Razerのゲーマー向けキーボードとヘッドセットの人気シリーズに待望の最新モデルが登場
Razerから、ゲーミングキーボードの大ヒットシリーズ「BlackWidow」と、カナル型ゲーミングヘッドセットの定番モデルといえる「Hammerhead」シリーズの新製品が発売された。
高レベルなゲーミングパフォーマンスを発揮
Razer BlackWidowは、Razerの代名詞とも言えるメカニカルゲーミングキーボードの最新モデルだ。
日本語配列版と英語配列版が同時発売されている。
端的に言ってしまえば、上位モデルとして発売されている「BlackWidow Elite」の一部機能を省いたモデルとなるのだが、最新エディションの Razer™ グリーンメカニカルスイッチを搭載し高いパフォーマンスを発揮できるゲーミングキーボードとなっている。
尚、BlackWidow EliteではRazer™ メカニカルスイッチをグリーン軸、オレンジ軸、イエロー軸の3種類から選択できるが、今回発売されたBlackWidowではグリーン軸のみとなっている。
搭載スイッチを含めたBlackWidow Eliteとの主な違いは下記のとおり。
モデル | BlackWidow | BlackWidow Elite |
---|---|---|
Razer™ メカニカルスイッチ | グリーン軸のみ | グリーン軸/オレンジ軸/イエロー軸 |
Razer HyperShift | 〇 | 〇 |
ハイブリッドストレージ | 〇 | 〇 |
プロファイル数 | 最大5 | 最大5 |
マルチファンクションデジタルダイアル | × | 〇 |
メディアキー | Fnキーと同時押し | 独立キー |
USB/オーディオパススルー | × | 〇 |
レザー製リストレスト | × | 〇 |
Razer Chroma ™ バックライト | 〇 | 〇 |
調整を加えた最新エディションの Razer™ グリーンメカニカルスイッチは、ほこりや液体に対する保護機能を強化し、打鍵時の安定性を向上させたデュアルサイドウォールを備えたRazer独自のスイッチで、グリーン軸はタクタイル感とクリック音を特徴としたスイッチだ。
Razer HyperShiftは、任意のキーをHyperShiftキーとして設定し、長押しすることですべてのキーに二次機能を持たせることが出来る機能だ。手元のキーに離れたキーを二次機能として設定すれば手元で素早くアクセスすることができるようになる。
その他、Nキーロールオーバーやアンチゴースト機能、クイックマクロ記録機能、Razer Chroma バックライトなど、近年のBlackWidowシリーズに搭載されている機能も継承している。
本体デザインもBlackWidow Eliteを踏襲しており、機能、デザイン共に非常にシンプルなキーボードに仕上がっており、スタンダードモデルとして良い感じでブラッシュアップされた印象だ。
スイッチがクリック音のあるグリーン軸のみとなっているので、Cherry MX 青軸系が苦手な人には選択に入れるのは難しいかもしれないが、クリック音から得られる軽快なタイピング感はグリーン軸(青軸)ならではなので、未経験の方は一度試してみていただきたい。(個人差があるので確実な約束は出来かねるが、慣れると結構気にならなくなる←筆者グリーン軸で経験済み)
フルレンジサウンドと高度なノイズキャンセルを実現
Razer Hammerhead USB-C ANCは、カナル型ヘッドセットの人気シリーズ「Hammerhead」のUSB Type-C対応モデルの後継機種で、本製品では大型ヘッドセットに匹敵するノイズキャンセリング機能「アクティブノイズキャンセリング (ANC) 」を搭載しているのが特徴だ。
シリーズ初となる、ダイナミック + バランスドアーマチュア型のデュアルドライバーテクノロジーを採用。ゲームに没頭できるよにTHX Spatial Audio 向けに最適化されており、ダイナミックドライバーでは低音部を、バランスドアーマチュアドライバーでは高音部を再生する。
また、内蔵DACを搭載しており、24bit/96kHzのクリアな非圧縮サウンドを実現している。
本体は耐久性の高いアルミフレームを採用。デザインは変更されており、Hammerheadシリーズの特徴でもあった円筒形の筐体ではなくなっている。
ケーブルのカラーもRazerグリーンからスタンダードなブラックに変更されており、マイク内蔵インラインリモコンより先は編組ケーブルを採用。従来モデルではフラット型ケーブルを採用したモデルが多かったが本製品では通常のケーブルとなっている。
イヤーチップは、確実なフィット感と高度な雑音遮断機能を持ったComply™ t-500 フォームチップを採用。他に3サイズの追加シリコンチップが付属している。
筐体デザインやケーブルカラーなどの変更により、Razerらしさ、Hammerheadシリーズらしさは幾分減った印象はあるが、デュアルドライバーテクノロジーにアクティブノイズキャンセリングと、サウンドクオリティの大幅な向上を図っているのが本製品の大きなポイントだ。
ニーズに応え確実に進化を遂げているHammerheadは、ゲーム向けカナル型ヘッドセットの中では特別な存在と言えよう。(カナル型としては)少々高い価格ではあるが、カナル型に興味のある場合は是非試してみていただきたい。
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