G.SKillのAlder Lake-S向けデスクトップ向け288Pin DDR5メモリー「Trident Z5」と「Trident Z5 RGB」にレーテンシや動作電圧が変更になったマイナーチェンジモデル各種が一部のパーツショップに入荷、販売を開始している。

今回入荷したモデルは既に発売中の初期スペックからDDR5-6000 CL36-36-36-76 1.3VoltモデルはDDR5-6000 CL36-36-36-96 1.35Voltへ、DDR5-6000 CL40-40-40-76 1.3VoltモデルはDDR5-6000 CL40-40-40-96 1.35Voltへ、DDR5-5600 CL36-36-36-76 1.2Voltモデルは電圧は変更なくDDR5-5600 CL36-36-36-89へそれぞれ変更されている。

また、後継という訳ではなく初期スペックモデルはアナウンス上では併売としているが採用DRAMの変更や特性変化などに適応したもので、今後も初期調達水準のDRAMが調達できなければ今回発売したスペックの製品が今後の主流となっていく可能性が高い。

モデル詳細については下記に横比較形式でシリーズ別にまとめてみた。

アドレサブルRGB対応LEDバーを搭載した発光型のTrident Z5 RGBヒートスプレッダ搭載モデルで今回入荷、販売を確認したのはDDR5-6000 CL36-36-36-96 1.35Volt選別タイプからシルバーカラーの「F5-6000J3636F16GX2-TZ5RS」と、ブラックカラーの「F5-6000J3636F16GX2-TZ5RK」。 DDR5-6000 CL40-40-40-96 1.35Volt選別タイプからシルバーカラーの「F5-6000J4040F16GX2-TZ5RS」と、ブラックカラーの「F5-6000J4040F16GX2-TZ5RK」。DDR5-5600 CL36-36-36-89 1.2Volt選別タイプからシルバーカラーの「F5-5600J3636C16GX2-TZ5RS」と、ブラックカラーの「F5-5600J3636C16GX2-TZ5RK」。DDR5-5200 CL36-36-36-83 1.2Volt選別タイプからシルバーカラーの「F5-5200J3636C16GX2-TZ5RS」と、ブラックカラーの「F5-5200J3636C16GX2-TZ5RK」の計8モデル。

非発光型のTrident Z5ヒートスプレッダ搭載モデルで今回入荷、販売を確認したのはDDR5-6000 CL36-36-36-96 1.35Volt選別タイプからシルバーカラーの「F5-6000J3636F16GX2-TZ5S」と、ブラックカラーの「F5-6000J3636F16GX2-TZ5K」。 DDR5-6000 CL40-40-40-96 1.35Volt選別タイプからシルバーカラーの「F5-6000J4040F16GX2-TZ5S」と、ブラックカラーの「F5-6000J4040F16GX2-TZ5K」。DDR5-5600 CL36-36-36-89 1.2Volt選別タイプからシルバーカラーの「F5-5600J3636C16GX2-TZ5S」と、ブラックカラーの「F5-5600J3636C16GX2-TZ5K」の計6モデル。

Ripjaws S5 DDR5シリーズからもホワイトカラーの「F5-5600J4040C16GX2-RS5W」とブラックカラーの「F5-5600J4040C16GX2-RS5K」の2製品が新スペックで入荷、販売を開始している。 双方ともにスペックはDDR5-5600 CL40-40-40-89 1.2Voltとしている。

2021年11月の販売開始当初は致命的に入手困難だったDDR5メモリーの入手性も徐々に改善しつつある。今後はノートや大手メーカーPCの採用次第となるがこれ以上のプレミアにはならず、価格面も含め少なくともJEDECスタンダード製品は購入し易くなっていきそうだ。

ちなみに公式ページで記載されている「X」が「A」に置き換わったもう一つの型番「F5-6000J4040F16GA2-TZ5S」などはUSA AMAZON専売モデルで基本的にはそれ以外は同スペックとの事。