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Apacer MLC NAND採用M.2 2280 NVMe SSD「Z280」シリーズに正規代理店モデルが登場

ApacaerのPhison PS5007-11コントローラーとMLC NANDを組み合わせ最大連続読込2,750MB/sのハイパフォーマンスを実現したPCIe Gen3 x4 NVMe対応 M.2 2280 SSD「Z280」の正規代理店版となる「Z280-RT」シリーズが登場、アキバの一部パーツショップにて2017年8月9日(水)より販売を開始している。 ラインアップは120GBの「AP120GZ280-RT」、240GBの「AP240GZ280-RT」、480GBの「AP480GZ280-RT」の、3容量バリエーション展開。

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公開日: 2017-08-09
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Apacer製PCIe3.0X4 NVMe SSD「Z280」の正規代理店版

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Apacer「Z280-RT」シリーズはコンシューマー用ヘビーユーザー向けPCIe Gen3x4 NVMe転送に対応するハイパフォーマンスタイプのM.2 2280 SSD。

ラインアップは容量M.2 2280バージョンから120GBの「AP120GZ280-RT」、240GBの「AP240GZ280-RT」、480GBの「AP480GZ280-RT」の3容量バリエーション。

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主な特長

Phison PS5007-11 8チャンネルコントローラーと東芝製のMLC NANDを組み合わせ連続読込み最大2,750MB/s(120GBモデルは2,300MB/s)、連続書込み最大1,500MB/s(120GBモデルは1,450MB/s)の高いパフォーマンスと、120bit/2kByteのECC(エラー訂正機能)やオーバープロビジョニング領域の確保など高い信頼性を兼ね備えつつ価格を抑えた事で、よりリーズナブルにクラス最速レベルのパフォーマンスを実現している。

この製品前に見た事がある、と思った人はまさにその通り。 というのも「Z280」シリーズは型番の末尾に「-1」が付いたモデルが2016年秋から販売を開始している。 が、今回入荷したモデルは新たにPIONEER製品などでお馴染みの「STトレード」が正規代理店となり、正規版として再展開を計った「-RT」モデルだ。

基本的には当時と同じ製品のはずだが代理店によるスペックシートの値が異なる。 また、当時はPhisonコントローラーは剥き出しだったが、今回入荷したモデルにはモールドされたタイプもあり混在しているので気になる人は購入前に目視で確認してみる事をお勧めしたい。

仕様についてはモデル毎に多少異なるので以下に比較表を作成してみた。

容量 120GB 240GB 480GB
型番 AP120GZ280-RT AP240GZ280-RT AP480GZ280-RT
フォームファクタ M.2 2280 M.2 2280 M.2 2280
インターフェース PCIe Gen3x4 NVMe PCIe Gen3x4 NVMe PCIe Gen3x4 NVMe
コントローラー Phison PS5007-E7 Phison PS5007-E7 Phison PS5007-E7
NAND MLC MLC MLC
連続読込み(最大) 2,300MB/s 2,750MB/s 2,750MB/s
連続書込み(最大) 1450MB/s 1,500MB/s 1,500MB/s
ランダム読込み IOPS 4KB(最大)
ランダム書込み IOPS 4KB(最大) 160,000 175,000
書込みバイト総数(TBW) 175TB 349TB 698TB
MTBF 200万時間 200万時間 200万時間
保証期間 限定3年 限定3年 限定3年

インターフェースはM2 サイズは2280(80x22x3.8mm)で保証期間は3年、製品保証書が付属する。ヒートシンクなどは付属しないのでサーマルスロットリング対策をオススメしたい。


Apacer

Apacer(アペイサー)について

アペイサー(Apacer)は、台湾の大手製造、開発メーカーの一つ。個性的なメモリモジュールやデジタルストレージ、SSDなどエントリークラスからハイエンドユーザー、サーバー向けまで幅広くラインアップしている。

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ライター

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編集部 アーク石井

パソコンSHOPアークにてPC用メモリーバイヤー兼、管理職も勤める。 スキーとギターをこよなく愛す。アキバ歴23年を活かしたショップ視点でのメモリー関連の記事を主に担当している。