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AMD、ソケットAM4対応プロセッサーにRyzen 5000XTシリーズ2モデル「Ryzen 9 5900XTとRyzen 7 5800XT」追加ラインアップ

AMDからソケットAM4に対応したRyzen 5000XTシリーズプロセッサー2モデルが2024年8月2日(金)11:00より販売を開始している。 16コア32スレッド3.4GHzの「AMD Ryzen 9 5900XT(型番:100-100001581WOF)」と、8コア16スレッド3.8GHzの「AMD Ryzen 7 5800XT(型番:100-100001582BOX)」モデルでいずれも最大ブーストクロックは4.8GHz。

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公開日: 2024-08-02

AMDソケットAM4主力を微調整したZen3最終系モデル

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AMDからソケットAM4に対応したRyzen 5000XTシリーズプロセッサー2モデルが2024年8月2日(金)11:00より販売を開始している。

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入荷、販売を確認したのは16コア32スレッド3.4GHzの「AMD Ryzen 9 5900XT(型番:100-100001581WOF)」と、8コア16スレッド3.8GHzの「AMD Ryzen 7 5800XT(型番:100-100001582BOX)」モデルでいずれも最大ブーストクロックは4.8GHz、TDP105Wとしている。

「AMD Ryzen 5000XT」シリーズは2017年4月に発売され今でも現役で使用されているAMDのソケット「AM4」に対応するZen3アーキテクチャ採用プロセッサー。 「Ryzen 9 5900XT」は16コアの上位モデルRyzen 9 5950Xから動作クロックを100MHz引き下げ、「Ryzen 7 5800XT」は8コアのRyzen 7 5800Xの後継として動作クロックを100MHz引き上げた調整が施された、いずれもインテル対抗モデルを意識したマイナーチェンジ版といってよさそうだ。

 
型番 100-100001581WOF 100-100001582BOX
シリーズ AMD Ryzen 5000 AMD Ryzen 5000
メーカー AMD AMD
対応ソケット Socket AM4 Socket AM4
コードネーム Vermeer Vermeer
コア数 16コア 8コア
スレッド数 32スレッド 16スレッド
動作クロック 3.3GHz 3.8GHz
最大ブーストクロック 4.8GHz 4.8GHz
Precision Boost 2 対応 対応
Precision Boost Overdrive 対応 対応
キャッシュ 72MB (8MB L2キャッシュ + 64MB L3キャッシュ) 36MB (4MB L2キャッシュ + 32MB L3キャッシュ)
TDP 105W 105W
対応メモリー DDR4-3200 (2DIMMまで)
DDR4-2933 (1Rank / 4DIMM)
DDR4-2667/2400 (2Rank / 4DIMM)
DDR4-3200 (2DIMMまで)
DDR4-2933 (1Rank / 4DIMM)
DDR4-2667/2400 (2Rank / 4DIMM)
対応メモリーサイズ 最大128GB (32GB×4) 最大128GB (32GB×4)
メモリーチャンネル 2「デュアルチャンネル」 2「デュアルチャンネル」
ECCメモリ対応 ECC対応 (※ECC機能は搭載マザーボードが対応している場合のみ使用可能です) ECC対応 (※ECC機能は搭載マザーボードが対応している場合のみ使用可能です)
PCI Express リビジョン 4.0 4.0
PCI Express 最大レーン数 24 (16x GPU / 4x General / 4x Chipset Link) 24 (16x GPU / 4x General / 4x Chipset Link)
内蔵グラフィックス -- --
CPUクーラー付属 なし (別売り) 付属 (AMD Wraith Prism)
倍率ロックフリー 対応 対応
備考 ※AMD Ryzen™ プロセッサーの対応Windowsバージョンは、「Windows 10」以降となります。 ※AMD Ryzen™ プロセッサーの対応Windowsバージョンは、「Windows 10」以降となります。
保証期間 3年間 3年間
JAN/EUCコード 0730143316552 0730143316576
発売日 2024-08-02
2024-08-02
アーク参考価格 読み込み中 読み込み中
  製品詳細 製品詳細

目新しい点は特に無いがCPUソケットとしては近年稀に見ぬ長期間、2024年現在でも現役の「AM4」による安定性と信頼性、汎用性の高さは実証されており、旧世代のAM4プロセッサーを使用しているユーザーの買い替えや、パーツ流用などでうまくコストを下げPC構築を検討している場合、有力な選択しとして候補にいれてみてもよさそうだ。ただしコスパでは現行モデルのセール価格が上回ってしまうかもしれない。


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