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通常のキーボードでは不可能な操作を可能にしたアナログ入力対応キーボード「REALFORCE108UH-ANLG」が発売

キースイッチに静電容量無接点方式を採用したお馴染みのキーボード「東プレ REALFORCE」シリーズに、シリーズ発売15周年を記念した数量限定モデル「REALFORCE108UH-ANLG」が2016年11月4日に発売された。

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公開日: 2016-11-04 (更新 2017-06-15)

アナログ入力対応の日本語配列キーボード

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2015年に開催されたCOMPUTEX TAIPEI 2015や今年行われた東京ゲームショウで展示され大きな話題となったアナログ入力に対応したキーボード「REALFORCE108UH-ANLG」が遂に発売されることになった。

「REALFORCE108UH-ANLG」は、物理的な接点の無い静電容量無接点方式スイッチの特性を生かし、キーを押した際の静電容量をアナログ入力として取り出すというもの。もっと噛み砕いて言うと、キーがどれだけ押し込まれたかの情報をアナログ入力として扱うと言うことだ。そして設定ソフトを使用することによりキースイッチの入力がオンになるポイント〝アクチュエーションポイント〟の深さをなんとキー毎に235段階で設定することが出来る。

もう一つ「REALFORCE108UH-ANLG」の大きな特徴として、ドライバをインストールすることにより「キーボードモード」「マウスモード」「MIDIモード」「ゲームコントローラモード(GameD/GameXの2モード)」と計5つのモードに切り替え可能という点だ。

「キーボードモード」はその名のとおり、通常のキーボードとして使用するモードとなり、「マウスモード」はマウスカーソルの操作をキーで行えるモードだ。

「MIDIモード」とは、音楽制作の際に入力装置として使用されることの多い「MIDI鍵盤」の機能をPCキーボード上で行えるようになるというもの。音の強弱を表す数値〝ベロシティ〟の入力も可能なほか、モジュレーションやピッチベンドの変調、サスティーン、トランスポーズ、オクターブ切り替えなど、MIDI鍵盤と比較しても遜色の無い運用が可能となっている。

「ゲームコントローラモード」では、DirectInput対応の「GameD」モードと、XInputに対応した「GameX」モードが用意されている。通常のキーボードではキー情報は単純なON/OFFのみとなるが、「ゲームコントローラモード」ではフライトゲームでのジョイスティックやスロットルの入力、レースゲームのステアリング操作やアクセルの入力など、細やかな操作をアナログ入力で行なえるようになる。


設定ソフトでは各モードごとにキー割り当てなどかなり細かな設定が可能となっている。またキーの入力位置や、キーON/OFFなどの設定はキーボード内のメモリに記憶でき、PC上にファイルとしての保存も可能となっている。

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このように、1台で何役もこなすことが出来る「REALFORCE108UH-ANLG」であるが、価格は予想どおり税込価格29,800円とREALFORCEシリーズの中でも高い部類だ。只、アナログ入力により通常のキーボードでは考えられない操作が可能であることと、その強力なカスタマイズ機能は価格以上に価値があるのではないだろうか。

MIDIモードだけはDTMなどをやっていないと使う機会が中々無いようにも思われるが、機材を揃えるまではいかないが、ちょっと音楽制作をやってみたい、というきっかけになるかもしれない。その際は大いに役立つだろう。いずれは「REALFORCE108UH-ANLG」を使い鍵盤顔負けの演奏を披露する、といった動画なども出てくるかもしれない。


発表時から大きな話題を集めており、さらに初期出荷が数百台の数量限定モデルとなるため早い段階での品切れも予想される。確実に手に入れたいという方は早期の購入をオススメする。

REALFORCEシリーズ発売15周年を記念した、静電容量方式技術の粋を集めたアナログ キーボード。数量限定モデル
取扱終了
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東プレ

東プレ(トウプレ)について

独自の静電容量無接点方式を活かして開発、製造されたキーボードは、長時間の入力作業でも疲れにくく、さらに優れた耐久性も兼備。各種入力専用機として金融機関、データ入力センターなどをはじめ、PC配列キーボード「REALFORCE」は多くのお客様から高い支持を得ています。 また、クレジット業界のグローバルセキュリティ基準「PCI」に準拠したPIN PADは、多くの銀行やコンビニATMで高いセキュリティを実現しています。

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