新たな選択支になれるか?rapoo Gaming Device日本上陸
2015年7月17日、株式会社ユニークが取扱う中国のゲーミングブランド「Rapoo Gaming」よりゲーミングマウス「V-PRO」シリーズ10モデルの販売が確認された。Avagoセンサーとオムロン製スイッチを搭載する定番の組み合わせとカラフルなカラーリングを施された新ブランドについて情報を集めてみた。
加熱するゲーミングデバイスカテゴリ
国内のゲーミングデバイスマーケットは今Razer、SteelSeriesの2強を筆頭にZOWIE GEAR、Roccatなどブランド力を付けて来ているゲーミングデバイス専門ブランド、またLogiCoolやASUS、Corsair、HyperX、CoolerMasterなど別カテゴリメーカーのゲーミングデバイスセクションの参入など戦国時代を向かえており生半可な戦略ではシェアを取るのは難しいといわれています。
そこに今回市場に加わった「Rapoo Gaming」についての情報をまとめてみた。
rapooとは
rapoo(中国)はワイヤレスデバイス、周辺機器の中国市場のトップメーカー
同社のモバイル、スマートフォン用のワイヤレスデバイス、周辺機器(キーボード、マウスなど)は代理店のuniqにより既に国内で展開中だが、今回ゲーミングブランド「Rapoo Gaming」が新たに市場に開始された。
基本的にrapooはワイヤレス技術に実績と自信があるメーカー、最近は中国を中心にゲーミングデバイス市場のシェアを伸ばしてきているが同カテゴリとしては新興勢力として考えて良い。
特徴・特色
採用部品、センサーは堅実、定番系を採用し、飛びぬけて奇抜なデザイン、ボタン配置という訳ではない、つまり特徴、特色はあまりない、その分スタンダートなゲーミングデバイスといえる。
塗装、質感は価格相応の加工が施されており、一般的にいう1000円クラスのマウスにあるような安っぽさはない、モデルによっては結構な高級感もあり、外装的な評価はそこそこある。
基本的にプレイするには十分な安定性は確保されているが、シビアに評価するとソフトウェア、ドライバー部分のチューニングについては既存のゲーミングブランドのマウスと比べ、まだ発展途上と思われる細かい改善、調整部分があるように見受けられる。
これについてはどこまで細かい部分を気にするか、対応するかによるが、同社のオンラインファームウェアアップデート機能を活かした進化を期待したい。
lol世界クラスのチームも使用
スポンサードは未確認だが強豪Star Horn Royal Clubもこのメーカーのゲーミングデバイスを使用しているとのこと。
各種ラインナップ
まとめ
国内で人気のマウスと比較してみてもアドバンテージとなる要素は少なく、現時点において総合的に考えるとSteel SeriesやRazer等のシェアを脅かすような存在になるのは厳しいと思われる。
ただし、ゲーミングマウスような繊細な動作が求められるデバイスは実際に握ってプレイしてみないとプレイヤーとの相性は判らない部分も大きく、コストパフォーマンスを考えてると一度は触れてみても良いかもしれない。
また今後、西洋の体格、手、指の大きさをベースに開発されている現在の主要ゲーミングデバイスの人気ブランド品ともっと大きな差をつけたアジア、東洋人向けのデザインが出てきた時、無視できないブランドとなる可能性を秘めた面白い存在である。
関連情報
TEXT: Ark Tech & Marketニュース 編集部 石井克朋