ついに容量「2桁TB」へ到達、Seagate 10TBの3.5インチHDD「ST10000NM0016」販売開始
Seagate社から3.5インチHDDとしては初の2桁テラバイト台となる容量10TBの6Gbps SATA接続対応ハードディスクドライブ「Enterprise Capacity 3.5 Hard Drives (Helium)Series ST10000NM0016」が2016年4月8日(金)より販売を開始した。
3.5インチHDD 容量10TBへ到達
ハードディスクドライブでは初となる2桁テラバイトの大台に乗せた容量10TBタイプの製品が2016年4月8日より販売を開始、入荷を確認したのはSeagate社のエンタープライズ向けとなるEnterprise Capacity 3.5 Hard Drives (Helium)シリーズに属する「ST10000NM0016」で、主なスペックは3.5インチサイズ、6Gbps SATA接続、容量10TB (512byteセクターエミュレーション)、7200回転、256MBキャッシュなど。
Enterprise Capacity 3.5 Hard Drivesシリーズは24時間365日フル稼働を前提にしたデータセンターやアプリケーション向けのストレージでMTBF(平均故障時間)は250万時間、AFR(24時間365日フル稼働時の年間故障率)は0.35%とし、保証期間は5年となっている。
4月8日現在の販売価格は税込み80,784円(アークオンラインストア調べ)で1TBあたりに換算すると約8,078円となる、エンタープライズ向けのHDDとしてはそこまで割高ではないという印象だ。
また10TBを単純計算で変換するとギガバイトで10,240GB、メガバイトでは10,485,760MB、キロバイトにすると実に10,737,418,240KBとなり、とてつもない容量を1台のHDDに記録可能な時代が来たと改めて実感する、そんな製品ではないだろうか。
製品仕様
型番 | ST10000NM0016 |
---|---|
メーカー | Seagate |
シリーズ | Enterprise Capacity 3.5 Hard Drives (Helium) |
サイズ | 3.5インチ |
インターフェイス | SATA 6Gbps |
容量 | 10TB |
セクター | 512E(512byteセクターエミュレーションモデル) |
回転数 | 7200rpm |
キャッシュ | 256MB |
内部転送速度 | 最大254MB/s |
消費電力 | アイドル時 4.5W / 動作時最大6.5~8W |
平均故障時間(MTBF) | 250万 |
24時間365日フル稼働時の年間故障率 (AFR) | 0.35% |
動作音 | 非公開 |
保証期間 | 5年 |
発売日 | 2016年4月8日 |
Seagate(シーゲイト)について
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