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玄人志向がIoTカテゴリ参戦、第一弾はRaspberry Pi 2を使って「自宅のPCをスマホから遠隔操作で電源ON」

玄人志向がIoT(Internet of Things)、いわゆる「モノのインターネット」カテゴリ第一弾となる玄人向け自作IoT体験キット「KURO-IOTEXP/KIT」の発売を開始した。 同製品は完成させる事で自宅のPCを手持ちのスマートフォンから遠隔操作で電源をONにする事ができる自作キット、マイコンボード「Raspberry Pi 2」をベースに必用な部品が詰め込まれており、完成させるにはLinuxの知識が必要となる。

ビュー: 6105
公開日: 2016-01-10

「IoT」的な要素を自宅PCに盛り込むキット

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IoT(Internet of Things)、「モノのインターネット」という言葉を少し前からかなり耳に入ってくる頻度が急速に高まって来ている自作業界の今日この頃、と思っていた矢先、玄人志向のキワモノシリーズから玄人向け自作IoT体験キット「KURO-IOTEXP/KIT」が発売を開始した。

そもそもIoTって?という方は下記のウィキを要チェック。

モノのインターネット(Internet of Things、IoT)は、一意に識別可能な「もの」がインターネット/クラウドに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みである[1]。「Internet of Everything」や「Smart Everything」、「サービスのモノ化」ともいう

IoTは実は最近の家電では結構身近で、解りやすい例だとインターネットにつないでスマホから家のエアコンがコントロールできたり、スマホから録画設定出来たりするHDレコーダーなどがIoT対応機器だ。

Raspberry Pi 2(マイコンボード)を使うキット

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この製品は最終的には

「スマホから遠隔で家のPCを起動させる事が出来る」

キットなのだが少々ハードルは高い、簡単に言えば

「ラズパイ2と必用な部品をセットにしておくからLinuxいじってなんとかすべし」

というキットだ。

一応、玄人指南書(IOT編)が付属しており、そこにはスマートフォンから自宅のPCを遠隔起動させるための参考手順が記載されている、があくまでも参考レベルなのでこの製品はLinuxの基礎知識なども必用でハード的にもソフト的にも自力で仕上げるやる気と根気がそれなりに必要となる。

しかしラズベリーパイとIoT、21世紀のコンピューター&エレクトロニクス市場の基点となりそうなキーワード2つが揃ったこの製品、先物買いとして挑戦してみる価値は十分にあるかもしれない。

ちなみに今回の遠隔PCをONにするという目的では使わない部品も付属している(温湿度センサー、ブザー、スイッチ等)が、玄人志向サイトによれば今後の指南書更新版で活用するかもしれないとの事だ。

ちなみに保証についてはこの製品は玄人志向のキワモノシリーズなので初期不良のみとなる。

付属品一覧・製品詳細

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マイコンボード関連

  • Raspberry Pi 2 Model B x1
  • USB ACアダプター x1
  • スイッチ付きUSB電源ケーブル(USB A―MicroB) x1
  • ケース x1
  • MicroSDメモリ 8GB x1
  • ヒートシンク x2(大小計2個)

デバイス関連

  • 温湿度センサーモジュール x1
  • リレーモジュール x1
  • 5Vブザー x1

GPIO関連

  • GPIOエクステンションボード x1
  • GPIOケーブル x1
  • 830穴ブレッドボード x1
  • ジャンパーワイヤ(オス~オス) x30
  • ジャンパーワイヤ(メス~メス)20cm x10
  • ジャンパーワイヤ(オス~メス) 20cm x10
  • 10kオーム抵抗 x10
  • 1kオーム抵抗 x10
  • 黄色LED x4
  • 赤色LED x4
  • タクトスイッチ x2

書籍

  • 玄人志向指南書 自作IoT編

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ライター

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編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。