ヒートシンクにLEDを満載したCPUクーラー「LEPA NEOllusion LPANL12」を写真と動画でチェック - まとめ
自作PCの中でもCPUクーラーはケース内部面積をかなり占めるアイテムの一つ、つまり光物好きにとってCPUクーラーを上手く光らせればかなり目立った存在となり充実感もえられる。 そんな中、今までとは一味違う発光タイプのCPUクーラー「LEPA NEOllusion LPANL12」が登場、しかしどこら辺が一味違うのかを写真と動画を交えてご紹介。
LPANL12とは
「LEPA NEOllusion LPANL12」は電源、ファン、クーラーなどを手掛けるアメリカのメーカーLEPA Technology Corporation(以下 LEPA)が開発、製造したintel、AMD各種ソケットに対応するデスクトップPC用のCPUクーラー。
従来の一般的な光るクーラーが実は「光るファン」を取り付けただけのものが多かったのに対し、「LPANL12」はヒートシンク側面にLEDユニットを盛り沢山仕込む事で、従来タイプとは異なる格段に向上した存在感を発揮する今までのモノとはちょっと違った「光るクーラー」だ。
その光っぷりを写真と動画で紹介していく。
光っぷり
ここではどの様に、またどの位光るかを写真と動画をベースに紹介していきたい。
まず光らせ方について、この製品に搭載されたLEDユニットは基本的に付属の「リモコン」を使用して16のカラーと3つの発光パターンより選択、切り替えを行う単独コントロールタイプだ。
リモコンは、スイッチオン、スイッチオフ、輝度アップ、輝度ダウン、フラッシュエフェクト、スパークルエフェクト、オートエフェクト1、オートエフェクト2に加え16色のカラー選択ボタン構成。
オートエフェクト1はフラッシュエフェクト+カラーのローテーション変更、オートエフェクト2はスパークルエフェクト+カラーのローテーション変更がミックスで行われる。
切り替え時の実際の動きついては以下の動画をチェックしてみてほしい。(一部強いストロボ発光あり、直視に注意)
動画を見ると判るかもしれないがブライトネス時はかなり強く光る、ぶっちゃけケース内の他の光源を食ってしまうのではないかと言う位光るので輝度調整を使い最適な明るさに設定して使う事をおすすめしたい。
対応プロセッサー、冷却能力
光源、光量の加減はさておきCPUクーラーの本分である冷却能力はどうなのだろうか?
まず、材質はアルミフィンと6mm銅製ヒートパイプ4本をベースとしたHDT(Heatpipe Direct Touch)を採用し、かなり今風の構成を有している。
冷却スタイルは120mmファンを1基搭載したサイドフロー方式だが、ヒートパイプ裏側の無風領域にも風を取り込むよう設計されておりホットスポットを防ぐ事も考えられている。
搭載ファンは静圧を高める特殊形状のファンブレードを備えるPWMタイプの120mm「デュアルコンベックスファン」を採用している。
また、ファンは1クリップでファンの着脱が可能。
その他、全てのアルミニウムフィンにはVGF(Vortex Generator Flow)加工されいるほか、ヒートパイプと放熱フィンに熱伝導性が高く酸化に強い特殊なブラックコーティングが施されている。
流石に元々ファン、クーラーを製造しているアメリカのメーカーだけに光物(ネタ要素ONLY)という訳でもなく真面目なクーラーだ。
対応プロセッサーはIntel LGA2011-V3、LGA2011、LGA1366、LGA1156、LGA1155、LGA1151、LGA1150、LGA775。 AMD Socket AM2/AM2+、AM3/AM3+、FM1/FM2/FM2+と「ほぼ」ユニバーサルに対応しTDP200Wのプロセッサーまで冷却可能としている。
付属品
付属品はがっつり色々ついてくる。 特筆すべき付属品は「ファンの静音化アダプター」と「LEDコントロールリモコン」。
静音化アダプターは電源供給ケーブルの間に挟むことで25%程静音化が可能、しかし冷却能力もその分落ちるので留意して使いたい。
リモコンはLEDの発光パターンや輝度、カラーの変更を行うために必要となる、付属品一覧は以下の通り。
- バックプレート x1
- スクエアスペーサー x1
- ポジションスクリュ x4
- スタンドオフ x4
- インテル専用マウンティングプレート x2
- AMD専用マウンティングプレート x2
- マウンティングプレートスクリュ x8
- スプリングスクリュ x4
- インシュレータシート x4
- LGA2011専用スクリュ x4
- プレッシャーマウンティングプレート x1
- サーマルグリス x1
- LEDコントローラ x1
- ファンアダプタ x1
- 電源変換アダプタ x1
スペックシート
型番 | LPANL12 |
---|---|
メーカー | LEPA |
シリーズ | NEOllusion |
材質 | アルミニウムヒートシンク、銅製ヒートパイプ |
ヒートパイプ | 本数:4本 |
直径:6mm | |
ファン | サイズ:120mm |
PWM:対応 | |
コネクタ | 4ピン |
回転数 | 600~1800RPM |
400~1000RPM(ファンアダプタ取付時) | |
静圧 | 29.33~75.41CFM |
16.76~46.09 CFM (ファンアダプタ取付時) | |
ノイズ | 17~33dBA |
14~19dBA (ファンアダプタ取付時) | |
本体サイズ | 126(L) x40(W) x161.7(H)mm |
本体重量 | 約645g (ファン含む) |
パッケージサイズ | 177(L) x224(W) x130(H)mm |
パッケージ重量 | 約1350g |
発売日 | 2016年11月19日 |
まとめ
LEPA NEOllusion LPANL12は光源であるLEDを「ヒートシンク」両サイド外装に盛り込みまくりとにかく良く光り「光物好き」にはたまらない「友達を差を付けちゃうZO!」系CPUクーラー。
CPUクーラーとしてもそこそこ考えられておりHDTなどの最新テクノロジーも採用されている、スリム形状なのでメモリーとの干渉もなく約16.2cmの高さがクリアできれば容易に搭載可能。
価格面ではLEDコストをアバウトに3,500円と試算した場合、クーラー部分の価格は約5,000円、HDT採用のクーラーとして標準的だがお買い得(コスパ)感ない、ただ妥当な価格設定だと思われる。
ネガティブポイントとなり得る要素は「専用リモコン制御」なのでその他の光物デバイスとの連動性が得られない事。
またファンは光らないので自分でカスタマイズしないとスーパ―光るCPUクーラーにはならない。
空冷で内部魅せる光系PCを構築するとクーラー部分が抜けたように暗く光っていないというバランスを打破したいユーザーには面白いクーラーとなり得る製品ではないだろうか。