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インテル、デスクトップ向け第8世代CoreプロセッサーとZ370チップ搭載マザーボード国内単品販売開始

インテルのデスクトップPC向けメインストリーム初の6コア/12スレッドプロセッサー「CORE i7-8700K」を含む第8世代Coreプロセッサー「Coffee Lake-S」と対応チップセット「Z370」を搭載する各種対応マザーボードの国内単品販売が2017年11月2日(木)11:00より開始。 第8世代はノートPCや、BTOパソコンでは一足早く販売を開始していたがパーツ単品としては今回が初。

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公開日: 2017-11-02 (更新 2018-04-03)

パーツ単体も国内販売開始、インテル第8世代COREプロセッサーとZ370チップセット搭載マザーボード

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インテルのデスクトップ向け第8世代COREプロセッサーファミリー「Coffee Lake-S」とそれに対応するチップセット「Z370」搭載マザーボード各種の国内単品販売が2017年11月2日(木)11:00より開始した。

デスクトップ向け第8世代インテルCOREプロセッサー(CoffeeLake-S)は、第7世代インテルCOREプロセッサー(KabyLake-S)と比較し、コア数を増やすことでパフォーマンスアップを実現した、ある意味AMDの多コア戦略に対抗すべく投入されたインテル最新プロセッサーの一つ。 特に最上位モデルの「CORE i7-8700K」は6コア12スレッド、L3キャッシュ容量12MB、インテル・ターボブースト・テクノロジー2.0などを備え、動作クロック最大4.7GHzをTDP95Wで実現している。

▼ CoffeeLakeの特長・詳細はこちらから

インテル第8世代COREシリーズデスクトッププロセッサーラインアップ

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ラインアップは、6コア12スレッドの「Core i7-8700K」と「Core i7-8700」、6コア6スレッドの「Core i5-8600K」と「Core i5-8400」、4コア4スレッドの「Core i3-8350K」と「Core i3-8100」の6モデル。 スペック詳細は以下の表を参照してほしい。

製品名 コア数 スレッド数 クロック ターボ時 キャッシュ レーン数 TDP 対応メモリー クーラー
Core i7-8700K 6 12 3.7GHz 4.7GHz 12MB L3 16 95W DDR4-2666 別売
Core i7-8700 6 12 3.2Hz 4.6GHz 12MB L3 16 65W DDR4-2666 付属
Core i5-8600K 6 6 3.6GHz 4.3GHz 9MB L3 16 95W DDR4-2666 別売
Core i5-8400 6 6 2.8GHz 4.0GHz 9MB L3 16 65W DDR4-2666 付属
Core i3-8350K 4 4 4.0GHz 8MB L3 16 91W DDR4-2400 別売
Core i3-8100 4 4 3.6GHz 6MB L3 16 65W DDR4-2400 付属

インテル300シリーズチップセット「Z370」搭載マザーボードラインアップ

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2017年11月2日時点で唯一、第8世代COREプロセッサー「Coffee Lake-S」に対応する「Z370」チップセット搭載マザーボードも同日単品販売が開始されている。

ラインアップは以下の通り

ASRockから「Z370 Taichi」、「Fatal1ty Z370 Gaming-ITX/ac」、「Z370M-ITX/ac」、「Fatal1ty Z370 Professional Gaming i7」、「Fatal1ty Z370 Gaming K6」、「Z370 Extreme4」、「Z370 Pro4」、「Z370M Pro4」の8モデル。

ASUSから「ROG STRIX Z370-I GAMING」、「TUF Z370-PLUS GAMING」、「PRIME Z370-A」、「ROG STRIX Z370-F GAMING」の4モデル。

GIGABYTEから「Z370 HD3」、「Z370M D3H」、「Z370 AORUS Ultra Gaming」、「Z370N WIFI」の4モデル。

MSIから「Z370 GODLIKE GAMING」、「Z370 GAMING M5」、「Z370 GAMING PRO CARBON AC」、「Z370 GAMING PRO CARBON」、「Z370 GAMING PLUS」、「Z370M GAMING PRO AC」、「Z370I GAMING PRO CARBON AC」、「Z370 PC PRO」、「Z370 TOMAHAWK」の9モデル。

対応プロセッサーの国内販売開始日が遅れた事や、Z270からのマイナーチェンジで既に練りこまれ成熟した仕様という事もあり、4社合計25モデルと、ASUSのROGを始めエンスージアスト向け上位グレード以外の定番シリーズは解禁直後からある程度出揃った形となった。

2017年はAMD RYZEN AM4によるインテル1強状態からのシェア奪還に打って出た結果LGA2066(CORE-X)、LGA1151(Skylake-S、KabyLake-S)、LGA1151(CoffeeLake-S)、RYTZEN AM4(RYZEN 3/5/7)、RYZEN TR4(Treadripper)と、近年まれに見ぬプラットフォームが出揃った年となっているが、CoffeeLakeはその中でも最後発にして同社メインストリーム初の6コアプロセッサーとして高い注目を集めている。


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ライター

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編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。