
ワイヤレスで長時間ゲーミングセッション! Kingston製ヘッドセット「HyperX Cloud Flight」登場 - アークSTAFFファーストインプレッション
KingstonのHyperXブランドより、PCおよびPS4/PS4 Pro向けの無線/有線両対応ゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud Flight」が発売された。店頭スタッフによるファーストインプレッションも合わせてお届けする。
超大容量バッテリー搭載ゲーミンググレードワイヤレスヘッドセット

HyperX Cloud Flight Wireless Gaming Headset for PC/PS4(以下:Cloud Flight)は、HyperXブランドヘッドセットとしては初のワイヤレスモデルとなり、USBレシバーを使用しての2.4GHzワイヤレス接続と3極3.5mジャックでのアナログ接続にも対応している。



注目のワイヤレス接続は、最大30時間(LEDモードオフ時)の稼動が可能となっており、HyperX Ngenuityソフトウェア上で充電レベルのモニターが可能となっているのが特徴だ。
ワイヤレスの操作距離は最大20mとなっている。


ダイナミック50mm径ドライバを搭載し、再生周波数帯域はワイヤレス接続時とアナログ接続時とで若干数値が異なっており、ワイヤレス時は20Hz~20,000Hz、アナログ時は15Hz~23,000Hzとアナログ接続時の方が再生周波数帯域が広くなっている。
ちなみに、大ヒットした同社の「Cloud Core」と比較すると、ドライバ径はCloud Coreの方が53mm径と大きいのだが、僅かではあるがCloud Flightの方が低域の再生能力が高めとなっている。(※アナログ接続時の場合)
インピーダンスはCloud Coreが60Ωだったのに対し、Cloud Flightは32Ωとなりよりモバイル機器向けの仕様となってはいるが3.5mジャックが3極のためマイクの使用はできないので注意が必要だ。



イヤーカップは密閉型で、ロゴマークのLEDライトを搭載。90°回転が可能となっている。
音量コントロールダイヤルや電源ボタンもイヤーカップ下部に搭載し、本体を充電する際のUSB充電ケーブル差込口も備えてある。但し、イヤーカップのコントロール機能はアナログ接続時はサポートされていないので要注意だ。
また、マイク関連ではマイク接続端子以外は備えられておらず、マイクのON/OFFは自動で切り替わる仕様になっている。


マイクは、他のHyperX Cloudモデルと同様エレクトレットコンデンサーマイクを採用し着脱可能となっている。
スペック的には周波数特性や感度の数値を見る限り、最上位機種のCloud RevolverやCloud Coreと比較すると抑え気味の性能となっている。ヘッドセットのマイクは口元で使用するものなので感度はあえて抑えたのか、はたまた単純に消費電力を抑えるためかその意図は不明。


海外のレビューなどを見ると、音質は相変わらず高い評価を得えているようだ。
只、マイクに関してはこちらも悪い方向で相変わらずといったところで不安要素が多く、3.5mmジャックが何故か3極であるなど中途半端な面も所々ある。
特にマイクのオートオフ機能はどこまできちんと機能してくれるか一抹の不安を感じる。声質や話し方は人それぞれなので使い手によっては使用に耐え得る精度が出ない可能性もあるのではないだろうか。
サラウンド機能などは一切搭載していないのでやや割高感があるのだが、音質面は間違いないので使用してみてマイクに不満があるようなら思い切って取り外してしまいワイヤレス仕様の高音質ゲーミングヘッドフォンとして使用するのもアリだと思われ、その価値は十分あるだろう。
店頭スタッフ ファーストインプレッション「HyperX Cloud Flight」

Good!
- 音量調整やマイクミュートをヘッドセット本体に搭載されており、操作性も上がっている。
- 低音重視でゲームやアクション映画、ロックミュージックなどは非常に迫力を感じられる。
- MMOゲームやシミュレーションゲームにおいては、持ち前の音質が臨場感を増してくれる音質だと思う。
- また全体的に軽量なのでワイヤレスの利便性が生かしやすい。
Bad...
- レシーバーがUSBフラッシュ並みに大きいのでノートパソコンだと邪魔になる。
- 価格はワイヤレスヘッドセットの中では頑張っているが、パフォーマンスを考えると割高に感じる部分がある。
- 金額の割にクッション部分がスカスカで、特に頂点部分は固いフレームが直で当たる感覚があり長時間使用すると痛みを感てくるレベルではないか。
- FPSゲームの観点から、音の定位性が若干甘いと感じた。低音が強めなので、FPSゲームにおいては若干不利になる可能性も。
Pros And Cons (賛否両論)
- 今までのモデルと同様、耳全体を覆うイヤーパッドタイプなのだが・・・。今回のモデルは評価はマチマチだ。装着感は高いと言うスタッフもいれば前モデルに比べると大きくもなく小さくもなく中途半端だ、と評するスタッフもいた。
- 高音部分が弱く感じるとスタッフと、高音もしつこく主張しないので良しと意見が分かれた。クラシックや女性ボーカル曲などを聞く際に不満を感じるが、BGM系に強いゲーム等では評価できるのではないか。


製品仕様

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