超コンパクト&多機能な個性派キーボード「Mistel Barocco」シリーズの販売を開始
台湾のキーボードブランドMistelから、左右分離型の小型キーボード「Barocco MD600」が発売された。キースイッチにはCherry MXが使用されている本格派のメカニカルキーボードとなっている。
究極のエルゴノミクスキーボード
左右分離型キーボード自体は今までも他社から発売はされていたが、Mistelブランド第一弾となるBarocco MD600キーボードは、さらにコンパクト化を実現し、Cherry MXスイッチ(黒/茶/青/赤)を採用しているのが大きなポイントだ。
また、他社製品との大きな違いは、分離部にフレームレス構造を採用しており、左右ユニットを合わせた際に違和感が無いように設計されている。合体させた際の噛み合わせも特に問題は無くしっかりと合わさるようになっているようだ。尚、左右ユニットはmicroUSBのカールケーブルで接続するかたちとなっている。
英語配列62キーからなるBarocco MD600は、当然「Fn」キーを屈指し使用していく訳だが、かなり自由なキー設定が可能となっており、設定次第で右ユニットだけで全てのキー入力が可能になるという。
右ユニットには「Layer1」~「Layer3」というキーがあり、設定した3つのプロファイルがそれぞれに割り当てられ瞬時に切り替えができるというもの。この「Layer」キーで各プロファイルを切り替えながら使用すれば右ユニットのみでも全てのキー入力が可能になるという訳だ。今どのプロファイルが起動しているかは、右下に搭載されている3つのLEDのうち、中央のLEDのカラーで判別可能となっている。
もう一つ、かなりマニアックな機能となるが、Barocco MD600では多くのキーボードと同様に一般的なQWERTY配列がベースとなっているが、なんと「Dvorak配列」「Colemak配列」に変更することも出来る。元々QWERTY配列も含め、英文を入力する際に考案された配列であるため日本語配列キーボードを使用しているユーザーには「Dvorak配列」「Colemak配列」などは馴染みが薄いと思うが、「Dvorak配列」はWindows上でも入力方法として選択することはできるため、数少ない「Dvorak配列」対応キーボードとして重宝される可能性もある。
分離状態のデザインに目が行きがちだが、通常のキーボードと比較しても遜色の無い機能を備え、さらに配列変更という他ではあまり採用されていない機能までも搭載した大変ユニークなキーボードに仕上げっている。一部のユーザーにはたまらない製品であろう。
当店での販売価格は税込価格16,956円(2016年10月27日発売時点)となっているが、Cherry MXキースイッチ採用で搭載されている機能を考えればむしろ安いのではないだろうか。
英語配列という敷居はあるが、キーボードに拘りを持っているマニアな方は検討してみてはいかがだろうか。
製品仕様
製品名 | Barocco Keyboard |
---|---|
メーカー | Mistel |
型番 | Cherry MX 黒軸:MD600-AUSPLGAA1 |
Cherry MX 茶軸:MD600-BUSPLGAA1 | |
Cherry MX 青軸:MD600-CUSPLGAA1 | |
Cherry MX 赤軸:MD600-RUSPLGAA1 | |
発売日 | 2016年10月27日 |
キー配列/キー数 | 英語US配列/62 |
キーキャップ材質(タイプ) | PBT(OEMプロファイル) |
キーキャップ印字 | レーザー印字(UVコート無)※使用により発生する文字の汚れは、製品仕様によるものです。 |
キースイッチ | Cherry MX スイッチ |
マクロ機能 | ○ |
ポーリングレート | 1000Hz |
キーマトリックス | Nキーロールオーバー |
メディアキー | ○ |
本体サイズ | 295.5 x 124.5 x 39.5mm(スタンド含まず) |
重量 | 670g(ケーブル含まず) |
付属品 | ユーザーマニュアル 兼 保証書、Mistelオリジナルキーキャップ引き抜き工具、USBケーブル(MiniB-Aタイプ 専用ケーブルバンド付属)、USBケーブル(MicroB -MicroBカールタイプ 専用ケーブルバンド付属)、Enterキー 交換用キーキャップ |
保証期間 | ご購入日より1年(保証書必要) |
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