小型軽量の3Dサラウンドプロセッサ「XPUMP」が発売
特許取得した音声演算処理技術「XROUND™」を搭載し迫力のバーチャルサラウンド体験できるオーディオデバイス「XPUMP」が発売された。手持ちのスピーカー、ヘッドフォンでシアターサラウンドを気軽に楽しめる注目の製品だ。
世界一コンパクトな3Dオーディオ ホームシアター
XPUMPは、ステレオスピーカーやヘッドホンに繋げるだけで擬似サラウンド効果を得ることができる小型サラウンドプロセッサだ。
XPUMPには、サラウンド演算アルゴリズム「XROUND」が搭載されており、様々なステレオ音源を10万分の1秒のスピードでリアルタイム演算し、ホームシアターの様なサラウンド効果を生み出すことが可能となっている。
XROUNDは、オーディオ処理技術の専門家が共同で設立した企業「Embrace Audio Lab Inc.」で開発された音声演算処理技術で、XROUNDの名はブランドネームとしても使われている。
技術的には、音が重なり合う部分を削除しそれぞれの耳にそれぞれの音が到達する音場を作り出すとのこと。
また、サウンドフィールドを立体的に捉えた3D音場拡張技術により立体的で定位感のあるサラウンドサウンドが得らるとしている。
サラウンド効果のほかに、イコライジング、低音強化などもアルゴリズムによって行なわれているようだ。
入力端子はmicroUSBデジタル入力(充電兼用)と3.5mmステレオミニプラグとなり、出力端子は3.5mmステレオミニプラグと汎用性が高いのがポイントだ。
本体に搭載されているスイッチはXROUNDレベルボタン、ボリュームボタン、モード切り替えスイッチの3つのみと非常にシンプル。
モード切り替えスイッチはスピーカーモードとヘッドホンモードの切り替えが可能となっており、それぞれに最適化された効果を得ることができる。
本体サイズは92(W)mm x27(D)mm x15.5(H)mmと小型で設置場所を取らず、400mAhのリチウムイオンバッテリー内蔵で(USBで接続した場合はバスパワー稼動)、アダプター類が不要なところもポイントだ。
尚、稼働時間はフル充電で6時間~8時間、フル充電までにかかる充電時間は約1時間30分とのことだ。
ソフトウェア不要で機器を選ばず、手軽にサラウンドサウンドが得られるのは大変魅力的だ。その気になれば外出先でもゲーム、映画、音楽などをサラウンドサウンドで楽しむこともできる。
販売価格も1万円半ばと手の出しやすい価格となっているので、気になる方は試してみてはいかがだろうか。