
Mini-STX初のマザーボード単品販売モデル 「H110S-2P」 がECSから
ECSからMini-STXフォームファクタを採用するインテルH110チップセット搭載LGA1151プロセッサー対応の超小型マザーボード「H110S-2P」が登場。 Mini-STX初のマザーボード単品販売モデル、電源はACアダプター(別売)動作タイプでコンパクトサイズながらデスクトップタイプのCPUが搭載可能。
Mini-STXフォームファクタ採用マザーボードとしては初の単品販売となる「ECS H110S-2P」

「ECS H110S-2P」はMini-STXフォームファクタを採用するH110チップセット搭載ソケットLGA1151プロセッサー対応ACアダプター動作タイプのんマザーボード。
Mini-STX採用製品としてはASRockの小型ベアボーンキット「DeskMini 110」に続く2モデル目だが、マザーボード単品販売としては初となる。


Mini-STX(Mini Socket Technology Extended)は基本サイズが140mm x147mmと、Mini-ITX(サイズ 170mm x170mm)よりさらに小型化した規格、手のひらサイズながらデスクトップ用のプロセッサーが搭載可能で自作向けのCPUソケット搭載マザーボード規格としては最小となる。

主な仕様としては、チップセットはintel H110、対応ソケットはLGA1151(Skylake)でTDP65Wまでのプロセッサーに対応、ただし搭載するプロセッサーによりACアダプター容量が異なるので留意が必要だ。
と、いうのもこのマザーボードはACアダプター動作専用で、しかもアダプターは別売となるためユーザーが独自に調達しなくてはならない。
ACアダプターの仕様は、DCジャックサイズは内径2.5mm、外形5.5mm、入力電圧19Vで、推奨のACアダプタのワット数はTDP35Wまでのプロセッサー搭載時に90W、TDP65Wまでのプロセッサー搭載時に120Wの容量が必要となる。

メモリは260pin DDR4 SODIMM x2SLOT(最大32GB)、ストレージインターフェイスはSATA x1、M.2スロットがType-2280(SATA/PCI Express接続)とType-2230(Key E)をそれぞれx1ソケット搭載、Type 2230はWifiモジュール用としている。
拡張スロットはUSB 3.0 x4(リアType-A x2、フロントType-AとType-C各x1) 、USB 2.0 x2(ピンヘッダのみ)、ネットワークは有線Gb LAN(Realtek) x1、画像出力はHDMI x1、DisplayPort x1の2系統が実装され2画面の同時出力に対応、その他、音声入出力など。
ついにマザーボード単品販売も開始した「Mini-STX」フォームファクタ採用製品だが2016年9月の時点では対応ケースや電源などの入手性が極めて低く、折角の最小マザーボードを活かすことが難しい状況。 しかし可能性と魅力を満載した新世代自作向けマザーボードとして今後の関連製品の登場に期待しつつ、いち早く触れてみたいというユーザーを待ち望む製品といった所ではないだろうか。

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