
BenQ ZOWIE 「DIVINA EC1-B EC2-B」「DIVINA S1 S2」- アークSTAFFレビュー [PR]
女性向けのブランドとして6年ぶりに復活した「ZOWIE DIVINA」から登場したマイナーチェンジモデル「DIVINA EC1-B EC2-B」と新形状モデル「DIVINA S1 S2」。アキバのPCゲーム専門店アークのスタッフMatsuiがC4 LANなどで試用したレポートを元にレビューしてみた。

まいどmatsuiです。
BenQ ZOWIEから6年ぶりに復活した製品”Divinaシリーズ”をチェックしたいと思います。
”Divinaシリーズ”とは

今回は新しく設計された”Divina Sシリーズ”と、実は細かな調整が行われている”Divina ECシリーズ”とパステルカラーが施された”G-SR SE”の3種類が新たに登場しました。
ご存知の方もいるとは思いますが、実は”Divinaシリーズ”は初めて登場したシリーズではありません。 今から6年ほど前にZOWIE GEARシリーズの「MiCO」「CELERITAS」に、世界トップクラスの女性ゲーマーを招待して実施された「ZOWIE DIVINA」オフライン大会の特別なカラーリングを施した特別バージョンとして登場していました。


どちらもブルーやピンクを中心に白を織り交ぜたパステルカラーに仕上げたモデルです。 古いプレイヤーなら今でも”買っておけばよかった”と後悔している方も多いのではないでしょうか。


そもそもBenQ ZOWIE(以下ZOWIE)とは

ZOWIEとは、最高のeスポーツ用ゲーミングデバイスを開発することを使命としているブランドです。 スタッフにはアークと同じくゲーム好きの方は勿論。 CounterStrike等で活躍していた元プロプレイヤーや某ゲーミングデバイスメーカーの元アジアCEO等が在籍している等、ゲームやゲーミングデバイスを知っている方々が制作している為、本当に必要なゲーミングデバイスを的確に発表する事で定評があります。 どのデバイスもシンプルで扱いやすく、筆者お気に入りのメーカーです。
~外箱~



今回の外箱はシンプルでカッコいい何時もの黒い箱では無くシンプルでキュートな箱になっています。 内容物に関しては他のZOWIEシリーズと一緒で最小限のものだけ含まれています。
~本体~

DIVINAシリーズは ただのカラーバリエーションモデルや新モデルではありません。 DIVINA SシリーズとDIVINA EC-Bシリーズの共通ポイントを先に紹介したいと思います。
共通ポイント①

今回表面加工がラバーではなくクリアコーティングが採用されています。
ZOWIE Whiteモデルと同じく、手汗の出ない人にはとても扱いやすいと思います。
色もラバーと比べてクリアコーティングの方が色が綺麗に見えるので、女性はもちろん男性でも色合いに関しては好きな方も居るのではないでしょうか?
共通ポイント②

全てのDivinaマウスを触りましたが、どれもクリックが軽いです。 ECシリーズは側の性質上わかりにくいですが、Sシリーズは他の左右対称モデルに比べて軽くなっています。 ZOWIEの広報担当しているEthanに聞いた所、マウスのクリックに関しては細かなところを調整していますとの返答があったので、今回の一押しポイントなのだと思います。
本体~Divina EC-Bシリーズ~

Divina ECシリーズの公開スペックに関しては現行で販売されているEC-Bシリーズと一緒です。 ただソールがEC-Bシリーズで採用されていた小型ソールからEC-Aシリーズで採用されている大型ソールへ変更されています。

小型ソールは滑り等がピーキーなのに対し、大型ソールは万人受けする滑りな為このソールから女性に向けて”扱いやすいデバイス”をアプローチしているのでは無いでしょうか。 個人的にはEC-Bシリーズの大型ソール版も使ってみたかったので嬉しい変更点の一つです。
本体~Divina Sシリーズ~

DIVINA Sシリーズは既存のモデルでは無く、新形状のマウスです。 開発までにどれぐらい掛ったのか気になり現地で聞いてみたのですが、開発部の方曰く開発までに3年かかったとのこと。 かなり細部までこだわっているとのことで、ぜひ使ってみてほしいとの事だそうです。
外見チェック

DIVINA Sシリーズは、大サイズのZOWIE S1と中サイズのS2に分かれています。
左右対称形状なので左利きのユーザーでも扱えるように見えますが、本体の左側にのみサイドボタンが搭載されているので、厳密には右手用マウスとなっています。


形状に関しては、「FKシリーズ」と「ZAシリーズ」を足して2で割った形状です。 「FKシリーズ」の形状を少し高くしたような形状であり、後ろのほうは「ZAシリーズ」の様に手の甲が当たるぐらい大きくなっています。 側面は上記2シリーズよりも、少し窪みが付いているので、持った際のグリップ感がアップしています。
ケーブル部分の改良


今回Sシリーズは他のモデルとは違いケーブル部分に改良が加えられています。 マウス本体からケーブルの出てくる部分が少し斜め上方向になっているので、マウスパッドとケーブルが接触することが少なくなります。 今までのZOWIEのマウスでは私の場合、開封後に癖を付けてマウスバンジーなどで調整していたのですが、今回は癖を付けなくても接触することがありません。
ただマウスバンジー等を使用しないとマウスパッドにケーブルが擦れてしまうので恩恵が得られません。是非大人気マウスバンジー「ZOWIE CAMADE」を購入していただくことをお勧めします。
縦方向へのエイミングが容易

最初縦方向のエイムを容易にしたと聞いた際にはケーブルの部分の改良によりマウスパッドが引っかかることが無くなるので、縦方向のエイムがやりやすくなるのかと思っていました。 しかし他のZOWIEシリーズのマウスと比べてみた所、「FKシリーズ」や「ZAシリーズ」を「Sシリーズ」と同じようにマウスを縦方向に指だけで操作した所、右側のサイドボタンが薬指に当たってしまい、かなり邪魔になってしまっていました。 「Sシリーズ」はサイドボタンが無いので邪魔になることがありません。すごくすごいと思います。
どちらも実際に使用してみました。

DIVINA EC-Bシリーズは家で「DIVINA EC2-B」を「CSGO」で一週間ほど、DIVINA Sシリーズに関してはC4LANで三日間ほど「CSGO」で主に「DIVINA S2」を使用してみました。
DIVINA EC-Bシリーズに関しては、ソールが大きくなった分EC-Aライクな操作感はそのままに、内部スペックのセンサーやスイッチ部分がとても良くなっているので、個人的には上位互換版だと感じます。
ただ今回一番使用時間が長いのはDIVINA Sシリーズです。 私は武器のリコイルコントロールをする際、マウスの感度を低く設定しているのに指だけで操作してしまう悪い癖があります。 しかし「Sシリーズ」に変えてから上方向のリコイルに関しては指だけでコントロールできる様になった為、Sシリーズはすごくすごいと思います。
しかもクリック感も軽くて良く、ホイールもノッチ感がハッキリしているのに軽いので指の疲れがあまり無いです。
2~3年程ZA12を使い続けていましたが、本格的に乗り換える事になりそうです。
DIVINAシリーズは女性向けだけに作られたモデルでは無い


BenQ ZOWIEから6年ぶりに復活した製品”Divinaシリーズ”は、女性向けにデザインされているだけではありません。 クリックの硬さや今まで手の届かなかった箇所などを修正した言わばFIXモデルです。 私は恐らくこれからもSシリーズを使っていくと思うのですが、大型ソールによる安定感と高性能センサーの使いやすさからDIVINA EC-Bシリーズも時々使ってしまいます。
ただ残念な部分としてはクリアコーティングのモデルしか無い点です。 私は冬場だと手がカサカサなのですが、夏場は手汗のせいでWhiteモデルが扱いにくかった経験がある為、下手すると冬場限定マウスになる可能性もあります。
ただそれを含めても、この扱いやすさはZOWIE(すごい)と思います。 この機会に新年号に備えて新しいマウスを新調するのも良いのではないでしょうか?

ZOWIE(ゾーイ)について
>> ZOWIE商品一覧
>> メーカー公式