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SteelSeriesからゲーミングヘッドセットの新シリーズ「Arctis」が発売

SteelSeriesからファッショナブルな「ライフスタイルデザイン」のゲーミングヘッドセット「Arctis」シリーズが2017年2月24日に発売された。「Arctis 3」「Arctis 5」「Arctis 7」の3モデルが発売され、それぞれブラックとホワイトの2色が用意されている。

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公開日: 2017-02-24 (更新 2017-04-06)

高音質と快適性を追求した新シリーズ

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SteelSeries Arctisシリーズは、エントリーモデルのArctis 3、ミドルレンジのArctis 5、そしてハイエンドのArctis 7の3ラインナップとなっており、各モデル共にブラック、ホワイトの2色で展開される。

只、Arctis 3とArctis 5のホワイトモデルのみ発売が後日となっており、詳しい発売日は未定となっている。(2017年2月時点)⇒2017年4月7日発売決定

まず、各モデルの共通仕様から紹介していこう。

Arctisシリーズの最大の特徴は、グレードに関わらず全てのモデルで共通のドライバー、マイクを搭載しているという点だ。

ドライバーは、同社の300ドルクラスのフラッグシップヘッドセットに使用されている高音質ドライバー(40mm S1 オーディオドライバー)を採用し、7.1chサラウンドに対応する。

ゲーミングマイクのコンセプトを徹底的に見直した結果生まれたというマイクは、「ClearCast」と呼ばれるSteelSeries独自の双指向性ノイズキャンセリングマイクを採用している。メーカーではゲーミングヘッドセットとしては世界初の双指向性マイク、と謳っているが、元々PCやカーナビの音声認識入力やオペレーターが用いるヘッドセットに多く使用されているのが双指向性マイクなだけに、今までゲーミングヘッドセットに採用されていなかったのが不思議と言えば不思議だ。尚、マイクはSiberiaシリーズと同様に収納式を採用している。

ヘッドセット本体(左側)には、ボリュームコントロールとマイクミュートのスイッチ、オーディオシェア用のジャックに、ケーブル接続用のジャックが搭載されている。

3モデル共に、SteelSeries Engineに対応し、サラウンドサウンド、EQ設定、マイク設定などのカスタマイズが可能となっている。

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外観、デザイン面では、一見音楽用ヘッドフォンかと思えるほどスタイリッシュなデザインになっており、Siberiaシリーズとは大分印象が異なっている。マイクも収納した際にあまり気にならないのでアウトドアでの使用にも問題なさそうだ。

イヤークッションは、布地にスポーツウェアなどで使用されている素材を採用し、内部はトップアスリートや高級ホテルなどが使用しているマットレスととして有名なあのエアウィーヴを採用している。

ヘッドバンドのサスペンション部はスキー用ゴーグルのバンドと同じ物を使用しフィット感と快適性を追求。マジックテープで簡単に長さの調整が可能となっている。取り外しも可能で、日本国内での販売は未定だが様々な色やデザインのバンドに交換ができるようになっているのもポイントだ。

アスリート風の快適さを求め、ゲーミングヘッドセットでは今まで採用されたことの無い素材を随所に使用しているのがArctisのもう一つの特徴だ。

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接続方式とサラウンド機能で差別化

各モデルでは、接続方式や対応するバーチャルサラウンドサウンドの違いなどで差別化が図られている。

主な違いは下記の通り。

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モデル名 Arctis 3 Arctis 5 Arctis 7
接続方法 有線アナログ接続 有線USB接続/有線アナログ接続 ワイヤレス(USB)接続/有線アナログ接続
対応サラウンド機能 SteelSeries 7.1サラウンド DTS Headphone:X DTS Headphone:X
ChatMixコントロール ×
ライティング機能 × RGBイルミネーション ×

7.1chサラウンドは、Arctis 3はソフトウェアをダウンロードしインストールすることによりSteelSeries 7.1サラウンドに対応し(Windows 7以降のみ)、Arctis 5とArctis 7もWindows環境下でのみDTS Headphone: X 7.1サラウンドに対応する。

ChatMixコントロールは、ゲーム中にボイスチャットのボリュームを調整できる機能で、ChatMix Dialによって行い、Arctis 5はUSBケーブル上に、Arctis 7はヘッドセット本体にChatMix Dialが搭載されている。

デザイン面ではArctis 7のみヘッドバンド部に違いがあり、ヘッドバンドが金属製となり、スキーゴーグルサスペンションのバンドもArctis 3とArctis 5は共通のバンドを使用しているが、Arctis 7のみヘッドバンドを一周する仕様のモノになっている。

3モデル共に有線でのアナログ接続が可能だが、コネクタは共通で4極3.5mmプラグとなりモバイル機器での使用も可能となっている。

付属品に関しても触れておくと、Arctis 3には3.5mmx2の延長ケーブル、Arctis 5にはUSB ChatMix Dialが、Arctis 7にはワイヤレストランスミッターとマイクロUSB充電ケーブルが同梱されている。

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Arctis 5のChatMix Dial
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Arctis 7のChatMix Dial
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Arctis 7のヘッドバンド部

Arctisシリーズの魅力は、ファッション性の高いデザインと、どのモデルでも同じサウンドと装着感が得られる、という点であろう。

SteelSeries製のゲーミングヘッドセットと言えば、Siberiaシリーズが長い間親しまれ高い評価を受けてきたが、Siberiaシリーズと同様、ゲーミングヘッドセットの新たな定番となり得るか期待したいところだ。

製品仕様(共通)

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製品名 SteelSeries Arctis シリーズ
メーカー SteelSeries
マイク仕様
マイク SteelSeries ClearCast マイク
周波数帯域 100Hz-6500Hz
指向性 双指向性
マイク感度 -48db
インピーダンス 2200Ω
スピーカー仕様
ドライバー 40mm S1 オーディオドライバー
再生周波数帯域 20Hz-20000Hz
感度 98db
インピーダンス 32Ω
全高調波歪み < 3%
ワイヤレス仕様(Arctis 7のみ)
バッテリー寿命 15時間
無線受信範囲 約12m
対応プラットフォーム PC、コンソール、VR、モバイル
高音質「S1 オーディオドライバー」と、新デザインの双指向性マイク「ClearCast」を搭載したArctis シリーズのエントリーモデル
取扱終了
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高音質「S1 オーディオドライバー」と、新デザインの双指向性マイク「ClearCast」を搭載し、RGBイルミネーションも搭載したUSB/アナログ接続対応のミドルレンジモデル
取扱終了
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高音質「S1 オーディオドライバー」と、新デザインの双指向性マイク「ClearCast」を搭載し、DTS Headphone: X 7.1サラウンドに対応したワイヤレスヘッ ドセット。
取扱終了
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高音質「S1 オーディオドライバー」と、新デザインの双指向性マイク「ClearCast」を搭載し、DTS Headphone: X 7.1サラウンドに対応したワイヤレスヘッ ドセット。
取扱終了
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高音質「S1 オーディオドライバー」と、新デザインの双指向性マイク「ClearCast」を搭載したArctis シリーズのエントリーモデル
取扱終了
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高音質「S1 オーディオドライバー」と、新デザインの双指向性マイク「ClearCast」を搭載し、RGBイルミネーションも搭載したUSB/アナログ接続対応のミドルレンジモデル
取扱終了
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