TESOROのゲーミングマウス「Sagitta Spectrum」アキバPCショップSTAFFテストレポート - レビュー
台湾のゲーミングブランドTESORO(テソロ)から販売されているIE3.0クローン系デザインの最大解像度5000DPIの光学式センサー搭載ゲーミングマウス「Sagitta Spectrum Mouse」を秋葉原のPCゲームSHOPアークのスタッフがレビューしてみた。
Tesoro Sagitta Spectrum ~日本のゲーミングデバイス仲間入りができるか~
2017年4月20日より株式会社オウルテック取り扱いを開始した「TESORO(テソロ) 」製品ラインアップの1つ「Sagitta Spectrum」ゲーミングマウスをテストする機会があり、少し発売から時間が経過してしまったがレビューをしたいと思う。
TESOROとは?
TESORO(テソロテクノロジー株式会社)は、2011年に台湾で設立されたゲーマー向け製品のブランド、詳しくは以下の記事を参考にしてほしい。
▼参考ページ
Sagitta Spectrumおさらい
「Sagitta Spectrum」は各種ゲームにオールラウンドに対応する事をコンセプトに作られた実売税込5千円半ばで購入可能な有線ゲーミングマウス。
主流のIE3.0クローン系デザインを採用し、センサーは最大解像度5000DPIの光学式センサーを搭載するいわゆる売れ筋と言われるレンジにアプローチする製品だ。
詳細については以下のレビュー本編で触れていきたい。
~外箱~
なんとなくアジア圏で販売されてそうだなと思ったのが、第一印象だった。 箱自体が若干台形になっているので、とてもおしゃれで、かなりかっこいい箱である。
~外箱開帳~
WORLD CLASS PRECISION FOR PRO GAMERS 私の拙い直訳で「プロゲーマーに世界クラスの精度を」って書かれており、とても期待出来る。 ただ最近は何処のメーカーも同じようなことが書かれているので流行りの謳い文句なのだろうか。
しかし外箱はあくまでも輸送用の外装みたいなものなので実際に大切なのはマウスである。 それではマウスをチェックしたいと思う。
~本体正面~
正面はラバーのような手触りだ。 しかし手触りがとても良く、作り自体はかなりしっかりしているなと思う。 少し握った感じを伝えると、かぶせ持ちだと例えばMIONIXのNAOSや昔販売していた SteelSeriesのIkariのような…後は上から覆うようなマウスを少し小さくしたような形でRazerのImperator に似ているような気がする。色々なマウスが混ざっているような形状で人によってはLogicool G400s MX518に似ていると感じる人もいるかもしれない。 握り心地は、かぶせ持ちだとフィットする為とても良好だ。
~左サイド~
ここはサイドボタンが正面側の加工がされているだけで他の部分は特に加工されていない。初期のころのZowieのECシリーズに近い。
~裏側~
少し気になったのが検品シールが少しソールと重なっているところだけで裏面にはポーリングレートなどを変更する ボタン等はついていない。
ただ検品シールを少しめくってみると検品シールがソールの下敷きになっていたので、個人的には 精神衛生上あまり良く無いな…と思う。換えのソールがあればスグにでも張り替えるところだったが、 換えもないので、不器用な私では剥がすこともできなかった。
~ホイール~
WORLD CLASS PRECISION FOR PRO GAMERS 私の拙い直訳で「プロゲーマーに世界クラスの精度を」って書かれており、とても期待出来る。 ただ最近は何処のメーカーも同じようなことが書かれているので流行りの謳い文句なのだろうか。
しかし外箱はあくまでも輸送用の外装みたいなものなので実際に大切なのはマウスである。 それではマウスをチェックしたいと思う。
ノッチ数は24でホイールの動作軽めである。 しかもノッチ感は少しだけあるので 軽いホイールとノッチ感がある方が好きな私とっては個人的にとても扱いやすい。
~ケーブル~
ケーブル自体は細めだが割りと硬めのケーブルで伸縮性があまりないので使い始めのころはケーブルの長さが短いように感じた。 (ケーブル自体は2m)
~ソフトウェア~
正直実用に耐えないレベルに思う。 私の環境依存だった可能性ももちろんあるが、一度設定の保存をするためにSAVEをクリックすると その部分が、ぽっかりと空いてしまい後ろのデスクトップの画像が浮き出てしまう現象に悩まされてしまった。 違う画面に移動すると元に戻るのだが設定を微調整するたびにおかしくなるので、とてもつらい。
ひとつ面白い機能だと感じたのがaccelerationである。
多分Windowsの感度を変更しているのかもしれないが加速度の数値かと思い0にしたところカーソルの動きがとても遅くなってしまった。
~使用感~
元々大きなマウスは得意ではないため使い心地は良いかどうかわからないが握り心地に関して言えば、とても握りやすい形状だと感じる。 最近ではあまり珍しくないがマウスのボタンを自由なボタンに変更できるボタンも搭載しているため ユーザーによっては良い機能ではないだろうか。 ただ設定変更ソフトウェアと私の使っている他の常駐ソフトとの相性が悪かったのかどうかわからないが、 まともに使用が出来なかったためプログラブル要素を確認できないでいるので、この機能の詳細な 説明ができないのが残念だ。
その点内部に使われているMCUやセンサーも優秀で センサーはPWM3310使用しており柄パッド上でもネガティブアクセル等ゲーム中には感じ取れなかった。 しかしあくまで私の感覚で環境依存の可能性があるが1000Hzで動作させるとPixart PWM3310のメーカー配布の標準ファームウェア?特有の微加速があるように感じる。
ただ”感じる”ではアテにならないので簡単にデータだけ取ってみた。
この飛び方は最大DPIでマウスで尚且つ1000Hzを使用したときに多い挙動なので、もしかしたらセンサーファームウェアはメーカー配布の物を採用しているのかもしれない。
ただ800DPIでも400DPIと挙動が変わらないのは少し驚いている。
500Hzでは、まだ安定しているのと500Hzであれば800DPIでも安定しているのには少し驚いた。ただUSBの環境やコネクタの劣化具合によっては 変な挙動をすることがある程には環境依存なデータなのであくまで参考程度にしてほしい。
~総評~
所々詰めの甘い所や形状が少し特徴的なため万人に受け入れられるかと問われると何とも言えないが この形状が気に入ったのであれば中身的には優秀なマウスなのでとてもおすすめしたい。
センサーもPWM3310だったりセンサー位置も特に変なところにあるわけでもないので機会があれば一度触って頂きたい。
ただ以前どこかで見たようなマウスな様な気がするのは気のせいなのだろうか…?
ケーブル自体は細めだが割りと硬めのケーブルで伸縮性があまりないので使い始めのころはケーブルの長さが短いように感じた。 (ケーブル自体は2m)
TESORO(テソロ)について
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