世界最小の80 PLUS Platinum準拠、フルモジュラーATX 電源登場
SilverStone Technology Co., Ltd.(本社:台湾)より同社初の Platinum 電源 STRIDER PLATINUMシリーズ550Wの「SST-ST55F-PT」650Wの「SST-ST65F-PT」750Wの「SST-ST75F-PT」がそれぞれアークにて販売開始となった。近年デスクトップPCがよりハイパワーかつ小型化していく流れの中、OverClockや連続使用にも耐えるタフで信頼性の高い小型のATX電源というポジションを狙って登場した「Strider Platinum」は同社最小サイズのフルモジュラーATX電源として80 PLUS Platinum認証も取得し、かつ静音性能にも注力したコンパクトでハイスペックを求めるコアユーザー向けの電源ユニットだ。
さりげなく増加中のコンパクトハイパワー構成に対応する電源登場
最近の自作PCのトレンド構成でよく見かけるのが
- Z170やH170のゲーミングmini-ITX規格のマザーボード
- Skylake Kシリーズ
- GEFORCE GTX980TiやR9 nanoなどのハイスペックグラフィックボード
- コンパクトATX電源が搭載可能なmini-ITX、もしくはMicroATXケース
といった基本構成部分だ。
見ての通り相当ハイパワーでタフな構成である。 こういったコンパクトでハイスペックなPCは以前からカテゴライズ可能なレベルのニーズがあったが毎年そのニーズは高まってきている、しかし電源はATXの通常サイズと比較して一歩遅れている状況が続いていたが、今回発売された「STRIDER PLATINUM」シリーズによりその遅れは一気に縮まってきた。
準静音にも対応、工業グレードで耐久性も確保し高い実用性を実現
- 連続45.9Aシングルの強力な+12V出力。
- フルモジュラーケーブル方式採用
- PCI-E 8(6+2)ピンコネクタ x2もしくはx4本搭載※
- SLI、CrossFireの構築が可能。
- 静音120mmファンを搭載。
- 準ファンレス仕様、負荷20%未満のときはファンが停止します。
- Active PFC搭載。
- 80PLUS Platinum認証(電源効率89~92%)。
- 工業グレードの保護機能搭載。
※モデルにより搭載本数は異なる
フルモジュラー形式のメリット
フルモジュラー、つまり全てのコネクタ部分がモジュラータイプになっており着脱が可能、主にメンテナンス製の向上やケーブル取り回しがしやすくなっている、というメリットがある。
また小さめのケースでキッチリ無駄なく配線したい、といった場合は別売の短めケーブルセット「SST-PP05」を使えば余計な取り回しも極限までなくす事が可能だ。
6+2ピンPCI-Eコネクタは550Wモデルのみ数が違うので注意
- メイン20+4ピン x1
- 4+4ピン12V x1
- 6+2ピンPCI-E (550Wモデル)x2、(650W、750Wモデル)x4
- SATA x8
- ペリフェラル x6
- FDD x2
550Wのみ「6+2ピンPCI-E用コネクタ」の数か2本(650Wと750Wモデルは4本実装)と少なくなっているのでグラフィックボードを超絶強化する予定のユーザーは対応ワット数が大きめのモデルを選ぶ事をオススメしたい。
既存のATX通常サイズ電源との違い
通常のATX電源サイズ150(W) x 86(H) x180(D)mmと比較して奥行き(D)が40mm短くなっている。
奥行きのサイズ以外は基本的に通常サイズのATX電源と同じ規格なので大きめのケースだけど中をスッキリさせたい、という場合でも当然普通に使用可能だ。