SAPPHIREのNITRO+シリーズからRadeon RX VEGA 56搭載デスクトップPC向けグラフィックスカード「NITRO+ RADEON RX VEGA 56 DUAL HDMI (型番:11276-01-40G / VD6527)」が登場、2018年2月14日(水)よりアキバのPCショップなどで販売を開始している。

主な製品特長は、56基のコンピュートユニットと3,584ユニットのストリームプロセッサを備えるAMDのハイパフォーマンスGPU「RADEON RX VEGA 56」と広帯域の大容量キャッシュメモリ HBM2 8GBを、ブラックダイヤモンド4チョークや、ヒューズプロテクションを内蔵したPCIe電源コネクタ用回路構成を採用する独自PCBに実装。

2ボールベアリングトリプルファン、8mm径ヒートパイプ3本と6mm径ヒートパイプ3本に加え、ベイパーチャンバー採用のベース部、VRM冷却モジュールを備えたユニットで冷却する事で、GPUベースクロック1266MHz、GPUブーストクロック1550MHzまでオーバークロックを実現している。

機能的にはセミファンレス機能の「Intelligent Fan Control 3」や、温度変化に合わせてPWMケースファンの制御が行える「Turbine-X」、LEDライティング機能なども備えたSAPPHIREの上位シリーズのグラフィックスカード。

対応バスインターフェースはPCI-Express (3.0) X16。ディスプレイ出力はDisplayPort 1.4 x2、HDMI 2.0b x2 DVI-D x1。本体サイズは310(L)mm x133(W)mm x54(H)mmで3SLOT占有タイプ、補助電源は8Pin x2、保証期間は1年としている。

LIMITED EDITIONとの比較

先に発売された(既に終息している)限定版「NITRO+ RADEON RX VEGA 56 DUAL HDMI/DUAL DP (UEFI) LIMITED EDITION W/VAPOR-X COOLING BOX」と比較してみた。

今回入荷したスタンダードモデルは限定版と比べ、冷却ユニットカバーの一部カラー変更や、OC選別時の動作クロックが若干引き下げされている他、補助電源コネクタが3つから2つに変更されている等、変更点がそこそこある。

ただし、限定版の次回入荷は全く目途がたっておらず、これから購入する場合は今回登場したスタンダードOCモデル一択となりそうだ。