ROCCATから新型マウス「Kone Pure Owl-Eye」と新世代マウスパッド「Dyad」が発売
ドイツのハンブルグを拠点とするゲーミング周辺機器メーカーROCCATから、Kone Pureの最新モデルが発売。同時に布系ソリッド仕様を謳う新型マウスパッド「Dyad」も発売された。
進化した2017年版「Kone Pure」
Kone Pure - Owl-Eyeは、2017年2月に発売されたKONE EMPと同じROCCAT OWL-EYE オプティカルセンサーを搭載した右手用ゲーミングマウスだ。
OWL-EYE オプティカルセンサーについてもう一度おさらいしておくと、PixArt 3361センサーをベースにROCCATが調整を行ったセンサーで、最高解像度は12,000dpiとなっており、400~3,000dpiの範囲で使用した際に最高の精度を実現することを可能とした最新の光学式センサーだ。
新しいKone Pureに搭載されているOwl-Eyeセンサーもスペック的にはKONE EMPと全く同じとなっており、その他のARM Cortex-M0 50MHzプロセッサ、マクロ設定用の512kBオンボードメモリーの搭載などもKONE EMPと同様となっている。
OWL-EYE オプティカルセンサーに関しては、KONE EMPの記事で詳しく触れているのでそちらを参照いただければと思う。
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形状自体は今までのKoneシリーズのデザインを踏襲しており、Kone EMPともほぼ変わらないデザインとなっている。
ボタン構成もKone EMPとほぼ同じで、チルト機能付きの4Dチタンホイールからチルト機能を省いた2Dチタンホイールに変更されているくらい。7ボタン+スクロールホイールという構成でもちろんEASY-SHIFT[+]™テクノロジーも搭載されている。
大きさは体積比でKONE EMPの91%とのことで、数値的には公表値で118 x 70 x 39mmとなっており、旧Kone Pure OpticalやKone Pure Military(120 x 70 x 40mm)とも若干サイズが異なっている。
重量は88gとかなり軽量。旧Kone Pure Optical、Kone Pure Militaryの90gよりさらに軽くなっている。
カラーは、旧Kone Pure Opticalはトップ部がグレー調であったが(サイドはブラック)、Kone Pure - Owl-Eyeはブラックで統一されている。
待望の発売となる2017年版Kone Pureだが、Kone EMPと同様販売価格が高めなのがネックとなりそうだ。価格のみでの比較ではあるが、実売価格で税込8,728円(2017年5月発売時点)と他社の競合マウスと比べて割高感は否めない。性能重視を謳う本製品ではあるが、Owl-Eyeセンサーを含めた性能にどこまで価格だけの価値を見出せるかがポイントとなりそうだ。
製品仕様
製品名 | Kone Pure - Owl-Eye |
---|---|
メーカー | ROCCAT |
型番 | ROC-11-725-AS |
発売日 | 2017年5月26日 |
センサー | Owl-Eye optical sensor |
解像度 | 12000dpi (100~12,000dpi 100単位ごと) |
最大トラッキング速度 | 250IPS |
最大加速度 | 50G |
プロセッサー | ARM Cortex-M0 50MHz |
オンボードメモリ | 512KB |
最大USBレポートレート | 1000Hz |
総ボタン数 | 7 |
カスタマイズ可能ボタン | Easy-Shift[+]技術により総ボタン機能数17個 |
LEDカラー | RGB |
マウス寸法 | 118(D)mm x70(W)mm x39(H)mm |
マウス重量 | 88g |
ケーブル長 | 約1.8m |
ソフトウェア | ROCCAT SWARM |
保証期間 | 2年間 |
スティール製コア採用の新世代マウスパッド
Dyadは、中間層にスティール製コアを採用した3層構造のゲーミングマウスパッドだ。
表面にはRoccatオリジナルの高精細クロスを使用しており、基本的には布系マウスパッドになるかと思われるが、表面のクロスと底面のノンスリップラバーの間にスティール製のパネルを挟んだことにより、布系の特徴である滑りやすさと止めやすさに加えソリッドな使用感を実現しているとのこと。
エッジ部分ではクロスとラバーを圧着加工してあり、ほつれにくい仕様となっているのも特徴だ。
サイズは325 x 255 x 1.5 mmとなっており、縦横は標準的なMサイズ相当だが、厚さが1.5mmと3層構造のマウスパッドとしてはかなり薄めの仕様。布製でも薄いマウスパッドは固めの使用感になりがちだが、更にスティール製コアを挟んだことによってどのような効果をもたらすか興味深いところだ。
ちなみに、「Dyad」は英語では「ダイアド」と発音し、〝2つの、2個1組、1対の〟といった 意味を持つとのこと。布系なのにソリッドという2つの要素の融合に成功したという意味が込められているそうだ。
ソフトタイプともハードタイプともとれる中々おもいしろいマウスパッドであるが、こちらも価格が税込5,378円とマウスパッドとしては若干高め。比較対象があまり思いつかないだけに、情報が少ない発売当初の購入はちょっとしたギャンブルになりそうだ。
製品仕様
製品名 | Dyad |
---|---|
メーカー | ROCCAT |
型番 | ROC-13-350 |
発売日 | 2017年5月26日 |
滑走面 | 高精細クロス |
中間層 | スティール製 |
裏面 | ノンスリップラバー |
本体サイズ | 325(W)mm x255(L)mm x1.5(H)mm |
ROCCAT(ロキャット)について
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