COMポートを8つも搭載する機器制御向けファンレス小型ベアボーンキット「Shuttle XC60J」
ShuttleからintelデュアルコアCeleron J3355(Apollo Lake)SoCプロセッサーを搭載するファンレス仕様のコンパクトタイプベアボーンキット「XC60J」が登場。 シリアルポート×8(RS232、RS232/RS422/RS485)を備える産業用、制御用PCに適した一台。
COMポートを8つも搭載した各種制御向けベアボーンキット「Shuttle XC60J」
Shuttle XC60Jはコードネーム Apollo LakeタイプのデュアルコアSoC intel Celeron J3355プロセッサーをオンボード実装しファンレス動作を実現した容量1.3ℓクラスのコンパクトベアボーンキット。
主な特長としては、最近の市販PCでは珍しいシリアルポート(COMポート)を合計8つ装備、搭載されている動作クロック2.0GHz/バースト時2.5GHz、2MB cache、2コア2スレッド TDP 10WのApollo Lake世代の省電力プロセッサー「SoC intel Celeron J3355」と組み合わせる事で、アイドル時で7W、フルロード(プロセッサー+グラフィックス)時でも19.7Wの低消費電力をファンレスで稼働する産業用や業務用にターゲットを絞った製品。
ストレージ搭載能力は、M.2スロットを1基搭載しSATA3(6.0 Gb/s)接続 もしくは PCI Express Gen2 x4(16Gb/s)接続に対応、さらに12.5mm厚までの2.5インチドライブも1基搭載可能。
その他の仕様として、メモリーは204Pin DDR3L-SODIMM 1600MHzもしくは1866MHzに対応するSLOTx2基を実装、最大8GBまで増設が可能。 ディスプレイ出力はプロセッサーに内蔵されたIntel HD Graphics 500によりHDMI 1.4 (3840 x 2160 @ 30Hz)x1とDisplayPort 1.2 (4096 x 2160 @ 60Hz)x1を備え2画面同時出力が可能。 ネットワークはIntel I211ギガビット有線LANを搭載、無線LANはオプションでM.2 A,E Keyスロット(type 2230)使用して増設が可能。
インターフェイスは、USB3.0 コネクタ x2 (フロント)、USB2.0 コネクタ x4 (フロントx2/リア x2)、COMポート x8 (フロントRS232 x3/リアRS232 x4、RS232/422/485 x1)。
サイズは200(W)mm x238(L)mm x72(H)mm、重量は2.2kg。60WのACアダプターが付属し保証期間は1年。
付属品は、マニュアル(マルチランゲージ)、XPCドライバーDVD、電源ケーブル、ACアダプター、ねじセットなど。
VESAマウントは別売りでオプション「PV02」で対応。スタンドも別売で「PS01」が用意されている。。
シャトルのファンレスで常時稼働が可能な産業用途向けのコンパクトPCのApollo Lake世代SoCプロセッサー搭載版となる「XC60J」だが、対応するOSがウィンドウズ系の場合「Windows 10 64bit」に限定されるので留意が必要だ。
Shuttle(シャトル)について
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