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Zen 3ベースのSocket AM4 APU「AMD Ryzen 5000G シリーズ」2モデル販売開始

2021年8月6日(金)19:00よりZen3アーキテクチャ採用のSocket AM4 APU「AMD Ryzen 5000 シリーズ」デスクトップ・プロセッサー2モデルが解禁、販売を開始した。 Zen 3とVegaグラフィックス機能を組み合わせパフォーマンスが向上したAPUで、解禁時のラインアップは8コア/16スレッド 定格3.8GHz/ブースト4.6GHz GPU8コア/2000MHzの「Ryzen 7 5700G」と、6コア/12スレッド 定格3.9GHz/ブースト4.4GHz GPU7コア/1900MHzの「Ryzen 5 5600G」2モデルで、いずれもCPUクーラー「Wraith Stealth」が付属したBOX版でTDPは65W。

ビュー: 5492
公開日: 2021-08-06

Zen3ベースのグラフィックス統合APU「AMD Ryzen 5000Gシリーズ」販売開始

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2021年8月6日(金)19:00よりZen3アーキテクチャ採用のSocket AM4 APU「AMD Ryzen 5000 シリーズ」デスクトップ・プロセッサー2モデルが解禁、販売を開始した。

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入荷、販売を確認したのは8コア/16スレッド、20MB キャッシュ、最大ブースト4.6 GHzのRadeon グラフィックス搭載「Ryzen 7 5700G」と、6コア/12スレッド、19MB キャッシュ、最大ブースト 4.4 GHzのRadeon グラフィックス搭載「Ryzen 5 5600G」の2モデル。 いずれもCPUクーラー「Wraith Stealth」が付属したリテイルボックス版でTDPは65Wとしている。

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AMD Ryzen 5000Gシリーズは、Zen3アーキテクチャを採用したCPUをベースに内蔵型としてはパワフルなRadeonグラフィックス機能を搭載する事で、1080p解像度であればそこそこの3Dゲームなどは楽しめてしまうグラフィックス機能が統合された、AMDのデスクトップメインストリームソケット「AM4」に対応するAPUプロセッサー。

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メーカーのセールスポイントとしてRyzen7 5700とライバルのインテルCore i7 10700を比較した場合、マルチスレッド処理においては最大28%、画像編集処理では最大27%、3Dレンダリングは最大34%高速化とマフォーマンスの高さをアピールしており半導体不足により高止まりしている近々の相場事情などを加味すると、AMDはそこそこに需要が見込めるレンジに満を持して投入してきたと言えそうだ。

実際のベンチマーク、パフォーマンスなどは下記の大手メディアのレビューなどを参考にしてほしい。

▽メディア各社によるレビュー記事[外部サイト]

 
型番100-100000252BOX100-100000263BOX
シリーズAMD Ryzen 5000GAMD Ryzen 5000G
メーカーAMDAMD
対応ソケットSocket AM4 ※Ryzen 5000Gシリーズに対応するUEFIを搭載するマザーボードでのみ使用可能です。Socket AM4 ※Ryzen 5000Gシリーズに対応するUEFIを搭載するマザーボードでのみ使用可能です。
コードネームCezanneCezanne
コア数6コア8コア
スレッド数12スレッド16スレッド
動作クロック3.9GHz3.8GHz
最大ブーストクロック4.4GHz4.6GHz
キャッシュ19MB (3MB L2キャッシュ + 16MB L3キャッシュ)20MB (4MB L2キャッシュ + 16MB L3キャッシュ)
TDP65W (cTDP 45-65W)65W (cTDP 45-65W)
対応メモリーDDR4-3200 (2DIMM まで)
DDR4-2933 (1Rank / 4DIMM) ※X570MB搭載時
DDR4-2667 (1Rank / 4DIMM) ※B550MB搭載時
DDR4-2667 (2Rank / 4DIMM) ※X570MB搭載時
DDR4-2400 (2Rank / 4DIMM) ※B550MB搭載時
DDR4-3200 (2DIMM まで)
DDR4-2933 (1Rank / 4DIMM) ※X570MB搭載時
DDR4-2667 (1Rank / 4DIMM) ※B550MB搭載時
DDR4-2667 (2Rank / 4DIMM) ※X570MB搭載時
DDR4-2400 (2Rank / 4DIMM) ※B550MB搭載時
対応メモリーサイズ最大128GB (32GB×4)最大128GB (32GB×4)
メモリーチャンネル2「デュアルチャンネル」2「デュアルチャンネル」
ECCメモリ対応----
PCI Express リビジョン3.03.0
PCI Express 最大レーン数24 (16x GPU / 4x General / 4x Chipset Link)24 (16x GPU / 4x General / 4x Chipset Link)
内蔵グラフィックスRadeon GraphicsRadeon Graphics
グラフィックスコア数7 (448 CU)8 (512 CU)
グラフィックスクロック(最大)1900MHz2000MHz
グラフィックス対応APIDirectX 12/OpenGL 4.5/VulkanDirectX 12/OpenGL 4.5/Vulkan
CPUクーラー付属付属 (Wraith Stealth cooler)付属 (Wraith Stealth cooler)
倍率ロックフリー対応対応
保証期間3年間3年間
JAN/EUCコード07301433134140730143313377
発売日2021-08-06
2021-08-06
アーク参考価格読み込み中読み込み中
  製品詳細 製品詳細

今回発売されたZen3 APUは既存のAMD500、もしくは400シリーズチップセット搭載AM4マザーボードで原則対応可能だが、5000Gシリーズ対応BIOS(UEFI)でない場合は起動が出来ない為、事前のBIOSUP作業が必須となる、また、マザーボードによってはグラフィックス出力端子が非搭載のモデルもあり、その場合、APU内蔵のグラフィックス機能が使えないのでマザーボードの出力端子の仕様やBIOSのバージョンなどはチェックしておくことをおすすめしたい。

また、RADEONグラフィックス機能を使用する場合、ドライバはAMD配布の最新版をダウンロードする必要があるのでその点もおさえておきたい。

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ライター

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編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。