独自の光学メカニカルスイッチを採用したRazer製キーボード「Huntsman」が発売 - アークSTAFFファーストインプレッション
Razerから、新開発の「Razer オプトメカニカル™スイッチ」を搭載したゲーミングキーボードの新シリーズ「Razer Huntsman」が発売。店頭スタッフによるファーストインプレッションも合わせてお届けする。
最高速のパフォーマンス「Razer Huntsman」
Razer Huntsman/Huntsman JPは、新開発のRazer オプトメカニカル™スイッチを搭載したゲーミングキーボードだ。
英語配列版と日本語配列版が同時発売されている。
注目のRazer オプトメカニカル™スイッチは、デジタル光学作動とメカニカルクリックが平行動作するハイブリッド機能を持った独自のスイッチだ。
キーを押すと光が瞬時にスイッチステムを通り抜けキーが作動し、対応する信号が送られ目的の動作が実行する。
スイッチの両サイドには金属キースタビライザーが搭載されており、キーキャップの四隅のどこを押してもキーキャップモーションの水平性と一貫性が保たれ、よりバランスの取れたキープレスを実現しているという。
物理的接触が少なくなったことによりスイッチの劣化が無くなり、一般的に多い5,000万回キーストロークの耐久性と比較し2倍の1億キーストロークという耐久性を持つのも特徴だ。
気になる打鍵感だが、メーカーでは”軽くてクリック感のあるキー”としているが、当店の店頭スタッフのファーストインプレッションを下記に掲載しているのでそちらも参考にしていただければと思う。
今だベータ版ではあるが、Razer Synapse 3ソフトウェアに対応し、ボタンの割り当てやマクロ設定などのプロファイル構成をクラウドストレージに自動的に保存され、ハイブリッド内蔵ストレージには最大5つのプロファイルを保存できる。
また、設定キーを押している間別のキーマッピングを瞬時に呼び出すことができるRAZER HYPERSHIFTも利用可能。他にはRazer Chroma対応デバイスとの同期なども可能だ。
その他の機能面では、10キーロールオーバーおよびアンチゴースト機能の対応や、ゲーミングモードオプション搭載、マクロをカスタマイズして組み合わせて使用することができるクイックマクロなどを搭載している。
本体デザインは、マクロ専用キーや独立したマルチメディアキーなどは搭載されておらずコンパクトでシンプルな外見だ。日本語配列版はかな表記無しとなっているので英語配列版と同様キートップもスッキリとしている。
トッププレートはマット仕上げのアルミ製となっており中々の高級感。耐久性も心配無さそうだ。
いわゆるフローティングタイプのキーボードなのでバックライト映えは良さそうだが、マット仕上げとなっているので光沢やヘアライン加工のモノとはまた違った雰囲気を味わえるかもしれない。
少しづつではあるが、光学式スイッチを搭載したゲーミングキーボードも増えてきており、TESOROのGram SE SpectrumやZOWIEのCELERITAS IIなどは評価も上々なのだが、光学作動とメカニカルのハイブリットがどんな打鍵感なのか気になる方も多いかと思われる。
店頭スタッフ ファーストインプレッション「Razer Huntsman JP」
Good!
- 光学式スイッチで青軸のような心地よいカチカチ感が味わえる!
- 打鍵感はRazerの緑軸に近い。他社の光学式青軸よりも軽く、赤軸よりは少し重い感触だ。赤軸は軽すぎて苦手な方に丁度いいかもしれない。
- キーの遊びも少ないため安定して楽なタイピングが出来る。
- 平置きでも数か所あるラバーグリップで安定しており、スタンドは段階調節が可能。
- これまで以上にシンプルかつシックなデザインだが、RGBイルミネーションを好みに設定できるためゲーミングとしての演出もしっかり楽しめる。
- キーキャップがCherry MX互換なのでサードパーティー製のメカニカルスイッチ用キーキャップが装着可能。
Bad...
- カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……
- 昨今のRazerキーボードに付属していたパームレストが今回は無い。
- 日本語モデルはスペースキーが短い。
- キーボード自体はちょっと軽い。
- Cherry MX互換のキーキャップだが、スイッチの構造上静音化ゴムリングの効果が得られない。
製品仕様
Razer(レーザー)について
>> Razer商品一覧
>> メーカー公式
>> 10月中旬~下旬に発売されたゲーミングデバイス新製品を一挙紹介
>> Razerから、レバーレスアーケードコントローラーやキーボードなど注目の新製品を一挙紹介
>> 「Razer」から、キーボードやマウスなど2023年7月に登場したゲーミングデバイスを一挙紹介
>> Razerからプログラム可能な19ボタンを備えたワイヤレスマウス『Naga V2 HyperSpeed』が登場
>> PlayStation™ により公式ライセンスを受けたワイヤレスゲームパッド「Razer Wolverine V2 Pro」
>> Razerからピンクのゲーミングデバイス「Razer Quartz Edition」3モデルが登場