX Ngenuityソフトウェア」経由でカスタマイズ可能。

ちなみにロゴデザインと位置も変更されている。

その他、カラーリングがブラックからガンメタリックへ、ケーブルが柄なしへ、マウス全面ボタン下に凹みが追加されている等、細かい変更も確認出来た。

それ以外のシリーズ特徴である、3つまでのプロファイルが保存可能なオンボードメモリや解像度切り替えボタンの搭載、オムロン製スイッチ採用の6ボタン(左サイド2ボタン)構成、マウス両サイドの滑り止めラバー素材の採用、背面の大型マウスソールなどは本製品にも継承されている。

▼ 参考リンク

GOOD!

・Pulsefire FPSの形状を変更せず内部性能をブラッシュアップしている為、Pulsefire FPSからの乗り換えであれば損はしないはず。

・やはり大型マウスなので動かした際の安定感はGood

・ソールも大きいため、かなり扱いやすい

・センサーがPMW3389の為、刺さる人には刺さるセンサー

・手堅く纏まった、「扱いやすさ」という点を重点的に攻めたマウス。

・1680万色に光る

BAD…

・手汗が出てくるとラバーグリップが効かずハの字の形状の為、力が入らず95gのマウスなのにもっと重いマウスの様に感じる。(手汗が出ない場合はラバーのお陰でスッと持ち上がる)

・やはりクリックの反応速度が遅い… (簡易的なテストで測定 センサー部分はマスキングテープで塞いだ状態と塞いでいない状態で測定しました)

今回は時間の関係上、細かい部分には触れていないが、センサーの変更は好感触、スイッチの反応速度の課題は残しているがIEクローン系が好みなプレイヤーであれば選択肢の一つに入れてみては如何だろうか。

アーク店頭では実機デモも設置しているのでアキバに来訪した際には是非試してみて欲しい。