
新MSIゲーミングノートを分解してみた
新しいMSIゲーミングノートが登場したのでカスタムを行うアークとしては欠かせない分解をしました。GT72S、GS60、GS70の3製品の内部をお見せします。とりあえず注目ポイントはSSD。なんといってもMVMeなのでなにが搭載されているかは気になるところ。
アークとしてはまず分解でしょ
新しいMSIゲーミングノートが届いたので早速開封の儀・・・ではなく分解の儀をとり行いたいと思います。
GT72S
まずはGT72Sです。 パッケージはいつもとあまり変わりませんね。

外観も前モデル通りとなってます。

分解
さてさて、分解分解。
内部はこんな感じです。 これもあまり前モデルと変わりませんね。

SSDはなんと・・・
さて、今回のモデルのポイントの一つ、NVMe SSDは、っと・・・

なるほど、上がM2-Mのみ搭載可能、下がM2-Bのみが搭載可能なのですね。
・・・
ってあれ?確かメーカーからの仕様書ではNVMe対応スロットが二つのみだったはず。
なのにM2-MとM2-B?
わける意味があるのか?
しかも「SATA」とある。じゃあ、NVMeスロットは?
ということでSSDスロットユニットの裏表を見てみると・・・


これは・・・
スロットが4つ?
メーカーに確認してみたところ、SATA対応M.2が2つ、NVMe対応M.2が2つの計4つのスロットがある模様です。
試してみたところ、それぞれRAID0の構築が可能なようですね。
事前にもらった仕様書と実物が違うわけですが、ダウングレードじゃあないのでOKでしょう。
そしてお気づきかもしれませんが・・・


開けてびっくり東芝製でした。
てっきりサムスンのSM951だろうとばかり思っていたので驚きです。
ちなみに二枚目の写真は「GS60 6AK-100JP」から引っこ抜いた256GB品。
SM951も使っているとメーカーから聞いてはいますので、おそらく何方も採用しているのでしょう。
ちなみにNVMeのSSDですがスペックが爆発的に上がっているせいもあって結構熱が出ます。 なのでしっかりとサーマルパッドが張り付いてました。
その他
HDDはHGSTです。

そしてKillerNIC(Wifi) 今までより製品グレードが上がっている物が使用されています。

ちなみにGT72SはCPUのオーバークロックができます。
BIOS画面もご覧のとおり。

当然メモリーもDDR4-2400が使用可能。 もちろんアークでのカスタムも対応してますよ。
MSI GT72がG-SYNCやSkylake、USB3.1を搭載して新登場!
アンクロック版Core i7の性能と『Maxwell』を採用した最新の強力なグラフィックス『NVIDIA GTX980M』が圧倒的な性能をノートブックにもたらします。
MSI GT72がG-SYNCやSkylake、USB3.1を搭載して新登場!
アンクロック版Core i7の性能と『Maxwell』を採用したグラフィックス『NVIDIA GTX970M』が強力な性能をノートブックにもたらすだけでなく、NVIDIA G-SYNC™が驚くほどなめらかなゲーム体験を提供してくれます。
GS60
さて、GSシリーズに行ってみましょう。
こちらはパッケージが新しくなってます。 ぶっちゃけ以前のパッケはRazerBladeと被ってましたからねw

分解からのメモリーを・・・

GS60を分解。
メモリーはSKHynixですね。
さすがに他メーカーと違ってA-DATAとかじゃあありません。
※A-DATAディスってるわけじゃないですが、品質基準は刻印チップのほうが上ですからね・・・。

GT72SはOCできるK型番CPUだったので当然のごとくDDR4-2400が動きましたが問題はこちら。
排熱設定的にもGSシリーズはOCできないのでCPUにはKなし型番が採用されてます。
果たして動くのかどうか、KingstonのHyper-Xシリーズのメモリで検証してみました。
結果は、、、

いけました!

XMPに対応していないっぽいBIOSだったのですがこのOCメモリはSPDも書き込まれてるので2400で動いてくれてます。
ちなみにCPU-ZはSPDちゃんと計算できてませんw
SPD:DDR4-2133 CL13-13-13
となってるはずなのですがCPU-Zの表示がおかしいのは
アークのメモリ担当曰く
「SPDは各設定を全て手動で書き込むのではなく、必要最低限の値を書き込み、あとはマザー・CPUによる自動計算で各設定を算出する」
そうなので
「CPU-Zがその計算をうまくできないことでとりあえずXMPから読めた値を表示してるのだでは?」
とのことでした。
製品
Intel® 第6世代 Core™ プロセッサー搭載!
更にNVMe SSD搭載でSATA SSDの約4倍の 2200MB/sを実現!
ウルトラブックと同等の薄さを実現したMSI GS60に新モデルが登場。
GS70

分解

こちらはGS70。 ちなみにパッケージはGS60と同様でした。
メモリとかSSDとか

メモリはSKHynix純正品ですね。
因みに、DDR4-2400メモリは動作OKでした。

GT72S、GS60もそうですがCPUのシールはSkyLakeから新しいものに変わってます。 そういえばいつも間にやらGeForceのシールは貼られなくなってますね。何かあるのか、、、?

2年保証のシールが張られてます。 こういうのがあると精神的に安心しますね。


しっかりサーマルパッドで覆われたSSDです。 ちなみにこれも東芝製。
Intel® 第6世代 Core™ プロセッサー搭載モデル!高速メモリDDR4にももちろん対応。更にNVMe SSD搭載で超スピードを実現!
ウルトラブックと同等の薄さを実現したMSI 17インチ GS70が更に強力になって登場です。
Intel® 第6世代 Core™ プロセッサー搭載モデル!高速メモリDDR4にももちろん対応。
ウルトラブックと同等の薄さを実現したMSI 17インチ GS70が更に強力になって登場です。
分解終了
新しいMSIゲーミングノートはこんな感じでした。
ぶっちゃけ内部構造的には今までとあまり変わらないです。
なので作業的には何ら支障なくできました。
ちなみに搭載されていたSSDやメモリ、HDDは必ずこれが入っているというわけではないはずなのでご注意を。
おそらく製造ロットとかでわかれてるのでしょうが、さすがにその内訳までは把握しきれていません。
というか把握してても公の場で開示はできないですけどね。
まあ、ゲーミングシリーズはハードウエアに負荷をかける使い方がほとんどなはずなので変なパーツは使わないと思います。
ましてや上位シリーズになんてもってのほか。
これは向こうの担当と会うたびに口を酸っぱくしてお願いしてるのできっと大丈夫なはず・・・。
大丈夫だといいなぁ・・・。
以上、MSIゲーミングノートの分解の儀でした。
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