SKhynix Canvas SSDにTLC NAND採用モデル「SL300」シリーズ登場
2015年10月17日(土)よりSKhynix製SSDシリーズ「CANVAS SL300」の発売が始まった、ラインナップは容量250GBの「HFS250G32TND-3112A」と500GBの「HFS500G32TND-3112A」の2モデル、どちらもSL300シリーズのSL301というモデルで2.5インチ 高さ7mmのSATAタイプとなる。また後発ながらSKhynix初のTLC NANDを採用、品質をキープしつつコストパフォーマンスにも注力した同社最新のシリーズだ。
SKhynix SSD本格参入「CANVAS」シリーズ第2弾が登場
今回発売を確認したSSDはSKhynix製CANVAS SL300シリーズの中のSL301というモデルで250GBの「HFS250G32TND-3112A」、500GBの「HFS500G32TND-3112A」の2タイプ、またどちらも2.5inch 7mm厚 SATA接続となる。
箱は前作と同じスッキリしておりキャンパス生地調テクスチャーベースのデザインだ。
また、取り付け用ネジやマウンターの類は付属していない。
マニュアル(ガイド)はモノクロ印字で7ヶ国語に対応したものが付属しており日本語にも対応している。
CANVAS SC300シリーズとの主な違い
先に発売されているCANVAS SC300シリーズとの主な違いとしては、MLC NANDからTLC NANDへ変更、保証期間が制限付き5年(書込み72TB保証上限有)から書込上限なしの3年へ変更、容量はSC300シリーズが128GBと256GB(512GBは日本未発売)だったのに対しSL300シリーズでは250GBと500GBへ大容量化している。
その他の差については以下の比較シートで確認してもらいたい。
パフォーマンス、耐久性においてはMLCモデルのSC300シリーズと同等レベルになっていることが判る。
ひとつ気になるポイントとして消費電力が大幅に異なる部分だが一般的に考えてSC300のアクティブ電力が低すぎるためSC300のデータシートの誤植ではないかと思われる、現在代理店を通してメーカーに確認中だがSL300の消費電力が特別変という訳ではない。これについては判り次第追記したい。
MLCクラスのパフォーマンスを実現したTLC NAND採用でコストパフォーマンスに注力
SanDiskやToshiba、SamsungなどがTCL NANDを先に製品化、量産している中、今回のSL300シリーズからSKhynixもTLCを採用してきた。
TLC NANDはMLC NAND、SLC NANDと比べ同じ面積であればより多くのデータを記録出来るためコストを下げる事ができる、もちろんTCLにはデメリットもあったがその課題がクリアされてきている事で最近ではTLC NAND採用SSDがコンシューマ向けの標準モデルに急速に移行してきており、同社もTLCモデルへ移行することで価格的な部分でも競争力を上げシェアを高める目論見だ。
スペック、詳細
SKhynix(エスケーハイニクス)について
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