特大10mmダイナミックドライバー搭載の「Razer Hammerhead V2/Pro V2」 - アークSTAFFファーストインプレッション編
Razerのカナル型イヤフォン/ヘッドセット「Hammerhead」シリーズが、「V2」となって2016年5月31日に発売された。ドライバーが9mmから10mmに大型化され音質が向上した注目モデルだ。製品紹介に加えアークスタッフによるファーストインプレッションをお届けする。
従来モデルを踏襲しつつ、性能アップを図った新モデル
「Razer Hammerhead V2/Pro V2」は、航空機グレードのアルミ素材を使用したカナル型イヤフォン/ヘッドセット「Hammerhead」シリーズの最新機種だ。「Hammerhead V2」が3極3.5mmステレオミニプラグのイヤフォン、「Hammerhead Pro V2」が標準で4極3.5mmステレオミニプラグ(3極変換アダプター付属)となり、マイク付きインラインリモコンを搭載したヘッドセットとなる。
従来モデルと比較し、約20%大型化した10mmネオジム磁石ドライバーを搭載。筐体もドライバーの大型化に合わせ新たにチューニングが施されており、音の透明感と重低音のパワーがさらに増大している。
その他では、ケーブルがフラットスタイルに、コネクタがストレートタイプからL字型に変更。また、標準で装着されている二重フランジ形状イヤーチップのデザインも従来モデルと若干異なっている。
デザイン面でも変更箇所があり、従来モデルではタグラインが筐体に刻印されていたが、「V2」モデルでは「トリプルヘッドスネーク」に変更。またL字型コネクタ部の刻印も新デザインのロゴが採用されている。
製品仕様、特徴
製品名 | Razer Hammerhead Pro V2 | Razer Hammerhead V2 |
---|---|---|
メーカー | Razer | |
型番 | RZ04-01730100-R3A1 | RZ12-01730100-R3A1 |
発売日 | 2016年5月31日 |
共通仕様 | |
---|---|
周波数応答 | 20 Hz ~20 KHz |
インピーダンス | 32 Ω ± 15% |
感度 (@1 kHz) | 最大1 kHz で 102 ± 3 dB |
入力電力 | 5 mW max |
ドライバー | 10mm(ネオジム磁石装備) |
コネクタ | アナログ 3.5 mm 複合ジャック |
ケーブル長 | 1.3 m |
Razer Hammerhead Pro V2のみ | |
---|---|
マイク | |
周波数応答 | 50~10,000 Hz |
S/N 比 | ≥ 55 dB |
感度 (@1 kHz) | -45 ± 3 dB |
集音パターン | 全方向性 |
インラインリモコン | |
音量コントロールボタン | 音量アップ / ダウン、次のトラック |
センターコントローラボタン | 再生/一時停止、着信応対または現在の通話の終了 |
アーク店頭スタッフ「Razer Hammerhead V2/Pro V2」ファーストインプレッション
主に音楽視聴。通勤時に使用しました。
元々使用していた商品「Sennheiser MX375」
○良い点
・前モデルよりドライバーが大きく
ドライバーが大きくなった事で、音質も全体的に向上していました。特に低音の響き方が良くて、一般的な低音を強調した音域に調整しているようですので、普通にゲームで使用する分にも、問題は無いのではないかと思います。
・フラットケーブルを採用
外出先で使用,収納した際も絡まる事は少なかったです。少なくとも通常のケーブルに比べて絡まり難く、且つ解きやすかったです。また見なくても表裏がハッキリ分かるので、音量調整ボタンが手元を見ずに操作し易かったです。
○悪い点
・重量の増加 12.5g→19.6g
ドライバーを大きくした事により重さもかなり増えてしまっています。特にデフォルトのイヤーチップ(2段構造モデル…?)では付け心地が悪く、横断歩道を渡る際に走った時など、重さも相まってあっさりと抜けてしまう事がありました(※個人差があります)。付け心地に関しては付属の取り換え用イヤーチップと入れ替える事である程度解消できると思います。 実際に一度だけ付け替えた時は、デフォと比べてかなり付け易かったです。
・イヤホン+ヘッドセットが難しくなった。
本体が大きくなった事で、上からヘッドセットを被ると強く押し付けられてしまいます。私の自宅で使用している「PC350 SE」のイヤーパッドがボロボロなせいもあると思いますが、イヤーパッドが厚くて固めの物でないと、どうしても圧が掛かってしまうと思います。
※最近のAVA出張店舗などで若いゲーマー世代と話す事が多いのですが、イヤホン+ヘッドセットのゲーマーも比較的多いらしいです。 これはDeToNatorの一部プレイヤーがそういうスタイルなのも大きいと思います。
○好みが別れる部分
・ケーブルの色が明るい緑色で非常に派手
派手な配色を好まない人だと敬遠してしまうかも…? 試用して通勤中、丁度すれ違った他スタッフから「すごい目立ちますね」と言われました。
・3.5mmジャック部分がL字型 ストレートからL字になった事でスマートフォンなどに差してポケットに入れた場合、プラグ部分に圧が強く掛かってしまう場合があるかも知れません。
Razer(レーザー)について
>> Razer商品一覧
>> メーカー公式
>> 10月中旬~下旬に発売されたゲーミングデバイス新製品を一挙紹介
>> Razerから、レバーレスアーケードコントローラーやキーボードなど注目の新製品を一挙紹介
>> 「Razer」から、キーボードやマウスなど2023年7月に登場したゲーミングデバイスを一挙紹介
>> Razerからプログラム可能な19ボタンを備えたワイヤレスマウス『Naga V2 HyperSpeed』が登場
>> PlayStation™ により公式ライセンスを受けたワイヤレスゲームパッド「Razer Wolverine V2 Pro」
>> Razerからピンクのゲーミングデバイス「Razer Quartz Edition」3モデルが登場