安定感良し
半年ほど前に同じものを購入しましたが、32GBでは不足する場面があったのでもう32GB追加するためにリピート購入しました。
前回レビュー時と環境が変わって、マザーボードをX370からB550のものになっています。
使用環境
CPU : AMD Ryzen 7 5800X3D
MB : GIGABYTE B550 AORUS ELITE V2 rev1.1 (BIOSバージョン ,F15 AGESA 1.2.0.7)
メモリ自体は前回購入したものとシリアルナンバー以外ほぼ変わっていないようだったので詳細は割愛します。
SocketAM4のRyzen CPUでECCのメモリモジュールを4枚フルで装着しても安定して動くのかを一番の懸念事項として、以下使ってみた感想です。
まずは一番懸念していた点ですが、このメモリの定格速度であるDDR4-3200のままで4枚ともエラーなく動いてくれたのでクリアです。ECC機能が働いていない…なんてこともありません。
続いて、速度は3200MHzのままで少しメモリタイミングを詰めてみました。これは前回レビューに書き忘れていた内容で、既に2枚刺し状態では問題なく動いていたので、4枚に増やしても動くかを試してみたところ、問題は見られませんでした。詳細は添付のスクリーンショットにあります。現在はメモリクロックのOCをせず、メモリタイミングだけ変えて常用しています。
最後に、品切れ状態が続いていた同じくSanMaxのMicron製DDR4-3200の16GBメモリ "SMD4-E32G88M-32AA-D"の在庫が復活していることに気づいたので少し考察を。
そちらは後発のメモリチップに16GBitダイを用いていて、1モジュールに8枚で16GBを成しています。
ところで、今使っているマザーボードの注意書きに
"Support for ECC Un-buffered DIMM 1Rx8/2Rx8 memory modules"
"Support for non-ECC Un-buffered DIMM 1Rx8/2Rx8/1Rx16 memory modules"
とありました。
この意味するところは、8GBitチップのメモリモジュールはECC、非ECC共に動作サポートする一方、16GBitチップのメモリモジュールは非ECCしか動作サポートしないという制約です。つまり"SMD4-E32G88M-32AA-D"は動作しない可能性があるようです。
この制約は当マザーボードだけなのかRyzen CPUに共通のことなのか分かりませんが、現在価格は今レビュー中のメモリより1万円近く安く、ECCメモリにしては魅力的な価格なので、もし使うとしたら注意が必要ですね。
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