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Toshiba USA純正SSD「Q300シリーズ」がマイナーチェンジ

Toshiba USAパッケージのToshiba製TLC NAND採用、2.5インチ7mm厚、SATA III接続対応SSD「Toshiba Q300」シリーズに、型番が変更になったマイナーチェンジモデル「HDTS812AZSTA」、「HDTS824AZSTA」、「HDTS848AZSTA」の3モデルが入荷、販売されているのを2016年4月29日秋葉原店頭で確認。箱はまったく同じだがどうやらパフォーマンスは据え置きで採用NANDがA19nmから15nmへ変更、合わせて消費電力も下がっているようだ。

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公開日: 2016-05-01
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見た目は同じ、型番変更したQ300シリーズは採用NANDが変更、消費電力も低下か?

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Toshiba USAパッケージのToshiba製TLC NANDタイプ2.5インチ7mm厚、SATA接続対応SSD Q300シリーズのマイナーチェンジモデルが販売されているのを2016年4月30日秋葉原で確認。

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Q300 8シリーズパッケージに印刷されている型番
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USA版だが480GBモデルは中国販売向けシールが貼られていた

既存のQ300シリーズは「HDTS7」で始まるが今回確認したモデルは「HDTS8」となっており120GBの「HDTS812AZSTA」、240GBの「HDTS824AZSTA」、480GBの「HDTS848AZSTA」の3モデルで、どうやら採用しているTLC NANDのプロセスルールと消費電力が変更されているようだ。

取り急ぎ以下に集めた情報をまとめてみた。

新旧 Q300 480GB(HDT748xZSTA vs HDT848xZSTA)をEurope版で比較してみた。

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新旧120GBモデルのパッケージ比較、見た目は全く変わっていないので横に貼られている型番で確認が必要。

USA版の比較ソースが上手く見つからなかった為、取り急ぎ同製品となるToshiba Europe版480GBモデルの詳細ページで比較した所、基本的なパフォーマンス部分に変更はなさそうだが、NANDがTLC A19nmから15nmへ変更され消費電力が下がっている模様、ついでに若干重くなっている。 また同製品は平行輸入品につき保証はショップによる6ヶ月のみとなる。

新旧Toshiba Q300(Europe向け版)シリーズ480GBモデル

型番 HDTS748EZSTA HDTS848EZSTA
NAND TLC A19nm TLC 15nm
容量 480GB 480GB
コントローラー TC58NC1000 TC58NC1000
インターフェース SATA III SATA III
最大転送速度 6.0 Gbit/s 6.0 Gbit/s
連続読込※1 最大550MB/s 最大550MB/s
連続書込※1 最大520MB/s 最大520MB/s
ランダム読込4k※2 86,000IOPS 86,000IOPS
ランダム書込4k※2 83,000IOPS 83,000IOPS
MTTF 1,500,000時間 1,500,000時間
TBW※3 120TB 120TB
アクティブ時 5.1W 3.6W
アイドル時 1.1W 0.3W
重量 46g~48g 57g~61g

※1 measured with Iometer

※2 measured with CrystalDiskMark 4.1.0, 4kiB, QD32

※3 Client endurance workload specified by JESD219A Solid-State Drive (SSD) Endurance Workloads

参考リンク

Toshiba USA版Q300 HDTS8タイプ


TOSHIBA

TOSHIBA(トウシバ)について

TOSHIBAは大手総合電機メーカーで半導体メーカー国内最大手である。重電機、軍事機器、鉄道車両などの重工業分野にも事業展開をしており大手重電社の一角と呼ばれ、1980年 NOR型フラッシュメモリを、1986年 NAND型フラッシュメモリを発明した企業である。

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編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。