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Thermal Grizzly、熱伝導率73W/m・k の液体金属タイプCPUグリース「Conductonaut」シリーズ

2016年2月3日(水)よりThermal Grizzly社よりスズ、ガリウム、インディウムをベースに特別な配合で作られた液体金属タイプの熱伝導材「Conductonaut」シリーズから容量1gタイプの「Conductonaut 1g(TG-C-001-R)」が登場、CPUグリースとして使用する。 アルミなど一部の素材が侵食する為使用不可である事や、導電性がある為、基板内に漏れ出した場合、ショートによりマザーボードを壊してしまう危険があるリスキーなアイテムだが、その分、非常に高い熱伝導率を長期間持続できるというメリットもある。

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公開日: 2016-02-05

シリーズ最高の飛び抜けた熱伝導率

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「Conductonaut 1g(TG-C-001-R)」はThermal Grizzly社が開発した液体金属タイプの熱伝導材だ、スズ、ガリウム、インディウムをベース特別な配合により熱伝導率 73W/m・kと桁違いのパフォーマンスを発揮、基本的にグリースとしてプロセッサーとヒートシンクの間に塗布して使用する。

Conductonautは接地面温度が「8℃以上」で高い性能を発揮する特性のため、意外にも液体窒素などによる極冷には適していない、むしろ通常の空冷、液冷用、かつ長期間固定した環境向けとなっている。

以下に用途別の比較表を用意してみたが、数字上ではこの製品の熱伝導率が如何に飛び抜けているかが判る。

Thermal Grizzly製品用途別推奨比較表

製品/オススメ度 熱伝導率 極冷OC OC 水冷 空冷
Conductonaut 73W/m・k ×
Aeronaut 8.5W/m・k × ×
Hydronaut 11.8W/m・k
Kryonaut 12.5W/m・k
minus pad 8.0W/m・k ×

ただし取扱い難易度もシリーズ最高レベル

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高い熱伝導効果の反面取り扱いの難易度も高い、Conductonautは導電性がある、つまり電気を通してしまうため、基板内にConductonautが漏れ出したり、塗布時にマザーボード配線内に等に付着してしまった場合、ショートを起こす原因となりマザーボードを損傷させてしまう危険があるリスキーな一面もある。

また粘性が低い液状のため取扱い自体も難しいためこの製品は基本的に、上級者向けと言わざるを得ないアイテムだ。

主な使用上の注意点は以下の通り。

  • アルミを浸食する為、接触面がアルミ製のヒートシンクは非対応。基本的に接触面が銅ベースのヒートシンク推奨。
  • 導電性がある為、端子に付着するとショートするので塗布時要注意。
  • 接地面が8℃以上の動作環境を推奨。(液体窒素などを使用する極冷には不向き)

主な仕様・詳細

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製品名 Conductonaut 1g
メーカー Thermal Grizzly
型番 TG-C-001-R
熱伝導率 73W/m・k
粘度 0.0021pas
耐熱温度 10℃~140℃
容量 1g (0.16ml)
付属品 ・クリーニングクロス x 2・綿棒 x 2
RoHS指令 準拠
発売日 2016年2月3日|
TG-C-001-R
税込価格: 2,178円
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  • MSDS (化学物質等安全データシート)

同時入荷の「Aeronaut 1ml」、定番通常使用向け高品質グリース

TG-A-001-RS
税込価格: 770円
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ライター

編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。