G.Skill 最新 RIPJAWS V (Ripjaws 5) シリーズDDR4メモリーキット販売開始
2015年8月1日(土)、G.SKILLより新デザインのヒートスプレッダを採用しシリーズ最大3733MHz動作(8月1日現在 3600MHzモデルの入荷までを確認)を実現しSkylake-S向けに最適化されたXMP2.0対応288Pin DDR4メモリキット「RipjawsV」シリーズの販売が開始された。同シリーズはDDR4ラインナップでは「Ripjaws4」に続く2つめのシリーズとなる。また5色展開のヒートスプレッダのうちBlazing RedとClassic Blackの2色の販売を確認、また同シリーズ内でも動作クロックとタイミングにより動作電圧が1.2Volt~1.35Voltと異なる。
同社製品では過去最高クロックモデルを実現
G.SKILL通常製品では最大3400MHzだったDDR4メモリーシリーズ、今回RIPJAWS5シリーズの登場で新たに3466MHzと3600MHzが追加された事で最高クロックモデルの記録を更新した。
ただし3600MHzモデルは合格率が極端に低く、流通料は極わずか、また対応マザーボードにも制限があるようなので手放しで最高クロックでの動作を得られるというわけではないようだ。
ゲーム用とや常用PCとして長時間可能での使用を考えているのであれば誤差範囲レベルで動作可能な1.25Voltタイプ、もしくは1.35Voltでも3200MHzあたりまでに抑えておくと良いかもしれない。
ラインナップは定番スペックをベースに高速方向に発展
動作電圧を軸で見た場合 2133MHzから2666MHzモデルまでは1.20Volt CL15-15-15動作をキープ、2800MHzモデルで電圧が微増、3000MHz以上は1.35Voltとなる。
レーテンシを軸に見た場合
2133MHzから3000MHzモデルまではCL15-15-15動作をキープ、ただし上記に記載したとおり、2800MHzで 1.25Volt、3000MHzで1.35Voltと電圧を増加させる事で実現している。
また同時に発表されたTridentシリーズが予定通り製品化されれば近いうちに超選別ではあるが4000MHzモデルが登場する為、ハイエンド、ハイスペックを狙っているのであればTridentシリーズを待つのも選択の一つになる。
ヒートスプレッダ
PC用メモリーのトレードマークともいえるヒートスプレッダ、RIPJAWS V シリーズも同シリーズ専用に開発された新デザインとなる、実際の見た目はかなりシンプルで製品イメージ写真よりもソリッドな印象。 重厚なTridentシリーズとは異なりタイプとしては ARES や RIPJAWS Z シリーズの進化系統と思われる。
RIPJAWS Vシリーズは8/1現在で28モデルを確認
ラインナップが多すぎる為、定番モデルをピックアップ
常用にオススメなミドルレンジクラスは主にスプレッダーカラーが赤(レッド)となっている。
Ripjaws5シリーズ DDR4 2666MHz 8GB 2枚組、第6世代intelプロセッサ向けに開発された16GBデュアルチャンネル対応キットF4-2666C15D-16GVR
動作クロック上位モデルは黒色スプレッターとなっている、ただしこれは発売時点での分類ルールとなり、今後のラインナップの増加により崩れていく可能性がある
3466MHzと3600MHzは現状で8GBモジュール採用タイプはラインナップされていない、将来的にDRAMの高クロック耐性が更に向上するなどの状況変化がない限り、16GBデュアルキットなどの製品化は難しい。
RIPJAWS V シリーズをまとめてチェック