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ゲーミングマウス 「 Sensei310 & Rival310 」 レビュー - スタッフM編 [PR]

TrueMove3センサーを搭載した話題のSteelseries製ゲーミングマウス「Rival 310」と「Sensei 310」のレビューを、アキバのPCゲーム専門店アークのスタッフM君がゲームプレイを軸にセンサーの検証やその使用感などをまとめてみた。

ビュー: 31227
公開日: 2017-09-20 (更新 2019-09-24)

SteelSeries ゲーミングマウス310シリーズとは

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注目の「TrueMove3」を搭載するゲーミングマウス

SteelSeriesPixArt社が共同開発した光学式センサー「TrueMove3」を搭載した注目のゲーミングマウス「SteelSeries Rival 310」と「SteelSeries Sensei 310」が2017年9月7日に販売を開始。 その直後からゲーミングマウスとしては近年稀にない売れ行きを見せている。

そこでアキバのPCゲーム専門店パソコンSHOPアークのゲーム寄りのスタッフM君が独自の視点で単独レビューを敢行。

FPSゲームのプレイを通しておすすめポイントやデメリットなど書き連ねているので興味のある方はお時間のある時にでも一読してもらえると幸いだ。

▼ 補足情報:関連記事

~アークSTAFFレビューM君 「Steelseries Rival 310&Sensei 310」編~

まいど、matsuiです。

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今回は「TrueMove3」センサーを搭載したSteelSeriesのゲーミングマウス「Sensei 310」と「Rival 310」をレビュー用に入手したのでチェックしていく。

今回各マウスは店員I氏はRival 310を、筆者はSensei 310を頂いたのだが個人的にRival 310も気になってしまい我慢できず購入してしまったので、今回のレビューでは独断と偏見を交えながら主にSensei 310を中心に触れつつRival 310も簡単に紹介したい。

外箱

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Sensei 310とRival 310はパッケージのデザインが少しだけ異なるが、箱の形状は一緒である。

内箱

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内箱のデザインも同じように見えるが各マウスの形状に合わせてくりぬかれており、中のスポンジがマウスを包み込む形になっていた。 他のマウスにありがちなブリスターパッケージと紙板に括られた固定方法よりも輸送中の衝撃が和らぐ為、ここは少し精神衛生上良いのかもしれない。

公表スペック※公式ページ引用

Sensor【各マウス共通】

センサー名:SteelSeries TrueMove3

センサーのタイプ:オプティカル

CPI100-12000, 100 CPI可変式

IPS350+、SteelSeries 【Qck表面での計測】

加速:50g

ポーリングレート:1ms

ハードウェア加速なし(ゼロハードウェア加速)

Design【Sensei 310】

重量92.1g

最高のマテリアル耐指紋セミラフマット

中核構造繊維強化プラスティック

形状両利き用

グリップスタイルクローまたはフィンガーチップ

ボタン数8

スイッチのタイプ5,000万回クリック定格のOmronメカニカル

Illumination2 RGBゾーン、個別コントロール

長さ125.1mm

幅60.77mm (前部)、61.77mm (中央)、70.39mm (後部)

高さ38.95mm

ケーブル長2m、6.5フィート

Design【Rival 310】

最高のマテリアル耐指紋セミラフマット

中核構造繊維強化プラスティック

形状エルゴノミクス、右利き用

グリップスタイル パームまたはクロー

ボタン数6

スイッチのタイプ5,000万回クリック定格のOmronメカニカル

Illumination2 RGBゾーン、個別コントロール

重量88.3g

長さ127.6mm

幅57.16mm (前部)、62.07mm (中央)、70.1mm (後部)

高さ41.98mm

ケーブル長2m、6.5フィート

各マウスともほぼスペックが同じだが形状の違いから大きさや重さなどが異なっている。

Rival 310よりもSensei 310の方が公表スペック的には約4gほど重めである。

恐らくSensei 310の方が二つほどスイッチが増えているので、その分重くなっているのだろうと考えられる。

箱に入っていたのはクイックガイドシートとマウスだけで必要最低限の物だけ同梱されている。

各マウス本体

まずはSensei 310から

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形状はSENSEIシリーズの名の通り左右対称の両利き対応マウスとなっている。 SENSEIシリーズよりも横に大きくなっており特徴的だった流線形の形状ではなくなっている。

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ただサイドボタンは前モデルのSENSEIと同じく小さめになっている、Rival 310と比べると、かなりサイドボタンが小型な為に賛否両論分かれると思うが右利きのユーザーは右側のサイドボタンが 左利きのユーザーは左側のサイドボタンが大きいと誤爆してしまう事が持ち方によっては無いとは言い切れないため、この大きさがベストだとと個人的には考える。

そしてクリックの部分はセパレートタイプになっているがクリックの根元だとクリックに少し力が必要だった。

サイドはシリコンシートになっており手汗で滑りにくくなっている。 一つ気になるのは、このシリコンに滑り止めの溝が入っておりシリコンの感触と相まってすこし独特な感触の為ユーザーの好みに分かれてしまう事だろう。

後Sensei 310で少し難点だったのがたまたま開封した個体依存かもしれないがマウスをクリックの部分に指を置かない状態で空中で軽く振るとカチャカチャ音が鳴ってしまう事である。 普段のプレイ中やクリックの部分に指を置いて振ると鳴らなくなるので気にするほどでもないか…とも思えるが精神衛生上はあまり良くは無いかと思われる。 プレイ中おもむろにマウスを握りマラカスの様に思いっきり振る癖があるユーザーでなければ気にするほどの事ではないはず。

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左右のくびれは少しだけSENSEIの面影がある
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マウス比較

前作のSENSEIとの比較画像がこちらになる

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実際形状はSENSEIを踏襲というよりもRival 100を大きくしサイドがプラスチックのツブツブから滑り止めのシリコンシートになっていると想像してもらえると、かなりイメージが伝わるかと思う。 個人的にはSENSEIと言えば前モデルのXaiやSENSEIの形状が非常に馴染んでしまっている為これがSENSEIかと言われると少し腑に落ちない。 ただRival 100のサイズチェンジモデルと捉えると、非常にしっくりくる形状である。

次にRival 310を紹介する。

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ただ今回は店員のI氏もRival 310のレビューをしている為、個人的に感じたことを簡単に紹介する。

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結論から述べると”Rival 300”を愛用しているユーザーはもちろん、300の形状に合わなかったユーザーにもオススメできる。 筆者も過去に”Rival optical”と”Rival 300”に名前が変更された際に購入したが、マウスの形状が大きく手に合わなかった。しかしRival 310は握った時にホールドしやすい様にサイドの親指部分が窪んで内側に入り込むようになっているのと、薬指の置き場所も出来ており、筆者の様な手の小さいユーザーでもとても取り回しが楽なつくりとなっている。。

両マウスともホイールは24ノッチ。ホイール回転とノッチはやや軽い部類で、ホイールボタンはややメカニカルなクリック感だ。このあたりは前モデルから大きな変更は施されていないようだ。

ちなみに筆者のRival 310は振っても音はしなかったので恐らくSensei 310のマラカス化はロットによる不良か仕様の可能性がある。

両マウスともホイールは24ノッチでホイールの動作自体は軽い部類でノッチ感も少しだけあるホイールだ

そして今回最大の注目点は、両マウスに採用された新型センサー”TrueMove3”である。 シリーズナンバリングということから、これまでのRivalと同じように既製品センサーを搭載させて独自の呼称をしているのかと思われたが、このTrueMove3はSteelseriesとセンサーメーカー大手PIXART社の新規共同開発センサーとなっていた。 「World`s First True 1 to 1 Esports Senser”TrueMove3”」 メーカーが謳う1 to 1 trackingの実力は次で検証していく。

ゲームで実際に使用した各マウスの感想

今回プレイしたゲームはこちらになる。

PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS

CounterStrike GlobalOffensive

まず感じたのが両モデル共通してクリックがセパレートになっている為、PUBGではM16のタップ撃ちなどで連打する際とても扱いやすい。クリックの反応も以前使っていたLogicoolのPROよりは遅いが、愛用していたZowie ZA12に比べて早いため、CSGOのAWPの置いて撃つ場面などクリックの反応が大切なシーンでは際とても扱いやすかった。

公表スペック上Rival 310よりSensei 310の方が重たいはずなのだが重心が後ろの方に寄っている為本体を持ち上げるとき以外は操作中Sensei 310自体の重さは個人的にはあまり気にならなかった。 ただRival 310と比べると、重い部類なのでどうしても軽いマウスが良いというユーザーは一度持ってみて判断してほしい

そして肝心のセンサーの感覚としてはPWM3360系にかなり近く 1000Hzで使用した際のPWM3310で感じる高速域のカウントの飛びによる微妙な加速はあまり感じない。 特にフリックで狙う癖がある筆者としてはTrueMove3の恩恵がかなり効いてるようなシーンが多い気がしたので挙動自体にPWM3360と同じような安定感があるのだろう。

ただ過去にSENSEIシリーズを愛用していた時期や一時期Rival 100を使用していたのでマウスの形状が似ている分形状への慣れやTrueMove3というブラシーボ効果の可能性もある。

しかし本当にTrueMove3のお陰なのかブラシーボのお陰か気になるので実際に簡単にMouseTesterV1.5で確認した。 ただこのデータはUSBポートの劣化具合やUSBの相性などでひどい結果が出てしまう位環境差が出てしまうので参考程度に確認してほしい。

センサー検証

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自分の環境では1000Hzでも大きなブレはなく優秀だ。

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やはりPWM3310だといくらメーカー側が調整してもあった”跳ね”がセンサーがPWM3360シリーズの世代から800DPIでも大きな跳ねが少ないのでTrueMove3センサーでも800CPIは十分実用レベルだと感じる。

M君の総評と感想

各マウスともかなりの完成度で、すごくすごいと感じた。

ただSensei 310に関しては少し作りの甘かった部分があったりSensei 310という商品名から筆者が勝手にSENSEIの形状に高性能センサーが付いてくると最初に名前を聞いたときに期待していただけに実際はRival 100シリーズのサイズとセンサーチェンジモデルだったときは少し残念だった。

しかしlogicool社のCEOになって以降SteelseriesからRival 100以外もう左右対称マウスは出ないものだと思っていたので今回左右対称愛用家としてはSensei 310は新しい選択肢として出てきてくれたことにうれしく思う。

Rival 310も300から形状の変更等かなり冒険しているマウスながら、より万人受けのようなマウスに仕上がっている。

それにしてもTrueMove3センサーの万人に対するセンサーへの調整具合は頭一つ抜けている。 センサーの扱いやすさで言えば今のところ個人的には現在トップクラスといえるだろう。

この先新しくマウスを出すのであれば個人的には次こそXaiや個人的名マウスikari、もう少し小さなマウスが好みな筆者としてはKANAそしてRival 100といったモデルの”TrueMove3”センサーモデルをぜひとも出してほしいと願うばかりである。

ただ肝心の製品の価格はお世辞にも安いとは言えず、あえて価格ランク別に例えるならミドル価格帯だろう。 しかし初めてのゲーミングマウスの購入でどのマウスを購入しようか検討しているユーザーでも非常にオススメなので是非選択肢に入れていただきたい。


PixArt 社と共同で開発されたSteelSeries 独自の「TrueMove3」オプティカルセンサーを搭載した右利き用エルゴノミックデザインのゲーミングマウス。「SteelSeries Rival 300」の後継機種。
取扱終了
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PixArt 社と共同で開発されたSteelSeries 独自の「TrueMove3」オプティカルセンサーを搭載した左右対称形状のゲーミングマウス。「SteelSeries Sensei」の後継機種。
取扱終了
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