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WD社デジタルストレージへの本格参入第一弾、コンシューマー向けSSD「WD BLUE SSD」販売開始

Western Digital(ウエスタンデジタル)から同社初となるコンシューマー向けハイパフォーマンスSSD「WD BLUE PC SSDシリーズ」6モデルが2016年10月25日(火)より国内でも販売を開始。 SATA3.0接続に対応し2.5インチ/7mm厚とM.2 2280の2つのプラットフォームがラインナップ。

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公開日: 2016-10-25 (更新 2017-06-11)

HDDでお馴染みのウエスタンデジタルの「SSD」が販売開始

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WD BLUE PC SSD(WD Blue SSD)」はWestern Digital(WD)初のコンシューマー向けSSD。

SanDisk 15nmプロセスTLC NANDMarvell 88SS1074コントローラーの組み合わせに、独自のSLCキャッシュテクノロジーを採用する事でシーケンシャルリード最大545MB/s、ライト最大525MB/sを実現している。

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主な特長はなんといってもWD社のデジタルストレージ本格参入第一弾製品という事、買収したSanDiskのフラッシュテクノロジーとWD社のHDDで蓄積されたノウハウが融合した製品として高い注目を集めている。

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インターフェースはSATA 6GB/s、プラットフォーム/容量は、2.5インチ7mm厚タイプに250GB「WDS250G1B0A」、500GB「WDS500G1B0A」、1TB「WDS100T1B0A」、M.2 2280タイプに250GB「WDS250G1B0B」、500GB「WDS500G1B0B」、1TB「WDS100T1B0B」とそれぞれ3容量バリエーションが用意され合計6モデル展開としている。

同社独自のFunctional Integrity Testing Lab(FIT Lab™)認定により高い互換性を実現、WD SSDダッシュボード(要ダウンロード)によるドライブ状態の管理などサポート関連も充実している、保証期間はメーカー3年間が付帯する。

スペック詳細については容量毎に異なるため表を参照してほしい。

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WD BLUE SSD 容量 連続読込 連続書込 ランダム読込 ランダム書込 MTTF TBW
2.5inch 7mm
WDS100T1B0A 1TB 545MB/s 525MB/s 100K IOPS 80K IOPS 175万時間 400TB
WDS500G1B0A 500GB 545MB/s 525MB/s 100K IOPS 80K IOPS 175万時間 200TB
WDS250G1B0A 250GB 540MB/s 500MB/s 97K IOPS 79K IOPS 175万時間 100TB
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WD BLUE SSD 容量 連続読込 連続書込 ランダム読込 ランダム書込 MTTF TBW
M.2 2280
WDS100T1B0B 1TB 545MB/s 525MB/s 100K IOPS 80K IOPS 175万時間 400TB
WDS500G1B0B 500GB 545MB/s 525MB/s 100K IOPS 80K IOPS 175万時間 200TB
WDS250G1B0B 250GB 540MB/s 500MB/s 97K IOPS 79K IOPS 175万時間 100TB
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WDブランドSSDはパフォーマンスモデルのWD SSD BLUEシリーズ他に、エントリーモデルのWD SSD GREENシリーズも予定されており、追って秋葉原にも出回りそうだ。

ただし国内ユーザーのSSDチョイスは価格だけでなく、価格はそこそこで信頼性が高いものに人気が集中する傾向にある、そういった意味ではWD SSD BLUEの下位モデルにあたるWD SSD GREENは相当な価格差がない限りそこまでのニーズはなく、今回登場したWD BLUEがコンシューマ向け本命といっていいかもしれない。

WDによれば、既存のSanDiskブランドSSDは少なくとも当面は併売していくとの事、今後のSSDマーケットの展開にも要注目だ。

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ライター

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編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。