ASRockから独自OC機能「Hyper BCLK Engine」搭載Skylake対応ATXマザーボード3モデル販売開始
ASRockからintel H170チップセットでありながら、ベースクロックレベルでオーバークロックを可能にする外部チップ「Hyper BCLK Engine」を搭載した、intelソケットLGA1151(第6世代Coreプロセッサーファミリー)対応ATXマザーボード 「H170 Pro4/Hyper」、「Fatal1ty H170 Performance/Hyper」の2モデルが登場、2016年4月8日(金)より販売を開始。 また「Hyper BCLK Engine」をXeon E3-1200 v5シリーズにも対応するintel C232チップセットと組み合わせた「E3V5 Performance Gaming/OC」も同時に販売を開始している。
ASRockの真骨頂!? 業界騒然のクロックジェネレーター「HYPER BCLK」エンジン搭載マザーボードが販売開始
ASRockから同社intel Z170チップセット搭載モデルにのみ採用していた「Hyper BCLK Engine」を、intel H170や、C232チップセット採用モデルにも搭載する事で、オーバークロックを可能にしたなんともASRockらしいSkylakeプロセッサ対応ATXマザーボードが3モデル、2016年4月8日(金)より販売を開始した。
「Hyper BCLK Engine」はASRockが独自に外部チップを搭載し、BCLK Full-rangeオーバークロックを可能にする魅惑の機能だ、上手く設定出来ればかなり効果的に速度を向上する事が出来る。
ただし、その分この機能には制約やリスクも伴う、一例を挙げると、まずCPU倍率を変更する形のオーバークロックには非対応、そしてオーバークロック時はCPUに内蔵されているGPU機能やターボブースト機能、C-State機能が正常に動作しなくなる等のデメリットもある。
独自路線で低価格OC、PC自作本来の楽しみ方を提案するシリーズと成り得るか?
ASRockの「Hyper BCLK Engine」を搭載したマザーボードはintel H170チップセットベースの「H170 Pro4/Hyper」税込14,364円、「Fatal1ty H170 Performance/Hyper」税込15,854円と、intel C232チップセットと組み合わせた「E3V5 Performance Gaming/OC」税込21,384円の計3モデル、最近の付加価値、高額化が進んでいたマザーボード市場からすればかなり低めの価格となっている。
OCを楽しむ為にZ170 + K付プロセッサーといったハイエンド構成を選択した場合どうしてもコストが高くついてしまうがH170やH110 + Kなしの場合はコストを抑える事が出来るがほぼほぼ弄れないというハイエンドとローエンドの差が開いている状況に中間的なニーズに応える製品として期待が高まっている。
しかし、恐らくintelがコントロールしたいであろう、目的やグレードに合わせた差別化の方針とは異なる今回の製品は1ユーザーとしては歓迎したい所ではあるが様々な圧力や反発も予測されるため、今後このシリーズがどういった方向に進んでいくのか引き続き注目してみたい。
※価格は2016/4/8現在、アークオンラインストア調べ
※オーバークロックは原則保証対象外となる
H170 + HYPER BCLK モデル
H170 Pro4/Hyper
インテルH170チップセットをベースにHyper BCLKを搭載した、ATXマザーボード。
主な特徴は、モノクローム基調としたASRockとしては珍しいモノクロ基調の新カラーデザイン、DDR4 Non-Z OC対応、12Kプラチナコンデンサー採用、リアI/O付近の回路を守るI/Oアーマー実装、インテル製コントローラーのギガビットLAN、ELNA製オーディオコンデンサー採用、PCIe Gen3 x4/ SATA 6Gbps接続対応Ultra M.2を1ソケット搭載、NVMe SSDからのブートにも対応している。
主な特徴
- 10電源フェーズ+Digi Power
- Hyper BCLK Engine搭載
- DDR4 Non-Z OC対応
- Ultra M.2×1
- SATA 6Gbps×6
- SATA Express×1
- CPUグラフィック用出力はHDMI、DVI-Dの2系統
- 2つのPCIe 3.0 x16スロットを搭載
- 2-Way CrossFireに対応
- インテルGigabit LANを搭載
- USB3.0×8(R6/F2)、USB2.0×4(R0/F4)
- サウンド回路にELNA製オーディオコンデンサーを使用
Fatal1ty H170 Performance/Hyper
インテルH170チップセットをベースにHyper BCLKを搭載した、ゲーミング仕様のATXマザーボード。
Hyper BCLK Engine搭載、DDR4 Non-Z OC対応、12Kプラチナコンデンサー、リアI/O付近の回路を守るI/Oアーマー実装、チップセットや電源回路の冷却を強化するXXLアルミ合金ヒートシンク採用、インテル製ギガビットLAN、高Purity Sound 3、Fatal1ty Mouse Portの独自機能などを搭載。 PCIe Gen3 x4/ SATA 6Gbps接続対応Ultra M.2x1ソケット搭載、 NVMe SSDブートに対応。
主な特徴
- 10電源フェーズ+Digi Power
- Hyper BCLK Engine搭載
- DDR4 Non-Z OC対応
- Ultra M.2×1
- SATA Express×1
- SATA 6Gbps×6
- CPUグラフィック用出力はHDMI、DVI-Dの2系統
- 2つのPCIe 3.0 x16スロットを搭載
- 2-Way CrossFireに対応
- インテルGigabit LANを搭載
- USB3.0×8(R6(Type-A×5、Type-C×1) /F2)、USB2.0×6(R2、うち一つはFatal1tyマウスポート/F4)
- サウンド機能にPurity Sound 3を搭載
- F-Stream、Key Master、Fatal1ty Mouse PortなどのASRockゲーミングモデル独自機能
C232 + HYPER BCLK モデル
Fatal1ty E3V5 Performance Gaming/OC
インテルXeonプロセッサー(E3-1200 v5ファミリー)対応、インテルC232チップセット搭載ATXマザーボード、本来ワークステーション、クリエイター向けの構成をゲーミングモデルにブラッシュアップされている。
汎用の第6世代インテルCoreプロセッサー・ファミリーも搭載が可能、メモリは288Pin DDR4 DIMMに対応しているが、Xeon E-1200 v5シリーズ、Core i3、Pentium、Celeron搭載時に限定でDDR4 U-DIMM ECC付タイプにも対応可能。
Hyper BCLK Engine、DDR4 Non-Z OC、プラチナコンデンサー、I/Oアーマー、XXLアルミ合金ヒートシンク、インテルギガビットLAN、Purity Sound 3、Fatal1ty Mouse Portなどを搭載。
グラフィック機能がない為、別途グラフィックスカードを用意する必要がある。PCIe 3.0 x16スロットは2スロット搭載しており、AMD CrossFireテクノロジーなどをサポートしている。
主な特徴
- 10電源フェーズ+Digi Power
- Xeon E3-1200 v5ファミリーだけでなく、LGA1151のCore i7/i5/i3、Pentium、Celeronにも対応
- DDR4 2133 ECC DIMMメモリに対応 ※Xeon、Core i3、Pentium、CeleronがECC対応
- Hyper BCLK Engine搭載
- DDR4 Non-Z OC対応
- SATA 6Gbps×6
- 2つのPCIe 3.0 x16スロットを搭載
- 2-Way CrossFireに対応
- インテルGigabit LANを搭載
- USB3.0×6(R4 /F2)、USB2.0×6(R2、うち一つはFatal1ty Mouse Port/F4)
- サウンド機能にPurity Sound 3を搭載
- F-Stream、Key Master、Fatal1ty Mouse PortなどのASRockゲーミングモデル独自機能
ASRock(アスロック)について
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