STAFF御用達、3分でわかるAMD Radeon R300シリーズ
AMD RadeonグラフィックスリフレッシュモデルR300シリーズが2015年6月18日より各メーカーから販売開始、取り急ぎメモリー担当が(あれ?)Radeon R300シリーズについてショップスタッフ視点でまとめてみました。
その件についてあまり明るくないメモリー担当
これは一体・・・一体誰の陰謀なの!?(涙
と思わずにはいられないレベルのPC用カスタムメモリーメーカーのバリエーションラインナップ攻勢、いまや3色展開、5段階クロック選別は当たり前となってきた今日この頃。(このお話はいつか別の機会に(汗))
DDR4の普及期も重なりメモリー担当の筆者が毎週、湯水が湧き出るかの如くリリースされるメモリーラインナップの登録、把握でアップアップしてVGAの情報まで手が回らずシクシク(T△T)している時、グラフィック担当が3分で大体判るチートシートなるものを作成し送ってくれました。
これがとても便利!
という事?で今回はそのシートの一部をベースに6月18日に解禁となったAMDのグラフィックスカードAMD RADEON R300シリーズを紹介したいと思います。
つまりさらっと把握したい方にはオススメですが掘り進んだコアな情報を探している場合は役に立たないと思われますのでご容赦を。
[捕捉]
細かい性能差や特徴はカード毎にユニークな事が多いので、それはきちんと覚えていくしかないのですが、このシートはメモリー担当的に大枠を把握するには便利で知り合いにグラフィックカードの事を聞かれた時などかなり便利で重宝していたりします。
ひとめで大体わかるAMD Radeon 300シリーズ比較テーブル
Radeon R300 Series Graphics Card相関的早覚え表※
※下表はあくまでもリファレンスをベースとしたおおよその世代、対抗比較なので実際の性能差などは製品毎に変わってきます。
R300 Series | R200 Series | GCN | vs N社 |
---|---|---|---|
R9 390X (8GB) | R9 290X(4GB/8GB) | 1.1 | vs GTX 980 |
R9 390 (8GB) | R9 290(4GB) | 1.1 | vs GTX 970 |
R9 380 (4GB/2GB) | R9 285(2GB) | 1.2 | vs GTX 960 |
R7 370 (4GB/2GB) | R7 265(2GB) | 1.0 | vs GTX 750Ti |
R7 360 (2GB) | R7 260(1GB) | 1.1 | vs GTX 750 |
この辺りを最低限抑えておけば
友人に
いまGTX750使ってて、次AMD狙ってるんだけどどのあたりがいいの?
と聞かれた時、
え、え~とRさ、さんびゃくろ、なな、あれ・・・?
とならずに済みますね!╭( ・ㅂ・)و
GCN(Graphics Core Next)ver別サポート確認用リスト
GCN 1.2 (DirectX12 feature level 12_0) Mantle True AUDIO FreeSync UVD5
GCN 1.1 (DirectX12 feature level 12_0) Mantle True AUDIO FreeSync UVD3
GCN 1.0 (DirectX12 feature level 11_1) Mantle UVD3
[ポイント] R7 370はGCN1.0となりFreeSync等の最新フューチャーに対応していない事は覚えておきたい。
関連情報: AMD公式ページ
とり急ぎ表の横ラインの関係をおさえておけば求める条件に必用なグレードを素早くチョイス出来ると思います。
個人的にはR9 390の8GBメモリー搭載がとても魅力的に感じております。
セミファンレス仕様のMSIオリジナルクーラー"TWIN FROZR V"搭載モデル! DirectX 12、Vulcan、Mantle、OpenGL 4.5などの最新APIに対応したAMD RADEON R9 390 搭載グラフィックスカード!
でもやっぱり少し背伸びしてR9 390Xが・・・
セミファンレス仕様のMSIオリジナルクーラー"TWIN FROZR V"搭載モデル! DirectX 12、Vulcan、Mantle、OpenGL 4.5などの最新APIに対応したAMD RADEON R9 390X 搭載グラフィックスカード!
デメリットが無いというメリット
リネーム、リブランド・・・PC関連の新製品は劇的に進化しているのが当然である。 といった流れで来ていたのでテクノロジー系カテゴリの製品はどうしても酷評されてしまいます。 確かに速度の向上、新機能などイノベーション的な視点から考えてみるとメリットはかなり少ない・・・
しかし考えてみるとデメリットらしきデメリットが見つからない、これから選ぶのであれば安定感を保ったまま必要な部分が増量、改良された良い意味でのマイナーアップなのではないかなという、最初に獲た情報(リブランド的な意味)で感じた印象とは(メモリー)担当的には違った結論に達しました。
リブランドは今のテクノロジー進化速度に足並みを合せていくために必用なスタイルであり、性能的な進化の幅が少ない分、価格や付加機能など間接的な要素でフォローできれば十分補えるのではないでしょうか。
関連記事:4gamer.net
AMD Radeon R300シリーズをまとめてみるとこんな感じ
【メリット】 搭載メモリー容量が倍になっているモデルは良い感じ。
【メリット】 製品によってはクロックもそこそこ向上している。
【リミット】 現状N社対抗カード、もしくは同クラスの一つ前のRADEONを既に保有している場合、同クラス以下のラインナップを選ぶ理由ない。
【デメリット】 特になし。
つまりR300シリーズは、ざっくりいうと同クラスの前世代RADEON R200シリーズを既に持っている、もしくはNVIDIA対抗カード相当を持っている場合、買い換えるまでのインパクトは無いです。
ただ新規もしくは複数年ぶりにゲーム用グラフィックカードを入れ換え、もしくはゲーム用BTOパソコンやゲームPCの自作をするのであれば、前作よりクロックが上がっていたり、メモリが増えていたり、Freesync技術もオススメだと思います。
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AMD Radeon R7 300シリーズ | アークオンラインストア
AMD Radeon R9 300シリーズ | アークオンラインストア
AMD新コア「Fiji」採用FURYシリーズ情報
記事を書いている間に正当進化系のAMD Radeon FURY Xが入荷しておりました。(6/29現在品薄) 簡単な概要になりますが情報追記しておきます、FURYについてはラインナップが出揃った頃、また別の視点で特集できればと思います。
FURY/nano | 特徴 | GCN | vs N社 | 市場 |
---|---|---|---|---|
R9 Fury X | 水冷 | 1.2 | vs GTX980 Ti | 発売中 |
R9 Fury | 空冷 | 1.2 | vs GTX980 | 発売中 |
R9 Nano | 空冷 | 1.2 | N/A | 未発売 |
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