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Polaris 12アーキテクチャ採用Radeonの新ローエンド「RX 550」GPU搭載グラフィックスカード販売開始

2017年4月20日(木) 23:00 AMDはPolarisアーキテクチャを採用する新ローエンド、エントリークラス「RADEON RX 550」GPU搭載グラフィックスカードの販売を解禁。 早速、SAPPHIREなどから一部のRADEON RX 550 GPU搭載モデルが登場。

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公開日: 2017-04-20 (更新 2017-05-13)
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Polarisアーキテクチャ採用「Radeon RX500」シリーズより新ローエンド「RX550」の販売も解禁

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2017年4月20日(木)23:00より「RADEON RX 550」を搭載するグラフィックスカードの販売が開始された。

Radeon RX 550は2017年4月18日 22:00にAMDが発表したPolaris 12アーキテクチャを採用するGPU「Radeon RX 500」シリーズのローエンド、エントリークラスに位置する製品。

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昨年1億人にVR体験を届ける事をテーマに高いコストパフォーマンスで注目を集めたPolarisアーキテクチャ第1世代の「RX 400」シリーズでは「RX 460」「RX 470」「RX 480」の3 GPUモデル構成だったが、第2世代の「RX 500」シリーズは置き換えとなる「RX 560 ※」「RX 570」「RX 580」に加え新たに「RX 550」が追加された合計4 GPUモデル展開となっている。

[2017-5-13 追記]※「RX 560」は2017年5月13日(土)よりようやく国内でも販売を開始した。

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発売解禁時点で販売を確認出来たのは、MSI「RADEON™ RX 550 AERO ITX 2G OC」、SAPPHIRE PULSEシリーズから2GBメモリー搭載「PULSE RADEON RX 550 4G GDDR5 HDMI/DVI-D/DP OC (UEFI) BOX (型番:11268-01-20G/VD6324)」と、4GBメモリー搭載「PULSE RADEON RX 550 2G GDDR5 HDMI/DVI-D/DP OC (UEFI) BOX (型番:11268-03-20G/VD6325)」、GIGABYEからシングルファンタイプの「Radeon RX 550 D5 2G(型番:GV-RX550D5-2GD) 」と、デュアルファンタイプの「Radeon RX 550 GAMING OC 2G(型番:GV-RX550GAMING OC-2GD)」の5製品

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主な特長は

  • eSportsゲーム(低解像度プレイ)に適している。
  • DirectX® 12、Vulkan®などに対応
  • Radeon FreeSync™ 2およびHDRゲーム体験に対応
  • HDMI™ 2.0およびDisplayPort 1.4 HBR3/HDRに対応

など、上位モデル同様、最新のテクノロジーをほぼサポートしつつ、消費電力の低さ価格の安さを武器にintelプロセッサー内蔵グラフィックス機能(intel HD Graphics)では満足できないユーザーへのアップグレード用グラフィックス拡張カードにおすすめな製品としている。

RX 550の搭載メモリー2GBと、4GB2バリエーションがラインナップされているがローエンドクラスの特性上は2GB搭載製品が主力になりそうだ。

MSIオリジナルクーラーを搭載するPolarisアーキテクチャー採用エントリーGPU RADEON RX 550搭載グラフィックスカードのオーバークロックモデル。搭載メモリ2GBモデル。
取扱終了
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ローエンドクラスとしても侮れない性能を備えており、ゲームプレイはおまけ程度だがCPU内蔵グラフィックス機能では画像編集や動画再生にストレスを感じる、そんな場合に最適なカードだ。

しかしそういった状況の場合、そもそもPCIeスロットがPCに搭載されていないといったシチュエーションが多く、今後求められるのはThunderbolt™ 3の普及やそれに対応するHDD外付けケースサイズの簡単にグラフィックス機能が拡張できる箱型のコンポーネントなのかもしれない。

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ライター

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編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。