
MelGeekから、より正確さと速さを求めたラピトリキーボード「MelGeek REAL67」新登場
Madeシリーズで人気を博したMelGeekから、「より正確さと速さを求めた」ラピッドトリガー対応ゲーミングキーボード『MelGeek REAL67』シリーズが登場。 2025年5月23日に販売を開始した。価格は、TTC Tai Eスイッチを搭載した非透過キーキャップモデルが、税込16,800円。TTC Sacred Heart KOMスイッチを搭載した透過キーキャップモデルが税込19,990円。
「より正確さと速さを求めた」ラピッドトリガー対応ゲーミングキーボード「MelGeek REAL67」シリーズ
MelGeekから「より正確さと速さを求めた」ラピッドトリガー対応ゲーミングキーボード『MelGeek REAL67』シリーズが新登場。 2025年5月23日に販売を開始している。
販売を確認したのは、非透過キーキャップモデルの『MelGeek REAL67 Silicon (Grey)/Sodium (White)』と、透過キーキャップモデルの『MelGeek REAL67 Potassium (Transparent Purple)/Calcium (Transparent Grey)』の2モデル計4色。
価格は、非透過キーキャップモデルが、税込16,800円。透過キーキャップモデルが税込19,990円となっている。


比類なき安定性を謳う自社設計開発のキーボード

REAL67シリーズはラピッドトリガーに対応した65%レイアウトの英語配列キーボード。MelGeekの信条である「誇張や根拠のない主張のない、正直なエンジニアリング」を体現する、誇張のない、実際のテストに基づいた製品となっている。

アクチュエーションポイントは0.1mm~3.3mmの範囲で調整可能。ラピッドトリガーは最短0.01mmから2.4mmの範囲で調整可能だ。
自社で開発したPCBとソフトウェア、TTCとの共同開発の磁気スイッチにより、アクチュエーションポイントのドリフト現象を抑え、入力時の一貫性と安定性を確保し、デッドゾーンをゼロにした状態でも安定動作を可能としている。
アダプティブ・ダイナミック・キャリブレーション機能を搭載し、ソフトウェアから「オートキャリブレーション」を有効にすると、 すべてのキー入力に応じてシステムが動的に適応・再調整され、より正確なキー入力を実現する。
ポーリングレートは最大8,000Hzで、スキャンレートは最大16,000Hzとなっている。これにより、理論値0.125msという極めて低い入力遅延を実現している。

キースイッチには、TTC製の独自開発スイッチの「TTC Sacred Heart KOMスイッチ」「TTC Tai E スイッチ」を採用。
TTC Sacred Heart KOMスイッチは、TTC KOMスイッチのバリエーションモデルで、軸ブレの少なさと反応精度の高さはそのままに、クリアハウジングの採用と、ボックスステムの色が赤から白と青のコンビに変更になり、より目立ちにくく、ライティングや透過キーキャップの邪魔をしにくい仕様となっている。

TTC Tai E スイッチは新しく登場した磁気スイッチで、スムーズな打鍵感とKOMスイッチに比べて重めの打鍵音が特徴だ。本体に冷却用の穴があり、温度変化による磁力の変化を抑え、一貫した性能を発揮する。


本製品はガスケットマウント構造と、本体内部に5層からなるサウンドダンパーキットを採用している。
これにより、タイピング時の不要な振動を抑制し、打鍵感と静音性を向上させている。

前作からの「Fun」哲学を継承したデザイン

ケースはプラスチック製で、シンプルなデザインながら、各所にピクセルアートのような意匠が施されている。 サイドパネルは非透過キーキャップモデルはアルミ製、透過キーキャップモデルがキーキャップと同じポリカーボネート製のものとなっている。

このパネルは取り外し可能で、自分の好みに合わせてカスタム可能だ。前作のmade68シリーズと共通の形状をしている。

カラーバリエーションは4色展開。 Calcium Transparent Gray/Potassium Transparent purpleは透過ポリカーボネート製キーキャップとTTC Sacred Heart KOMスイッチを採用している。 また、サイドパネルはキーキャップと同じポリカーボネート製のものが装着されている。
Silicon Gray/Sodium Whiteは非透過のPBTダブルショットキーキャップとTTC Tai Eスイッチを採用している。こちらのサイドパネルはアルミ製のものが装着されている。
特に派手なライティングのキーボードを探しているなら、透過キーキャップモデルのCalcium Transparent Gray/Potassium Transparent purpleに注目しても良いだろう。
様々な設定が可能なWebドライバ「HIVE」
REAL67はMelGeek自社開発のソフトウェア「HIVE」によって、APやRTの調整やライティング、キャリブレーションなどを設定出来る。
これはWebブラウザから変更可能なソフトウェアで、インストール不要で使用可能だ。
まとめ:ラピトリキーボードのニュースタンダードになれるか

REAL67は磁気スイッチは非常に高精度、PCBは超低遅延と、前作madeシリーズから基本的な性能は引き継ぎつつも、驚くことに価格を下げてきた。
KOMスイッチの淡白な打鍵感を気にする人も多かったが、新開発のTTC Tai Eスイッチの打鍵感はKOMスイッチと比較すると筆者は好ましく感じた。
REAL67シリーズは「パフォーマンス」「低コスト」を重視するユーザーならばまず検討する価値があるように思う。
目立つビジュアル、ライティングが欲しいなら透過キーキャップモデルのCalcium Transparent Gray/Potassium Transparent purple
打鍵感の良さが欲しいならば、非透過キーキャップモデルのSilicon Gray/Sodium Whiteが、といった選択肢が用意されており、どの方向を向いても選択肢に入ってくる優れた製品なのは間違いなさそうだ。
製品の詳細・仕様 | ||
---|---|---|
メーカー | MelGeek | MelGeek |
型番 | REAL67 | REAL67 |
キーボードタイプ | コンパクトキーボード | コンパクトキーボード |
カラー | Transparent Purple/Transparent Grey | White/Gray |
言語 | 英語 | 英語 |
キーレイアウト | ANSI(US)配列・キー数 67 | ANSI(US)配列・キー数 67 |
スイッチ構造 | 磁気 | 磁気 |
スイッチメーカー | TTC | TTC |
スイッチ | Sacred Heart KOMスイッチ | Tai Eスイッチ |
アクチュエーションポイント | 0.1 ~ 3.3mm | 0.1 ~ 3.3mm |
ラピットトリガー | 0.01mm 〜 2.4mm | 0.01mm 〜 2.4mm |
ホットスワップ | 対応 | 対応 |
バックライト | 搭載 | 搭載 |
LEDカラー | RGB | RGB |
接続I/F | USB | USB |
ポーリングレート | 8000Hz | 8000Hz |
キーボード寸法 | 330 × 115 × 40 mm | 330 × 115 × 40 mm |
本体重量 | 940g | 940g |
ソフトウェア | MelGeek Hive software | MelGeek Hive software |

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