FPSの頂点を目指すマウス&コントローラー「タクティカルアサルトコマンダー」シリーズの販売を開始

家庭用ゲーム機を中心とした周辺機器メーカー「HORI」から2016年10月20日に発売された「タクティカルアサルトコマンダー」シリーズの販売を開始した。 FPS向けを謳ったマウスとコントローラーのセットで、PlayStation®4 / PlayStation®3 / PCに対応し、左手用コントローラーが異なる3モデルが発売されている。

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公開日: 2016-10-27

PCキーボード配列を再現

タクティカルアサルトコマンダーキーパッドタイプK1は、PCキーボードと同配列のキーを搭載し、W/A/S/Dキーでの移動に慣れているユーザー向けのモデルだ。キータイプの詳細は公表されていないが、メンブレン式を採用しているかと思われる。

右下にD-Padを搭載し、画像ではわかりずらいが、USBケーブルが出ている面にはタッチパッドも装備している。

通常のキーボードを使用していたユーザーを意識し、必要最低限のキーだけをまとめた、ある意味一番FPS特化型のモデルと言いえるかもしれない。

メカニカルキースイッチ搭載キーパッド

タクティカルアサルトコマンダーメカニカルキーパッドタイプ M1は、同社「EDGE 201」と同じ自社製オリジナルメカニカルキースイッチを搭載し、W/A/S/Dキー、アナログスティックでの操作に適したモデルで、「Razer Orbweaver Chroma」や「Logicool G13」と同様のパームレスト付きの左手用キーボードだ。キー部に搭載されているLEDのカラーはレッドのみ。

左手用キーボードとしては一番馴染みのあるデザインである。上記「K1」より汎用性はこちらの方が高いかと思われる。

モンゴリアンスタイル向けグリップコントローラー&マウス

タクティカルアサルトコマンダーグリップコントローラータイプ G1は、左手にゲームパッド、右手にマウスを使用する、いわゆるモンゴリアンスタイルでプレイしているユーザーに向けたセットだ。

グリップコントローラーはコントローラーの右半分をバッサリ切り落としたような独特なデザイン。グリップと操作を補助するハンドストラップが付属しているのでしっかりとホールドでき、操作中にコントローラーを落としてしまうということも無い。

当然、各ボタンは左側に集中しているので、通常のコントローラーでは使用しずらかったボタンも有効に活用できるよう工夫されている。

3モデル共通の特殊な機能としては、マウスの感度が緩やかになるスナイプボタン、マウスの感度が最大になるクイックボタン、歩行動作(左スティックを少し傾けた状態)が可能なウォークボタン(+左スティックボタン)が搭載されている。

設定は専用のTACゲーミングソフトウェアを使用し、各プロファイルをPC上で調整することが可能だ。

タクティカルアサルトコマンダーは、FPSという特定のジャンル向けであるにもかかわらず、プレイスタイルに合わせ左手用コントローラーを選択可能にしたという珍しいシリーズだ。特に「グリップコントローラータイプ G1」は、長年ノウハウを培ってきたHORIならではの独創的な製品である。また、 PlayStation 4/PlayStation 3 およびPC間で使用可能なので、プラットフォームが変わっても同じ使用感でプレイできるのも大きなアドバンテージとなるだろう。