コルセアの魅せるATXミドルタワーケース「CRYSTAL 460X」シリーズの違いを簡単比較 - まとめ
CORSAIRから強化ガラスを採用しケース内部を魅せつつ、ケース内部空間を広く確保しエアフローを重視したATXミドルタワーケース「CRYSTAL 460X」シリーズ2モデルを比較、まとめてみた。
コルセアの魅せるケースCRYSTALシリーズ
「CRYSTAL 460X」シリーズは2016年下半期のトレンドの一つ「強化ガラス」をフロントと左サイドパネルに採用し、5インチベイを排除する事で内部空間を大きく確保し水冷ラジエーターにも対応したコルセアの魅せるミドルタワーATXケース。
2016年11月19日に発売を開始している「CRYSTAL 460X」と、同年12月3日より販売を開始した「CRYSTAL 460X RGB」の2モデルがラインナップされ構成と価格が異なる。
今回は2モデルの相違点をまとめつつ製品特長をまとめてみた。
CRYSTAL 460Xシリーズ特長
強化ガラスパネルをフロント、レフトサイドに採用
460Xシリーズは強化ガラスパネルをフロントと左サイドパネルに採用し内部構造を魅せる事を重視している。 ちなみに右サイド、リア、トップは黒色のスチールパネルを採用している。
エアフロー重視のレイアウト
最大6基のファンの取り付けに対応し、熱源となるCPUやグラフィックスボードなどのメインパーツに効果的なダイレクトエアフローを構築することが可能。
大型カードやクーラーに対応する高い拡張性
5インチベイを排除した事により最大370mmまで拡張カード、奥行き最大200mmサイズまでの電源ユニット、高さ170mmまでのCPUクーラーが搭載可能。 ただしストレージは3.5インチx2 2.5インチx3と一般的な搭載数。
液冷、水冷ユニット対応
前方最大360mm、上部最大240mm、後部最大120mmのラジエーター取付可能なスペースがあり、各種液冷、水冷クーラーを実装可能。
モジュラーカバー採用
本体下部に仕切られた着脱可能なモジュラーカバーによりケーブルとドライブをシステム部から分離しスッキリとした内観を魅せる事が出来る。
RGBライティング機能(460X RGB限定)
460X RGBモデルはガラスパネルを活かせる3基のSP120 RGBファンをフロントに標準搭載、また3ボタンの統合型ラインティングコントローラーをI/Oパネルユニット部に実装しライティングパターンがカスタマイズ可能。
460Xと460X RGBの違い
コルセアの強化ガラス採用ケースとして登場したCRYSTAL 460Xシリーズ2バリエーションモデルを比べると2つの相違点がある。
1. 標準搭載ファンが異なる
460X RGBは同社120mmサイズのRGB発光対応ファン「SP120 RGB LED」をフロントに3基標準搭載。対して460Xは140mm赤色固定の発光対応ファン「AF140L」をフロントに1基、スタンダードな120mmファン「AF120L」をリアに1基、計2基のファンを搭載している。
2. ライティングコントローラーの搭載、非搭載
460X RGBには3ボタンのライティングコントローラーがIOパネル上に初期搭載されているが、460Xには搭載されていない。
それ以外は基本的に同仕様と考えてよい。
460Xシリーズ仕様
製品名 | 460X | 460X RGB |
---|---|---|
型番 | CC-9011099-WW | CC-9011101-WW |
シリーズ | Crystalシリーズ | Crystalシリーズ |
メーカー | CORSAIR | CORSAIR |
ケースタイプ | ミドルタワー | ミドルタワー |
材質 | スチール、強化ガラス | スチール、強化ガラス |
対応マザーボード | ATX、microATX、Mini-ITX | ATX、microATX、Mini-ITX |
対応電源 | ATX 12V 奥行200mmまで(別売) | ATX 12V 奥行200mmまで(別売) |
対応グラフィックスボード | 最大370mm長まで対応 | 最大370mm長まで対応 |
対応CPUクーラー | 全高170mm | 全高170mm |
拡張スロット | 7 | 7 |
フロント(トップ)I/Oパネル | USB3.0 Type-A x2 ヘッドホン&マイクジャック各x1 | USB3.0 Type-A x2 ヘッドホン&マイクジャック各x1 |
スタートボタン、リセットボタン | スタートボタン、リセットボタン | |
3ボタンRGBコントロールスイッチ | ||
ドライブベイ | 内部2.5インチ x3、内部3.5インチ x2 | 内部2.5インチ x3、内部3.5インチ x2 |
搭載可能ファン | 前面:120mm x3 or 1400mm x2 | 前面:120mm x3 or 1400mm x2 |
上面:120mm or 140mm x2 | 上面:120mm or 140mm x2 | |
背面:120mm x1 | 背面:120mm x1 | |
付属ファン | 前面:140mm赤LED x1、背面120mm x1 | 前面:120mm SP120 RGB LED x3 |
外形寸法 | 220x440x464mm | 220x440x464mm |
重量 | 7.97kg | 7.97kg |
カラー | ブラック | ブラック |
対応ラジエータ | 前面:120/240/280/360mm | 前面:120/240/280/360mm |
上面:240mm | 上面:240mm | |
背面:120mm | 背面:120mm | |
コルセア水冷対応 | H55、H60、H75、H80i、H90、H100i、H105、H110 | H55、H60、H75、H80i、H90、H100i、H105、H110 |
発売日 | 2016年11月19日 | 2016年12月3日 |
全面強化ガラス仕様のCrystal 570X RGBも登場
フロントと左パネルに加え、右サイドとトップパネルも強化ガラスを採用したいわゆる全面ガラスパネルを採用したシースルーケース。
基本的な仕様は2.5インチシャドウベイが1つ減っていること以外は460X RGBと同仕様。
460Xシリーズまとめ
強化ガラスの透過度は高くフロントパネル脇のエアインテークのデザインなどもデザイン性があり実物は写真よりかなりカッコ良く感じるケースに仕上がっている。増設力についてはストレージは軽視しているが一般的な構成やゲーミングPC用途であれば問題ないレベルのキャパシティを備えており、それ以外は十分な増設力といってよさそう。
CORSAIR CRYSTAL 460Xシリーズは光らせて魅せるオシャレなフルカスタムパソコンを自作するには持って来いなPCケースとして2016年末から2017年にかけての注目製品となりそうだ。
Corsair(コルセア)について
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