今回初のキーボードのレビューとなります。その1回目にご紹介させていただくのは「BitTradeOne BFKB109UP1」となります。 さて、「このキーボードの型番・・・どこかで聞いたような?」と思った方は少なくないはず。 むしろ、既にご存知の方が多いと思いますがこの「BFKB109UP1」キーボードと同社製品「BFKB113PBK」は、今は無き"DHARMAPOINT"の元開発メンバーが新しく立ち上げた「ビットフェローズ」ブランドで作られたキーボードです。今回ご紹介するキーボードはその"DHARMAPOINT"で販売してました「DRTCKB109UP1」と瓜二つのキーボードとなります。

パッケージ・付属品・本体

パッケージの裏は製品の特徴や仕様についてびっしり記載されている。もちろん日本語表記だ。付属品は本体、マニュアル、保証書だけである。付属品と関係はないが保証期間は6ヶ月と他社製品に比べると短めに感じた。

では、本体になるが見た目はとてもズッシリ感がある。実際に持ち上げてみるとそこそこ重量はあるが、キーボードを頻繁に持ち上げる状況はあまり無いと筆者は考えているのでこれは短所には感じない。
キーによって段差と傾斜を持たせタイピングをし易くさせるシリンドリカルステップスカルプチャー方式を採用している為に厚みがある。これについてはキーボード用のパームレストを使用している方には高さが合わなくて不都合が生じるかもしれない。
キーマップはスタンダードな日本語109キー配列で、特に特殊なキーは無い。接続ケーブル部分は通常のビニール。

パッケージ裏 ※クリックで拡大

本体、付属品 ※クリックで拡大

製品全体像 ※クリックで拡大

USBケーブル ※クリックで拡大

特徴と仕様

このキーボードはメカニカルキーではなく"メンブレンキー"を採用したキーボードだ。 筆者が触ってみたところ、メンブレンキーにたまにある押下後の硬い反動もなく軽いタッチで押せる。そしてキーのグラつきもなく、しっかりしたキータッチだ。
このキーボードには色々特徴がある(公式サイトやパッケージ背面に丁寧に説明されている)が、その中の私が注目する機能を紹介する。

まず1つはプランジャー構造のアクチュエータを採用したキーである。 これはキートップとスイッチ部分の間をプランジャーで包むことで、咄嗟にキーを押した場合でもちゃんと垂直に押下できる構造である。 キー操作の激しいFPS系ゲームの他、RTSやMMO、MO系ゲーム内での咄嗟のチャットにも非常に優秀である。

そしてもう1つはWindowsキーロック機能。2つのWindowsキーを同時に2秒間押し続けるとこの機能が発動してWindowsキーが無効になる。この価格帯でこの機能が搭載されているキーボードは少ない。

その他にも、先にも説明した"シリンドリカルステップスカルプチャー方式"の他、"Nキーロールオーバー"、"滑り止めラバー付きチルトスタンド"、"3方向に取り回しが可能なケーブルマネージャー"等々豊富な機能を搭載している。

キートップ全体像 
※クリックで拡大

プランジャー構造 
※クリックで拡大

本体サイド 
※クリックで拡大

Windowsキーロック機能 
※クリックで拡大

総評

文句なし!! コスパ良しのナイスなゲーミングキーボードだ。

昨今ゲーミングキーボードではメカニカルキーが数多く登場し人気でもあるが、コストがかかるのが悩みである。それと違い、メンブレンを採用しながら疲れないキーの押し易さ。そしてこのパフォーマンスで約5,000円で購入できるのは素晴らしい。

マクロキーやメディアキー等が無いシンプルなキーボードではあるが、ゲーミングキーボード入門から買い替えの方までオススメできる一品だ。

おまけ

私の持っているCherryMX用交換キーキャップを装着してみた。

結論だけ言うと装着だけならできるが、うまく噛み合わないのでグラグラしてしまう。

うまくいけば・・・と思ったが、交換はオススメはできない(笑)

※注意:お試しいただく場合は自己責任で行っていただけます様お願い申し上げます。交換を行った際に製品に破損、不具合が生じた場合でも、メーカー及び販売店では一切の責任は負いかねます。

※注意:お試しいただく場合は自己責任で行っていただけます様お願い申し上げます。交換を行った際に製品に破損、不具合が生じた場合でも、メーカー及び販売店では一切の責任は負いかねます。