ネコミミとヒーロー!? 2019年11月発売Razer製ゲーミングデバイス
Razerから、ゲーミングヘッドセットを中心に、配信向けのユニークな機能を持ったモデルや人気ゲームタイトルとのコラボモデルなどが10モデルが一挙に発売!
目次
- ネコミミ。「Razer Kraken Kitty」
- 究極の競技ゲームエクスペリエンスのために設計「Razer Kraken Ultimate 7.1」
- コストパフォーマンスに優れた軽量モデル「Razer Kraken X USB」
- 家庭用ゲーム機向けヘッドセット「Razer Tetra」
- 感情アイコンを表示できるUSBマイク「Razer Seiren Emote」
- 格ゲー用ゲームパッド「Razer Raion FightPad for PlayStation®4」
- RGB ライティングが強化「Razer Firefly V2」
- Overwatchコラボモデル「Overwatch Lucio Edition」
ネコミミ。「Razer Kraken Kitty」
Razer Kraken Kittyは、キャットスタイルと多彩なライティングエフェクトが特徴のオンラインストリーマー向けのUSBゲーミングヘッドセットだ。
カラ-はブラックとピンクの2種類を用意。パッケージに描かれたネコヒゲが何とも微笑ましい。
目を引くのが何と言ってもヘッドバンド部に備えられたネコミミだ。
ネコミミにはRazer Chroma対応のRGBライトが装備されており、エンターテイナーのために設計された__ Streamer Companion アプリ__で設定を行なえば視聴者のエモート、アラート、声などに応えてライティングを作動させることができるのが特徴となっている。
また、コスプレモードという機能も備わっており、Razer Chroma ライティングをモバイルバッテリーに差し込んで使用できるというもので、外出先やカメラを使う時などモバイルバッテリーあればどこでも作動させることができるようになっている。
またネコミミのRGBライトはイヤーカップに搭載されてるRGBライトとは別に設定、ライトアップが可能だ。
ヘッドセットとしての性能は、50mmドライバを搭載し、THX Spatial Audio(Windows 10 64-bit のみ対応)に対応。リアルで没入感、臨場感のあるサウンドが体感できる。
ドライバ径はアナログ接続モデルのRazer Krakenと変わらないが周波数特性はRazer Krakenより若干範囲が狭く20Hz~20kHzとなっている。(Razer Krakenは12Hz~28KHz)
また、イヤーカップの内径もRazer Krakenと違いがあり、Razer Krakenが54 x 65mmなのに対しRazer Kraken Kittyは65 x 44mmとなっている。
イヤーパッドにはRazer Krakenと同様に冷却ジェル注入型クッションが採用されている。
マイクは、アクティブタイプのノイズキャンセリング機能を持った格納式のエレクトレットコンデンサーマイクを採用。集音特性は単一指向性となっている。
ネコミミ好きにはもちろんのこと、凝った演出をしたいというオンラインストリーマーにチェックしていただきたい製品だ。
同時に発売されている配信向けマイク「Razer Seiren Emote」もエンターテイメントの高いモデルとなっているので「Razer Seiren Emote」と合わせて使用すればさらに一味違う演出が可能だろう。是非検討いただきたい。
〇製品仕様
究極の競技ゲームエクスペリエンスのために設計「Razer Kraken Ultimate 7.1」
Razer Kraken Ultimate 7.1は、7.1サラウンドサウンドよりも優れた高精度の立体音響が体験できるとするTHX SPATIAL AUDIOに対応したPCゲーミングヘッドセットだ。
ドライバユニットは、カスタムチューニングされた50mmドライバを搭載。よりナチュラルなサウンドカーブを生み出すために設計されたとし、明瞭なサウンドと強力な重低音で没入感がありリアルなサウンドスケープを実現するとのことだ。
イヤーカップ内径はアナログ接続式Razer KrakenやRazer Kraken Kittyなどより広い65 x 60mmとなっており、蓄熱を抑える冷却ジェルクッションを採用。蓄熱や圧力を軽減する設計で長時間でも快適なゲームプレイが可能だ。
RGBライトは、Razer Chroma RGB アンダーグロー式ライティングを採用。イヤーカップ底部を発光させることが可能だ。
マイクは、格納式の単一指向性エレクトレットコンデンサーマイクを採用。声からノイズを検出して除去するアクティブノイズキャンセリング機能を備えている。
接続I/Fは、USB接続のみとなっている。メーカーで”PCゲーミングヘッドセット”としているとおり、PCでの使用と、ON/OFの切り替えは可能となっているがTHX SPATIAL AUDIOの利用を前提としたモデルなのだろう。
THX SPATIAL AUDIOも、周囲360度環境で高い位置精度の音響を実現し敵の正確な位置を認識することができるとしており、ゲームでの有用性をアピールしている。
ゲーミングヘッドセットとしてのサウンドと性能に拘ったモデルとなっているので、PCゲームを中心にプレイしている場合は是非検討していただきたいモデルだ。
〇製品仕様
コストパフォーマンスに優れた軽量モデル「Razer Kraken X USB」
Razer Kraken X USBは、7.1chサラウンドサウンドに対応した超軽量設計のゲーミングヘッドセットだ。
USB接続専用のモデルとなっており、Windows 10 64-bit でのみで利用可能となるが高精度のポジショナルオーディオを実現する7.1chサラウンドサウンドを備えている。
基本的にはアナログ接続のRazer Kraken XをUSB接続化したモデルとなっているが、ドライバユニット性能など所々異なる箇所があるので、Razerのド定番ヘッドセット「Razer Kraken」と合わせ3モデルの違いを簡単にまとめてみた。
モデル | Razer Kraken X USB | Razer Kraken X | Razer Kraken |
---|---|---|---|
接続I/F | USB | 標準4極3.5mmプラグ | 標準4極3.5mmプラグ |
7.1chサラウンドサウンド* | 〇 | 〇 | 〇 |
THX SPATIAL AUDIO | × | × | × |
イヤーパッド | メモリーフォーム製クッション | メモリーフォーム製クッション | 冷却ジェル注入型メモリーフォームクッション |
ドライバユニット径 | 40mm | 40mm | 50mm |
イヤーカップ内径 | 65 x 44mm | 65 x 44mm | 54 x 65mm |
周波数特性 | 20Hz~20kHz | 12Hz~28KHz | 12Hz~28KHz |
感度 | 106dB | 109dB | 109dB |
インピーダンス | 32Ω | 32Ω | 32Ω |
マイクタイプ | エレクトレットコンデンサーマイク | エレクトレットコンデンサーマイク | エレクトレットコンデンサーマイク |
マイク集音特性 | 単一指向性 | 単一指向性 | 単一指向性 |
マイク周波数特性 | 100Hz~10kHz | 100Hz~10kHz | 100Hz~10kHz |
マイク感度 | -42±3dB | -45±3dB | -45±3dB |
S/N比 | ≥ 55dB | ≥ 60dB | ≥ 60dB |
マイク格納 | × | × | 〇 |
発光ユニット | 〇(グリーンのみ) | × | × |
オーディオコントロール | イヤーカップ | イヤーカップ | インライン |
本体重量 | 275g | 250g | 322g |
発売日 | 2019-11-29 | 2019-08-30 | 2019-03-29 |
*Windows 10 64-bit でのみ利用可能
発光ユニットを搭載していたりするので、Kraken Xより若干重量は重くなっているが、それでも275gと十分軽量モデルといえる。
Windows 10 64-bit限定とはなるが手軽に7.1chサラウンドサウンドと、アンダーグローの緑色ライティングが楽しめるコストパフォーマンスの良いモデルと言えよう。エントリーユーザーにもオススメだ。
〇製品仕様
家庭用ゲーム機向けヘッドセット「Razer Tetra」
Razer Tetraは、スピーカーサウンドを楽しみながらも明瞭なコミュニケーションを行える家庭用ゲーム機向け片耳ヘッドセットだ。
Tetraが採用しているマイクは、高品質の音声集音を実現しながらも横や後ろからの周辺音を低減する特別に設計された単一指向性マイクだ。
また、角度調整と180度回転が可能で左右どちらの耳にも装着できるのが特徴だ。
ドライバユニットは、32mm径ネオジム磁性体の物を採用。イヤークッションはソフトフォームをあしらったフェイクレザー製だ。
音量とマイクミュートはインラインコントローラーでの操作となる。
接続I/Fは4極3.5mmプラグオーディオ出力とマイク入力が別々のPCはオーディオ分配ケーブル(別売)が別途必要となり。
スピーカーからのサウンドを聴きたい場合や外部音を確認しながらボイスチャットを楽しみたいという場合は片耳仕様のヘッドセットが便利だ。本体重量も70gと軽量なので長時間の使用でも負担が少なく快適に使用できるだろう。
〇製品仕様
感情アイコンを表示できるUSBマイク「Razer Seiren Emote」
Razer Seiren Emoteは、視聴者の反応に合わせマイク本体に感情アイコンを表示させることができるブロードキャスト向けUSBマイクだ。
Razer Seiren Emote には、100種以上の豊富な動的/静止アイコンを取り揃えた、エモートエンジン対応の8ビット感情アイコンLEDディスプレイを搭載している。
Streamer Companionアプリにより、感情アイコンの選択や配信中のどのタイミングで作動させるかの管理を行なえる。作動タイミングは「新規サブスクリプション」「新規フォロワー」「寄付」「チャットのキーワード」で設定可能だ。配信中に誰からどの効果が作動したかを追跡することが可能なアクティビティダッシュボードを備え、どの感情アイコンとライティング効果の人気が高いかの確認ができる。
また、Streamer Companionアプリでは自分だけの感情アイコンの作成も可能となっており、Streamer Companionアプリ内のエディターでアイコンをデザインしたり、8ビットイメージ/GIFをアップロードし活用したりすることができる。
尚、現時点(2019年11月現在)でStreamer Companionアプリに対応しているストリーミングプラットフォームは「Twitch」と「Streamlabs」のみとなっているが、今後も追加が予定されているとのことだ。
マイクは、配信音質に悪影響を与えるような周辺音を遮断するハイパーカーディオイド集音パターンのコンデンサーマイクを採用。トーンの小さな変化もとらえて声のニュアンスを伝えられるとしている。
また、本体には内蔵式ショックマウントを装備している。ぶつかったり倒してしまった場合でも衝撃吸収により途切れることのない滑らかな配信が可能となっている。
感情アイコンを活用するなら当然Seiren Emoteも映すことになるが、マイクが映像に入り込むことに抵抗が無ければ一味も二味も違う配信が可能となるだろう。ネコミミと合わせて是非。
〇製品仕様
格ゲー用ゲームパッド「Razer Raion FightPad for PlayStation®4」
Razer Raion FightPad for PlayStation®4は、6つのフェイスボタンレイアウトを採用したゲームパッドとなり、格闘ゲームコミュニティ用に設計されているのが特徴だ。
最大4台のRazer Raionを同時に PS4™ に接続することができるようになっている。
フェイスボタンは、アケコンで一般的に見られるレイアウトにインスピレーションを受けたとされており、最適な位置に配置されているためコマンドに素早くアクセスできるとしている。
また、フェイスボタンにはRazerイエロースイッチを採用しており、超高速アクチュエーションにより各入力を瞬時に実行可能。8,000万回クリックと耐久性が高いのもポイントだ。
方向キーは、RAZER™ メカタクタイル 8方向キーを採用。すっきりとした対角入力操作で正確にコマンドを入力が可能だ。また心地の良いタクタイル感あるフィードバックでコンボの入力時に動作を体感できるとし、コンボの高い成功率につながるメリットがあるとしている。
さらに、PS4™ タッチパッドも装備しており、純正コントローラーの使い慣れた機能を引き継いでいるのも特徴だ。
Razer Raionには競技モードが搭載されており、内蔵のボタンロック機能で不要なボタンの無効化が可能となっている。
本体には、3.5mmアナログオーディオ端子も装備。3.5mmオーディオデバイスを直接Razer Raionに接続可能だ。尚、オーディオは PCモードでは機能しない仕様だ。
格ゲーファンにはたまらない6フェイスボタン仕様のゲームパッドが遂にRazerから発売されたといた感じだ。Razer製ゲーミングキーボードで実績のあるRazerイエロースイッチを採用しているのはうれしいポイントだ。
但し、左右アナログスティックが装備されていないので汎用性が高いかというと微妙だ。一応ショルダーボタンに割り当てることができるスイッチが搭載されているのでL3・R3(アナログスティックの押し込み)の機能を使うことは可能だが、あくまで格闘ゲームに特化したモデルという認識の方がいいだろう。
アケコンが苦手な格ゲーファンの方は是非検討してみていただきたい。
〇製品仕様
RGB ライティングが強化「Razer Firefly V2」
Razer Firefly V2は、Razer Chroma対応のRGB ライティングを搭載したハードタイプのゲーミングマウスパッドだ。
今までのモデルよりRGB ライティングが強化され、マウスマットのすべての縁にLEDが装備され360°のライティング効果が楽しめるようになった。
また、19のライティングゾーンを備え、高度で複雑なライティングパターンの処理が可能となっている。
縦横のサイズは355 x 255mmと変わらないものの、厚さが3mmと今までのモデルより0.5mm薄くなっている。
また、USBケーブルが接続されているユニットが、今までマウスパッド上辺の中央に装着されていたのが左端に変更されており、さらにケーブルキャッチが内蔵されマウスケーブルをホールドできいるようになった。
マウスパッド表面は、マイクロテクスチャ仕上げの表面となっており、あらゆるマウスセンサーに対してキャリブレーションが行われ、マウスとカーソル間でピクセルレベルの精度のトラッキングを可能にするよう試験されているとのこと。
裏面は滑り止めラバーベースとなっている。
今のところハードタイプのみでクロス仕様のものはラインナップされていないが、ハードタイプ独特の滑走感も中々良いものだ。より薄く、より明るくなった新バージョンを是非試していただきたい。
〇製品仕様
Overwatchコラボモデル「Overwatch Lucio Edition」
Blizzard Entertainmentの大人気チーム対戦型オンラインアクション・シューター「Overwatch」とのコラボ製品2モデルが発売されている。Overwatchに登場するヒーローの1人「Lucio」をモチーフにしたデザインが施してる。
Razer Nari Ultimate - Overwatch Lucio Editionは、2.4GHz ワイヤレスゲーミングヘッドセット「Razer Nari Ultimate」をベースしたモデル。
Lofelt. 開発のインテリジェント触覚テクノロジー(振動機能)「Razer HyperSense」を搭載。50mmドライバを採用しTHX SPATIAL AUDIOに対応したハイエンドなワイヤレスヘッドセットだ。
ヘッドバンドにはOverwatchのロゴが、イヤーカップには「Lucio」ののアイコンが施してあるのが特徴だ。
Razer Goliathus Medium Speed - Overwatch Lucio Editionは、布製ゲーミングマウスパッド「Goliathus」のスピードエディションのMサイズモデルがベース。表面全体に「Lucio」のキャラクターとアイコンが施してある。
通常のモデルには無い、コラボモデルらしいカラーリングとなっているのでファンの方は是非。
〇製品仕様
Blizzard Entertainment の近未来風チーム対戦型オンラインアクション・シューター「Overwatch」とのコラボ製品。Overwatchに登場するヒーロー「Lucio」をテーマにしたデザインの2.4GHz ワイヤレスゲーミングヘッドセット。
Blizzard Entertainment の近未来風チーム対戦型オンラインアクション・シューター「Overwatch」とのコラボ製品。Overwatchに登場するヒーロー「Lucio」をテーマにしたデザインのクロスゲーミングマウスパッド。
Razer(レーザー)について
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